2023/04/21(金) - 19:00
非常に多くの来場者が訪れたサイクルモード東京に集ったブースを紹介。今回はファクターを中心に据えたトライスポーツ、カブト、iRCをピックアップしよう。
ファクターの試乗車をズラリと並べたトライスポーツ
毎年ユニークなプロダクトを並べエンスーなサイクリストから注目されてきたトライスポーツは、ファクターを中心に据えたブースを展開。フラッグシップモデルのOSTRO VAMを中心にOSTRO GRAVELなどを含めた試乗車を用意し、イスラエル・プレミアテックの選手が使用するレースバイクの具合を試せる貴重なひとときとなった。
そして、今回のサイクルモードではまだ公式ページにすら掲載されていないOSTRO VAMの新色が目玉。カーボン地を確認できるクリア仕上げのベースにゴールドのレタリングを施したモデルは非常にゴージャスで、ハイエンドバイクを所有する満足度を高めてくれそう。OSTRO VAMの完成車やフレームセット+ホイールのパッケージ販売で付属するブラックインクのホイールもフレームと同じように美しいカーボンとゴールドの文字で統一されており、ぜひパッケージで購入したいと思わせる内容だった。このフレームは5バトンホイールも選択可能とのことで、人とは違ったセットでバイクを組めるのは嬉しい。
先日発表されたばかりのCHAMELEONカラーも注目の的。見る角度によって色味が変化するフレームカラーと虹色に変化するロゴによって高級感あふれる1台に仕上げられている。また、JCL TEAM UKYOのレイモンド・クレダーがツール・ド・台湾で使用したOSTRO VAMがそのまま並べられ、ハンドルバーに貼り付けられたコースプロフィール図などからレースの雰囲気を感じられる展示となっていた。
小物類から目が離せないのもトライスポーツのブースだ。今回のサイクルモードに持ち込まれたのはスプレーバイクとそのペイント用ペン、カラーワックス、SUMCのカメレオンカラーなどカラーコーディネートに関するものが多数。そしてダリモの軽量パーツやTNIのニッチをつくパーツなどを隈なくチェックする来場者は多かったようだ。筆者のおすすめはタイヤグライダーだ。
シティ系ヘルメットを試す人が多数。ブースを心機一転したカブト
今年のカブトはブースが例年からガラリと変化した。スタッフと対面するカウンター形式とすることで、コミュニケーションをとりながらヘルメットの相談が行えるようになっていた。また、ヘルメットが雛壇の上にズラリと並べられたディスプレイも壮観で、サイズやカラーなどを含めたラインアップ数の多さに圧倒された来場者は多かったのではないだろうか。
雛壇に並べられたモデルの多くはロード系を中心としたスポーツユースのヘルメットで、その中でもAERO-R2やVOLZZAの人気は高い。新色をチェックできる機会でもあるため、多くのサイクリストが足を止めていた。
スポーツモデルのニーズが高いのは例年通りだが、今年はアーバンユースモデルの注目度がグッと高まっていた。これはヘルメット着用努力義務化の影響で、帽子のような見た目のDAYSやSICURE、ポップなシェルデザインのCANVASシリーズなどにも人だかりができていた。
JETTY PLUSなど新製品をラインアップしたiRC
来場者限定のノベルティプレゼントキャンペーンや、タイヤが当たる企画などを催したiRCのブースは開場とともに大盛況。iRCのサコッシュを提げている方を見かけた方も多かったのではないだろうか。ちなみにiRCのスポンジはテクノロジーが詰め込まれた物とのことなので、手にした方はぜひ使ってみて欲しい。
ブースの前面に押し出されたのはカジュアルな雰囲気を感じされるフォトブース。ここも来場記念企画の一環で肩の力を抜いて写真を撮れるという物だが、展示されていたバイクには販売されていないタンサイドのBOKEN DOUBLE CROSSがアセンブルされており、実は注目の一角だった。このブースに置かれた小物も実はこだわり尽くしており、名古屋を拠点とするiRCだけにあんパンが用意されているなど遊び心に富んでいたため、来年もこの企画が行われるなら、ぜひ色々な仕掛けを探してみてほしい。
新製品としてはクロスバイクなどにぴったりなアーバンモデル"JETTY PLUS"がローンチされた。街乗り用タイヤだからと言って侮ることなかれ。コンパウンドにはASPITEやFORMULAシリーズで培ったテクノロジーが詰め込まれており、転がり抵抗の試験も行なっているという。トレッド面がカラーのモデルや、開発者肝入りというタンサイドも用意されているため、カラーコーディネートでも満足できそうだ。
