2023/07/31(月) - 20:07
JBCFトラックシリーズの第2戦となる「東日本トラック」が、7月29日と30日の2日間に渡り長野県松本市の美鈴湖自転車競技場で開催された。男子4kmチームパーシュートでは、シエルブルー鹿屋が実業団新記録を樹立。男子4km個人パーシュートでは、伊澤将也(シエルブルー鹿屋)が実業団新記録で優勝した。大会の模様をフォトレポートする。
JBCF(一般社団法人 日本実業団自転車競技連盟)が主催するトラック競技のシリーズ戦は年間3戦開催される。第1戦は7月25日に岸和田競輪場で開催された「西日本トラック」、第2戦は今回の「東日本トラック」、第3戦は10月7日・8日に西武園競輪場で「全日本トラックチャンピオンシップ」が予定されている。
今回の東日本トラックの会場は、長野県松本市の美鈴湖自転車競技場。標高1000mに位置する333.33mのトラックは、「記録製造バンク」とも言われ、空気の薄い高地効果により数々の新記録が誕生。今大会も2日間共に好天に恵まれ、夏の暑さの中ながら好記録が期待された。
一方で、インカレを1ヶ月後に控えた大学生が多数出場。オープン参加扱いとなるため表彰対象外となるものの、各種目でレベルの高い争いを繰り広げた。
スクラッチ
スクラッチは男女共に独走で勝負が決まった。男子は釜田佳典(群馬グリフィンレーシングチーム)が終盤を独走逃げ切り。女子は成海綾香(シエルブルー鹿屋)が中盤から独走して集団をラップ。最後のスプリントも首位となって優勝した。
男子スプリント
スプリント予選の200mフライングタイムトライアル(FTT)は、予選通過ラインが10秒6のハイレベルな争いとなった。トップタイムは水澤秀哉(BMレーシングZUNOW)の10秒068。オープン参加のため参考記録となるが、実業団記録を上回った。決勝は三神遼矢(日本大学・オープン参加)と野中龍之介(明治大学・オープン参加)の対戦となり、三神が2本連取で首位となった。
チームパーシュート・個人パーシュート
男子チームパーシュートは、古谷田貴斗、伊澤将也、原田裕成、冨尾大地で出走したシエルブルー鹿屋が、4分13秒414の実業団新記録で優勝。同組で出走した群馬グリフィンは、前半を金子宗平が先頭固定で走ってペースを作り、大会記録を上回る4分17秒309で2位となった。
男子4km個人パーシュートは上位3名が実業団記録を上回るハイレベルな争いとなり、優勝した伊澤将也(シエルブルー鹿屋)の4分27秒123が新たな新記録となった。
500mタイムトライアル・1kmタイムトライアル
男子1kmタイムトライアルでは、邊見竜馬(日本大学)が実業団記録を上回る1分3秒655を出して全体のトップとなった(オープン参加のため参考記録)。優勝は全体の3位タイムを出した原田裕成(シエルブルー鹿屋)。女子500mタイムトライアルは山本さくら(シエルブルー鹿屋)が優勝した。
男子エリミネイション、男子ポイントレース
単独種目として行われた男子エリミネイションは、風間竜太(アヴニールサイクリング山梨)が優勝。ポイントレースは終始レースをリードした佐藤健(愛三工業レーシングチーム)が、冨尾大地(シエルブルー鹿屋)との競り合いを制して優勝した。
ケイリン
オムニアム
4種目の総合成績を争うオムニアムは、スクラッチ、テンポレースを終えてポイントリーダーとなった伊藤恭(群馬グリフィンレーシングチーム)が、エリミネイションで最初の除外を受けて後退。佐藤健(愛三工業レーシングチーム)がポイントリーダーとなって迎えた最後のポイントレースでは、上位勢が次々と遅れる中、佐藤が堅実にポイントを重ねて首位を維持する。後半に入ると伊藤が1位通過を繰り返して佐藤を猛追。エリミネイションでついた20ポイント差を詰めて2位に浮上する。しかし佐藤も粘って7ポイント差で逃げ切り、優勝を決めた。
