2023/08/01(火) - 12:00
国内における市民レースの最高峰として、ホビーレーサーから絶大な人気を誇る「ツール・ド・おきなわ」。アマチュアレーサーの最強を決める最長200kmの市民レースから、南国リゾートの沖縄を楽しみ尽くすサイクリング部門まで揃う国内最大級のサイクリングイベントを紹介しよう。
日本のロードレースシーズンを締めくくる大会として35年の歴史を有する伝統の一戦がツール・ド・おきなわ。ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、台湾、香港などアジア諸国の招聘チームと日本のプロチームが激突するUCI公認のチャンピオンレース、最長200kmの市民レース、そして沖縄を堪能するサイクリング部門と幅広い種目を用意する大規模なサイクリングイベントだ。
コロナ禍のために2019年大会より2年間の空白を経て昨年復活を果たしたツール・ド・おきなわだが、今年も11月11~12日に開催されることが発表された。エントリーも本日8月1日正午より開始される。
ツール・ド・おきなわが開催される11月の12~13日は、日本の誇る南国リゾートの沖縄に国内外から多くのサイクリストが集まる2日間。その中でも最高峰のカテゴリーに位置づけられるレースが男子チャンピオンレースだ。UCIアジアツアー1.2にカテゴライズされる国際レースとなり、欧米や近隣アジア諸国から選手を招聘予定。国内のプロレーサーたちも多く参加し、長かったシーズンの総決算として各チーム総力を注いだ熱いバトルが展開される。
女子についても、世界のトップライダーが来日する女子国際ロードレースが開催される。こちらはUCIレースではないものの、国内外から有力選手が参加する。こちらも世界レベルのロードレースが繰り広げられるだろう。
男子と女子、それぞれの国際ロードレースも例年高い注目を集めているが、やはりツール・ド・おきなわといえば一般サイクリストも参加することが出来る市民レースこそが最注目カテゴリーといっても過言ではないだろう。
距離別に200km、140km、100km、50kmという4クラスが用意されており、自らの走力に合わせて参加することが出来る。なお、これまで市民210kmという名称だった最長カテゴリーは昨年のコース変更に伴う距離短縮もあり「市民200km」と改称されている。国内で開催される競技登録なしで参加できる市民レースの中で最高峰の大会であり、どのカテゴリーでも過酷なサバイバルレースが展開される。
特に最長クラスである市民200kmはその距離、難易度からホビーレーサーの甲子園と呼ばれ、勝者は最強のアマチュアレーサーといっても過言ではない特別なレースである。この「おきなわ200」をシーズン、更には自転車競技人生における目標に定める人も多いのではないだろうか。
また、140km、100km、50kmの部は全年齢対象のオープンクラスが各カテゴリーで年齢の壁を越えたNo.1を決める種目として設定されている。更に、140kmと100kmには40歳以上のマスターズクラスが設定され、50kmの部には40代、50代、60代以上の年代別カテゴリー、そしてレディースレースや中学生レースも設定される。
さらに、初めて公道レースに参加したいという方向けの「チャレンジレース」も開催。こちらも50kmコースとされ、オープンカテゴリーと40代、50代以上の3つの種目が用意される。また、小学生に初めて公道レースの楽しみを提供する10kmのイベントも開催される。
また、トラブルとは切っても切れないロードレースという競技だが、今年はこれまで以上の医療救護体制の充実化を図るという。ドクターカー6台と救護車4台、合計10台という体制が組まれるとのことで、万が一の際も安心してレースに参加することが出来るだろう。参加者の安全はもちろん、地域の医療資源への負担を軽減するための取り組みとなっている。
青い海と青い空、おきなわグルメも楽しめるサイクリング部門
国内でも希少なUCIレースとなるチャンピオンレースや、ホビーレーサーにとっては完走するだけでも名誉となる市民レースなど、これまでお伝えしてきたようにレース部門に注目が集まることの多いツール・ド・おきなわだが、実はレース以外にも沖縄の魅力を堪能できるサイクリング種目も充実している。
日本で唯一の南国でもある沖縄、その中でも豊かな自然に恵まれているのがツール・ド・おきなわの舞台となる県北部のやんばるエリア。サイクリング部門には、そんなやんばるの海岸線を巡る173kmの「やんばるセンチュリーライド」を筆頭に5つの種目が用意され、それぞれの地域の魅力を味わえるコースが用意される。
