イタリアのパーツブランド、デダ・エレメンティよりグラベルレースに向けたアルミハンドルが登場。コントロール性と安全性を確保しつつ、軽量に仕上げられたケーブル内装対応モデルの"SUPERZERO GRAVEL ALLOY"を紹介しよう。



デダ SUPERZERO GRAVEL ALLOY (c)カワシマサイクルサプライ

高速で未舗装路を駆け抜けるグラベルレース。エンデュランスロードで対応できるコースもあれば、MTBが適しているのではないかと思わせるようなレースもあり、それぞれの路面状況や天候などに合わせた機材チョイスが結果に直結するカテゴリーだ。

中でも重要視されるパーツとして路面と接するタイヤは良く挙げられるが、ライダーと接するハンドルバーもまた、非常に重要な存在だ。通常のロード用ドロップバーから、スーパーワイドなセミドロップハンドル、カーボンの自由度を活かした複雑で特殊な形状のモデルまで、様々なハンドルバーがグラベルバイクに向けて用意されている。

その中で、デダがグラベルレーサーに向けて新たなハンドルを発表。デダのレーシングラインである"SUPERZERO"シリーズに、新たにアルミグラベルハンドルとして"SUPERZERO GRAVEL ALLOY"が加わった。

上部はフラット形状となる (c)カワシマサイクルサプライ

先行してリリースされているカーボンモデルのSUPERZERO GRAVELの形状を受け継ぎつつ、耐久性と強度、そしてコストに優れたアルミハンドルとすることで、過酷な使用環境に置かれがちなオフロードバイクでも気兼ねなく扱える一本となっている。

グラベルライドに求められるコントロールと安定性を増すために、ドロップ部には16°のフレア角が設けられている。バイクが暴れやすいガレた路面や、ハイスピードなダウンヒル区間でも、バイクをしっかり押さえ込み、確実にコントロールできる一本となっている。

一方で、スピードにも配慮して設計されているため、極端なワイドデザインなどは採用されていない。軽量性とエアロを損なうことなく、より多くのコントロールを提供するためのバランスを取った設計のハンドルバーだ。

RHM-EVO形状を採用 (c)カワシマサイクルサプライ

ドロップ部はデダの誇るRHM-EVO形状に。ロードモデルと同じ75mmのリーチ、120mmのコンパクトなドロップ量によって、バートップからブラケット、ドロップ部へのポジションチェンジもクイックかつスムーズになっている。

バートップはフラット形状とされており、エアロ性能にも貢献。手を置いた時の接触面積も増加し、手のひらへの荷重も分散されるため、振動の激しいグラベルレースでも疲れにくいデザインとされている。

また、ケーブル内装を可能とするDCR(Deda インターナルケーブル ルーティング)システムを採用。もはやスタンダードとなったケーブルフル内装バイクにも対応している。もちろん、トラディショナルなバイクと組み合わせる際は外装で組み付けることも可能だ。

ドロップ部は16°フレアしている (c)カワシマサイクルサプライ

サイズは40、42、44、46の4種が用意される。カラーはブラックのベースにポリッシュブラックのロゴが乗せられるPOBのみの展開。重量は320g(※42cm)。価格は19,700円(税込)だ。

デダ SUPERZERO GRAVEL ALLOY
シェイプ:RHM-EVO
マテリアル:6061 アルミニウム
ハンドル径:31,7 mm
リーチ:75 mm 
ドロップ:120 mm
フレア:16°
アウトスイープ:0°
バーボトム幅:48、50、52,54 cm
ハンドル幅:40、42、44、46cm(外-外/ブラケットポジション)
重量:320g(42cm)
カラー:POB(Polish on black)
価格:19,700円(税込)

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