2023/08/20(日) - 12:00
初日から続く寒さに加え、雨が路面と選手を濡らしたアークティックレース・オブ・ノルウェー第3ステージ。2日連続となる上りスプリントをスティーブン・ウィリアムズ(イギリス、イスラエル・プレミアテック)が制し、総合でも首位に立った。
北欧ノルウェーを駆けるアークティックレース・オブ・ノルウェー(UCI.2.Pro)は大会3日目を迎え、この日も複雑なフィヨルドの地形を巡る167kmコースで争われた。コースのほとんどは平坦路だが、フィニッシュ手前2kmから平均10%ほどの登りが設定されたため、スプリンターではなくパンチャーたちが争った。
山岳賞ジャージを着るヴィンセント・ファンヘーメレン(ベルギー、フランダース・バロワーズ)が乗った逃げグループは6名。その中には今年末で男子チームの活動を終えるヒューマンパワードヘルスのポール・ダブル(イギリス)も入り、イスラエル・プレミアテックなどが牽引するメイン集団に最大5分差をつけた。
前日と同様に横風による集団の分断が発生するなか、選手たちを大粒の雨が襲う。しかしその後プロトンはひと塊に戻り、逃げグループからはファンヘーメレンが単独で粘ったものの残り2.8km地点で吸収。勝負は3日連続で集団スプリントに持ち込まれた。
ウノエックス・プロサイクリングチームがハイペースに持ち込むなか、10%を超える勾配でスティーブン・ウィリアムズ(イギリス、イスラエル・プレミアテック)が仕掛ける。それをトビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリングチーム)やクリスティアン・スカローニ(イタリア、アスタナ・カザフスタン)が迫ったものの、ウィリアムズがライバルを振り切り勝利を挙げた。
「チームメイトの走りに勝利で報いることができた。今日は自信があり、責任を果たすことができたよ。向かい風でスピードが上がらなかったものの、なんとか踏み込み勝利を掴んだ。これがチーム移籍後初勝利なので嬉しいよ」。そう喜んだウィリアムズは今年バーレーン・ヴィクトリアスから移籍した27歳で、プロ通算4勝目と共にリーダージャージを手に入れた。
翌日の最終日はラストに超級山岳を越えてフィニッシュに向かう丘陵ステージ。3日連続でパンチャーが活躍するレースとなりそうだ。
北欧ノルウェーを駆けるアークティックレース・オブ・ノルウェー(UCI.2.Pro)は大会3日目を迎え、この日も複雑なフィヨルドの地形を巡る167kmコースで争われた。コースのほとんどは平坦路だが、フィニッシュ手前2kmから平均10%ほどの登りが設定されたため、スプリンターではなくパンチャーたちが争った。
山岳賞ジャージを着るヴィンセント・ファンヘーメレン(ベルギー、フランダース・バロワーズ)が乗った逃げグループは6名。その中には今年末で男子チームの活動を終えるヒューマンパワードヘルスのポール・ダブル(イギリス)も入り、イスラエル・プレミアテックなどが牽引するメイン集団に最大5分差をつけた。
前日と同様に横風による集団の分断が発生するなか、選手たちを大粒の雨が襲う。しかしその後プロトンはひと塊に戻り、逃げグループからはファンヘーメレンが単独で粘ったものの残り2.8km地点で吸収。勝負は3日連続で集団スプリントに持ち込まれた。
ウノエックス・プロサイクリングチームがハイペースに持ち込むなか、10%を超える勾配でスティーブン・ウィリアムズ(イギリス、イスラエル・プレミアテック)が仕掛ける。それをトビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリングチーム)やクリスティアン・スカローニ(イタリア、アスタナ・カザフスタン)が迫ったものの、ウィリアムズがライバルを振り切り勝利を挙げた。
「チームメイトの走りに勝利で報いることができた。今日は自信があり、責任を果たすことができたよ。向かい風でスピードが上がらなかったものの、なんとか踏み込み勝利を掴んだ。これがチーム移籍後初勝利なので嬉しいよ」。そう喜んだウィリアムズは今年バーレーン・ヴィクトリアスから移籍した27歳で、プロ通算4勝目と共にリーダージャージを手に入れた。
翌日の最終日はラストに超級山岳を越えてフィニッシュに向かう丘陵ステージ。3日連続でパンチャーが活躍するレースとなりそうだ。
アークティックレース・オブ・ノルウェー2023第3ステージ結果
1位 | スティーブン・ウィリアムズ(イギリス、イスラエル・プレミアテック) | 4:02:58 |
2位 | クレモン・シャンプッサン(フランス、アルケア・サムシック) | |
3位 | クリスティアン・スカローニ(イタリア、アスタナ・カザフスタン) | |
4位 | トビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリングチーム) | |
5位 | ディラン・トゥーンス(ベルギー、イスラエル・プレミアテック) |
個人総合成績
1位 | スティーブン・ウィリアムズ(イギリス、イスラエル・プレミアテック) | 11:37:28 |
2位 | クリスティアン・スカローニ(イタリア、アスタナ・カザフスタン) | +0:01 |
3位 | トビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリングチーム) | +0:09 |
4位 | ケヴィン・ヴェルマーク(アメリカ、DSM・フィルメニッヒ) | +0:11 |
5位 | ディラン・トゥーンス(ベルギー、イスラエル・プレミアテック) | +0:12 |
その他の特別賞
ポイント賞 | クリスティアン・スカローニ(イタリア、アスタナ・カザフスタン) |
山岳賞 | ヴィンセント・ファンヘーメレン(ベルギー、フランダース・バロワーズ) |
ヤングライダー賞 | トビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリングチーム) |
チーム総合成績 | イスラエル・プレミアテック |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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