サイクリング種目の中でも最長の距離を走るのがやんばるセンチュリーライド。沖縄の北東部であり、レース部門の舞台となるやんばるの市町村(名護市、本部町、今帰仁村、大宜味村、国頭村、東村)を一日で走りきる173kmのロングライドだ。海岸線沿いのコースながら獲得標高は1,900mほどになるため、レースではなくとも一筋縄ではいかない走りごたえのあるルート設定となっている。
中級者向けには沖縄本島の中部を90kmほど走るチャレンジサイクリングがおすすめ。大会メイン会場となる名護市の21世紀の森体育館をスタートし、宜野座村、金武町、恩納村といった市町村を駆け抜けていく。獲得標高は1,298mとなっており、幅広いレベルの人が楽しめる内容となっている。海岸線から見える美しい海は必見だ。
また本島だけではなく、沖縄本島から北西にある離島、伊江島を巡るファミリーサイクリングも実施。名護を出発した後、本部港からフェリーに乗り、伊江島へ。伊江島の中央に立つ、美しいイイジマタッチュー(城山)を眺めながら走るコースとなっている。本島とはまた少し異なる雰囲気を味わえるはずだ。
さらに今年新設されるのが伊是名島を巡る60kmのサイクリング。離島ならではの美しい海、そして昔ながらの沖縄の街並みを楽しみながら味わえる魅力的なルートが設定される。また、一般募集はされないものの海洋記念博公園を舞台とした「バリアフリーサイクリング」といった企画も実施されるとのことだ。
現在申込受付中!人気種目は早めに申し込もう
ロードシーズンの締めくくりとなるツール・ド・おきなわ。今年もレース部門、サイクリング部門ともに人気が予想される。8月1日正午より申し込みが開始。市民200kmなど例年キャンセル待ちとなる種目も多く、他の種目も早々に埋まることが予想されるため、参加希望の人は早めにエントリー済ませておいた方が良いだろう。
エントリーはスポーツエントリー(レース種目)、スポーツエントリー(サイクリング種目)や電話(0570-039-846)およびFAX(0120-37-8434)、事務局窓口で受け付けている。詳しくは大会サイト内エントリーページを参照のこと。
第35回ツール・ド・おきなわ
開催日:2023年11月11日(土)~12日(日)
エントリー期間:~9月30日(土)
種目:国際ロードレース(男子、女子)、市民ロードレース(200km、140km、100km、50km)、サイクリング部門(やんばるセンチュリーライド、チャレンジサイクリング、伊江島ファミリーサイクリング、伊是名島サイクリング)
日本のロードレースシーズンを締めくくる大会として35年の歴史を有する伝統の一戦がツール・ド・おきなわ。ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、台湾、香港などアジア諸国の招聘チームと日本のプロチームが激突するUCI公認のチャンピオンレース、最長200kmの市民レース、そして沖縄を堪能するサイクリング部門と幅広い種目を用意する大規模なサイクリングイベントだ。
コロナ禍のために2019年大会より2年間の空白を経て昨年復活を果たしたツール・ド・おきなわだが、今年も11月11~12日に開催されることが発表された。エントリーも本日8月1日正午より開始される。
ツール・ド・おきなわが開催される11月の12~13日は、日本の誇る南国リゾートの沖縄に国内外から多くのサイクリストが集まる2日間。その中でも最高峰のカテゴリーに位置づけられるレースが男子チャンピオンレースだ。UCIアジアツアー1.2にカテゴライズされる国際レースとなり、欧米や近隣アジア諸国から選手を招聘予定。国内のプロレーサーたちも多く参加し、長かったシーズンの総決算として各チーム総力を注いだ熱いバトルが展開される。
女子についても、世界のトップライダーが来日する女子国際ロードレースが開催される。こちらはUCIレースではないものの、国内外から有力選手が参加する。こちらも世界レベルのロードレースが繰り広げられるだろう。
男子と女子、それぞれの国際ロードレースも例年高い注目を集めているが、やはりツール・ド・おきなわといえば一般サイクリストも参加することが出来る市民レースこそが最注目カテゴリーといっても過言ではないだろう。
距離別に200km、140km、100km、50kmという4クラスが用意されており、自らの走力に合わせて参加することが出来る。なお、これまで市民210kmという名称だった最長カテゴリーは昨年のコース変更に伴う距離短縮もあり「市民200km」と改称されている。国内で開催される競技登録なしで参加できる市民レースの中で最高峰の大会であり、どのカテゴリーでも過酷なサバイバルレースが展開される。