text&photo:Satoru Kato
JBCF(一般社団法人 日本実業団自転車競技連盟)が主催するトラック競技のシリーズ戦は年間3戦開催される。第1戦は7月25日に岸和田競輪場で開催された「西日本トラック」、第2戦は今回の「東日本トラック」、第3戦は10月7日・8日に西武園競輪場で「全日本トラックチャンピオンシップ」が予定されている。
今回の東日本トラックの会場は、長野県松本市の美鈴湖自転車競技場。標高1000mに位置する333.33mのトラックは、「記録製造バンク」とも言われ、空気の薄い高地効果により数々の新記録が誕生。今大会も2日間共に好天に恵まれ、夏の暑さの中ながら好記録が期待された。
一方で、インカレを1ヶ月後に控えた大学生が多数出場。オープン参加扱いとなるため表彰対象外となるものの、各種目でレベルの高い争いを繰り広げた。
スクラッチ
スクラッチは男女共に独走で勝負が決まった。男子は釜田佳典(群馬グリフィンレーシングチーム)が終盤を独走逃げ切り。女子は成海綾香(シエルブルー鹿屋)が中盤から独走して集団をラップ。最後のスプリントも首位となって優勝した。
男子スプリント
スプリント予選の200mフライングタイムトライアル(FTT)は、予選通過ラインが10秒6のハイレベルな争いとなった。トップタイムは水澤秀哉(BMレーシングZUNOW)の10秒068。オープン参加のため参考記録となるが、実業団記録を上回った。決勝は三神遼矢(日本大学・オープン参加)と野中龍之介(明治大学・オープン参加)の対戦となり、三神が2本連取で首位となった。
チームパーシュート・個人パーシュート
男子チームパーシュートは、古谷田貴斗、伊澤将也、原田裕成、冨尾大地で出走したシエルブルー鹿屋が、4分13秒414の実業団新記録で優勝。同組で出走した群馬グリフィンは、前半を金子宗平が先頭固定で走ってペースを作り、大会記録を上回る4分17秒309で2位となった。
男子4km個人パーシュートは上位3名が実業団記録を上回るハイレベルな争いとなり、優勝した伊澤将也(シエルブルー鹿屋)の4分27秒123が新たな新記録となった。
500mタイムトライアル・1kmタイムトライアル
男子1kmタイムトライアルでは、邊見竜馬(日本大学)が実業団記録を上回る1分3秒655を出して全体のトップとなった(オープン参加のため参考記録)。優勝は全体の3位タイムを出した原田裕成(シエルブルー鹿屋)。女子500mタイムトライアルは山本さくら(シエルブルー鹿屋)が優勝した。
男子エリミネイション、男子ポイントレース
単独種目として行われた男子エリミネイションは、風間竜太(アヴニールサイクリング山梨)が優勝。ポイントレースは終始レースをリードした佐藤健(愛三工業レーシングチーム)が、冨尾大地(シエルブルー鹿屋)との競り合いを制して優勝した。
ケイリン
オムニアム
4種目の総合成績を争うオムニアムは、スクラッチ、テンポレースを終えてポイントリーダーとなった伊藤恭(群馬グリフィンレーシングチーム)が、エリミネイションで最初の除外を受けて後退。佐藤健(愛三工業レーシングチーム)がポイントリーダーとなって迎えた最後のポイントレースでは、上位勢が次々と遅れる中、佐藤が堅実にポイントを重ねて首位を維持する。後半に入ると伊藤が1位通過を繰り返して佐藤を猛追。エリミネイションでついた20ポイント差を詰めて2位に浮上する。しかし佐藤も粘って7ポイント差で逃げ切り、優勝を決めた。
text&photo:Satoru Kato
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