シヴァコフやラブニール覇者加入のUAE　ロースター確定で新ジャージを公開

2023年シーズンのUCIランキング世界一となったUAEチームエミレーツが、来季に向けた新しいジャージデザインを公開した。腕部分の黒を廃し、白一色のシンプルな装いとなった。

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スペイン南東部にあるアリカンテでトレーニング合宿をスタートさせたUAEチームエミレーツは、そのタイミングで2024年に着用する新デザインのチームキットを公開した。2021〜23年まで肩から両腕に入っていた黒が消え、2020年以来となる真っ白なジャージに戻った。またUAEの国旗の色である黒、緑、赤は、ストライプという形で縦に腹部に入るシンプルなデザインとなった。

2023年シーズンはユンボ・ヴィスマやスーダル・クイックステップを破り、UCIポイントランキングで男子チームの世界一となったUAE。ツール・ド・フランスの総合優勝やロード世界選手権こそ逃したものの、タデイ・ポガチャル（スロベニア）はロンド・ファン・フラーンデレンやイル・ロンバルディアで勝利を挙げ、UCIの個人ランキングで3年連続の1位と強さを見せた。

そんな成功を収めたUAEからは来年、マッテオ・トレンティン（イタリア）やパスカル・アッカーマン（ドイツ）、ジョージ・ベネット（ニュージーランド）などかつての中心選手らが離脱。代わりにイネオス・グレナディアーズから強力クライマーであるパヴェル・シヴァコフ（フランス）やドイツTT王者でクラシックライダーのニルス・ポリッツ（ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ）ら、即戦力の2人が加入した。

若手では今年のツール・ド・ラブニールで総合優勝した20歳アイザック・デルトロ（メキシコ）を獲得。また21歳のイゴール・アリエタ（スペイン、エキポ・ケルンファルマ）や19歳にしてロード世界選手権U23の2位に入ったアントニオ・モルガド（ポルトガル、ハーゲンスバーマン・アクセオン）、フィリッポ・バロンチーニ（イタリア、リドル・トレック）など将来が嘱望される若手クライマーたちが加わった。

また今回のトレーニング合宿（12月10〜21日）には、育成チームであるUAEチームエミレーツ・ジェネレーションZに所属する18〜23歳の11名も参加している。