特に最長クラスである市民200kmはその距離、難易度からホビーレーサーの甲子園と呼ばれ、勝者は最強のアマチュアレーサーといっても過言ではない特別なレースである。この「おきなわ200」をシーズン、更には自転車競技人生における目標に定める人も多いのではないだろうか。
また、140km、100km、50kmの部は全年齢対象のオープンクラスが各カテゴリーで年齢の壁を越えたNo.1を決める種目として設定されている。更に、140kmと100kmには40歳以上のマスターズクラスが設定され、50kmの部には40代、50代、60代以上の年代別カテゴリー、そしてレディースレースや中学生レースも設定される。
さらに、初めて公道レースに参加したいという方向けの「チャレンジレース」も開催。こちらも50kmコースとされ、オープンカテゴリーと40代、50代以上の3つの種目が用意される。また、小学生に初めて公道レースの楽しみを提供する10kmのイベントも開催される。
また、トラブルとは切っても切れないロードレースという競技だが、今年はこれまで以上の医療救護体制の充実化を図るという。ドクターカー6台と救護車4台、合計10台という体制が組まれるとのことで、万が一の際も安心してレースに参加することが出来るだろう。参加者の安全はもちろん、地域の医療資源への負担を軽減するための取り組みとなっている。
青い海と青い空、おきなわグルメも楽しめるサイクリング部門
国内でも希少なUCIレースとなるチャンピオンレースや、ホビーレーサーにとっては完走するだけでも名誉となる市民レースなど、これまでお伝えしてきたようにレース部門に注目が集まることの多いツール・ド・おきなわだが、実はレース以外にも沖縄の魅力を堪能できるサイクリング種目も充実している。
日本で唯一の南国でもある沖縄、その中でも豊かな自然に恵まれているのがツール・ド・おきなわの舞台となる県北部のやんばるエリア。サイクリング部門には、そんなやんばるの海岸線を巡る173kmの「やんばるセンチュリーライド」を筆頭に5つの種目が用意され、それぞれの地域の魅力を味わえるコースが用意される。
サイクリング種目の中でも最長の距離を走るのがやんばるセンチュリーライド。沖縄の北東部であり、レース部門の舞台となるやんばるの市町村(名護市、本部町、今帰仁村、大宜味村、国頭村、東村)を一日で走りきる173kmのロングライドだ。海岸線沿いのコースながら獲得標高は1,900mほどになるため、レースではなくとも一筋縄ではいかない走りごたえのあるルート設定となっている。
中級者向けには沖縄本島の中部を90kmほど走るチャレンジサイクリングがおすすめ。大会メイン会場となる名護市の21世紀の森体育館をスタートし、宜野座村、金武町、恩納村といった市町村を駆け抜けていく。獲得標高は1,298mとなっており、幅広いレベルの人が楽しめる内容となっている。海岸線から見える美しい海は必見だ。
また本島だけではなく、沖縄本島から北西にある離島、伊江島を巡るファミリーサイクリングも実施。名護を出発した後、本部港からフェリーに乗り、伊江島へ。伊江島の中央に立つ、美しいイイジマタッチュー(城山)を眺めながら走るコースとなっている。本島とはまた少し異なる雰囲気を味わえるはずだ。
さらに今年新設されるのが伊是名島を巡る60kmのサイクリング。離島ならではの美しい海、そして昔ながらの沖縄の街並みを楽しみながら味わえる魅力的なルートが設定される。また、一般募集はされないものの海洋記念博公園を舞台とした「バリアフリーサイクリング」といった企画も実施されるとのことだ。
現在申込受付中!人気種目は早めに申し込もう
ロードシーズンの締めくくりとなるツール・ド・おきなわ。今年もレース部門、サイクリング部門ともに人気が予想される。8月1日正午より申し込みが開始。市民200kmなど例年キャンセル待ちとなる種目も多く、他の種目も早々に埋まることが予想されるため、参加希望の人は早めにエントリー済ませておいた方が良いだろう。
エントリーはスポーツエントリー(レース種目)、スポーツエントリー(サイクリング種目)や電話(0570-039-846)およびFAX(0120-37-8434)、事務局窓口で受け付けている。詳しくは大会サイト内エントリーページを参照のこと。
第35回ツール・ド・おきなわ
開催日:2023年11月11日(土)~12日(日)
エントリー期間:~9月30日(土)
種目:国際ロードレース(男子、女子)、市民ロードレース(200km、140km、100km、50km)、サイクリング部門(やんばるセンチュリーライド、チャレンジサイクリング、伊江島ファミリーサイクリング、伊是名島サイクリング)