アメリカに拠点を置くフレーム/パーツブランドのリッチーからインターナルケーブルルーティングに対応したグラベル向けドロップバー"WCS BUTANO インターナル ルーティング"が登場。より快適な操作性を実現した一本を紹介しよう。



リッチー WCS BUTANO (c)東京サンエス

MTB創成期において、大きな役割を果たしたレジェンド、トム・リッチー。彼が興したリッチーは、独自の設計哲学である「リッチーロジック」をコアとし、フレームからはハンドル、シートポストなど様々なカテゴリーのプロダクトを手掛ける総合ブランドだ。

オンロード/オフロードを問わず、魅力的な製品をラインアップするリッチーだが、中でもハンドルは同社が得意とする分野。今回、グラベル向けのドロップバーとして人気を誇るBUTANOがインターナルケーブルに対応し、リニューアルを果たした。

オフロードでもコントローラブルなフレア形状 (c)東京サンエス

トム・リッチーの家の裏にあるトレイルから名前を取ったBUTANO。MTB黎明期において、リッチー自身が走り込んだトレイルであり、思い入れの深い地名が与えられたこのハンドルは、オフロードライドにおいても十分な快適性とコントロール性を有した一本として開発されている。

よりリラックスしたポジションを可能とする5度のバックスイープ、そして18度のフレア形状によってオフロードでもバイクを抑え込みやすく、高いコントロール性能を実現した。

インターナルケーブル仕様となったリッチー WCS BUTANO (c)東京サンエス

115mmのドロップ、73mmのリーチというコンパクトな設計で、快適なライドポジションを実現。ハンドルの上部セクションはエルゴノミックかつエアロダイナミックなフラット形状とされ、長時間上ハンドルを握っていても、手のひらが疲れづらい設計だ。

素材には6066トリプルバテッドアルミが用いられ、軽量かつ高い強度を確保している。増加するケーブルフル内装バイクに対応するべく、各所にケーブルルーティング用のホールが空けられており、様々な方式のバイクに取り付け可能となった。

サイズは400mmと420mm。重量は290g(420mm)となっている。価格は20,350円(税込)だ。



リッチー WCS BUTANO インターナル ルーティング
カラー:BLATTE BK  
サイズ:400・420mm(C-C)
ドロップ/リーチ:115/73mm  
フレアーアウト:0° 
ドロップフレアー:18°  
バックスウィープ:5°
クランプ径:31.8mm  
素材:6066アルミトリプルバテッド
重量:290g(420mm)
価格:20,350円(税込)
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