エンスーなマウンテンバイクユーザーに向けた限定タイヤ"TANKEN GEKKOTA"が販売に先行して展示された。これはオートバイのハードエンデューロシーンを席巻しているソフトコンパウンドを自転車用に落とし込んだモデルであり、絶大なグリップ力を備えていると期待できる一本だ。GEKKOTAというのはそのハードエンデューロ用タイヤのモデル名だ。
そして参考出品されたのがBOKEN G-CLOWとDOUBLECROSSだ。前者はiRCの定番MTBクロスカントリータイヤをグラベル用にアレンジした物であり、信頼のおけるグラベルタイヤに仕上がっていそうだ。DOUBLECROSSはサポートライダーのピーター・ステティナが愛用するモデル。いずれも国内展開は未定だが、iRCがアメリカで積極的に参加するグラベルシーンの盛り上がりを感じさせるタイヤだ。
text&photo:Gakuto Fujiwara
ファクターの試乗車をズラリと並べたトライスポーツ
毎年ユニークなプロダクトを並べエンスーなサイクリストから注目されてきたトライスポーツは、ファクターを中心に据えたブースを展開。フラッグシップモデルのOSTRO VAMを中心にOSTRO GRAVELなどを含めた試乗車を用意し、イスラエル・プレミアテックの選手が使用するレースバイクの具合を試せる貴重なひとときとなった。
そして、今回のサイクルモードではまだ公式ページにすら掲載されていないOSTRO VAMの新色が目玉。カーボン地を確認できるクリア仕上げのベースにゴールドのレタリングを施したモデルは非常にゴージャスで、ハイエンドバイクを所有する満足度を高めてくれそう。OSTRO VAMの完成車やフレームセット+ホイールのパッケージ販売で付属するブラックインクのホイールもフレームと同じように美しいカーボンとゴールドの文字で統一されており、ぜひパッケージで購入したいと思わせる内容だった。このフレームは5バトンホイールも選択可能とのことで、人とは違ったセットでバイクを組めるのは嬉しい。
先日発表されたばかりのCHAMELEONカラーも注目の的。見る角度によって色味が変化するフレームカラーと虹色に変化するロゴによって高級感あふれる1台に仕上げられている。また、JCL TEAM UKYOのレイモンド・クレダーがツール・ド・台湾で使用したOSTRO VAMがそのまま並べられ、ハンドルバーに貼り付けられたコースプロフィール図などからレースの雰囲気を感じられる展示となっていた。
小物類から目が離せないのもトライスポーツのブースだ。今回のサイクルモードに持ち込まれたのはスプレーバイクとそのペイント用ペン、カラーワックス、SUMCのカメレオンカラーなどカラーコーディネートに関するものが多数。そしてダリモの軽量パーツやTNIのニッチをつくパーツなどを隈なくチェックする来場者は多かったようだ。筆者のおすすめはタイヤグライダーだ。
シティ系ヘルメットを試す人が多数。ブースを心機一転したカブト
今年のカブトはブースが例年からガラリと変化した。スタッフと対面するカウンター形式とすることで、コミュニケーションをとりながらヘルメットの相談が行えるようになっていた。また、ヘルメットが雛壇の上にズラリと並べられたディスプレイも壮観で、サイズやカラーなどを含めたラインアップ数の多さに圧倒された来場者は多かったのではないだろうか。
雛壇に並べられたモデルの多くはロード系を中心としたスポーツユースのヘルメットで、その中でもAERO-R2やVOLZZAの人気は高い。新色をチェックできる機会でもあるため、多くのサイクリストが足を止めていた。
スポーツモデルのニーズが高いのは例年通りだが、今年はアーバンユースモデルの注目度がグッと高まっていた。これはヘルメット着用努力義務化の影響で、帽子のような見た目のDAYSやSICURE、ポップなシェルデザインのCANVASシリーズなどにも人だかりができていた。
JETTY PLUSなど新製品をラインアップしたiRC
来場者限定のノベルティプレゼントキャンペーンや、タイヤが当たる企画などを催したiRCのブースは開場とともに大盛況。iRCのサコッシュを提げている方を見かけた方も多かったのではないだろうか。ちなみにiRCのスポンジはテクノロジーが詰め込まれた物とのことなので、手にした方はぜひ使ってみて欲しい。
ブースの前面に押し出されたのはカジュアルな雰囲気を感じされるフォトブース。ここも来場記念企画の一環で肩の力を抜いて写真を撮れるという物だが、展示されていたバイクには販売されていないタンサイドのBOKEN DOUBLE CROSSがアセンブルされており、実は注目の一角だった。このブースに置かれた小物も実はこだわり尽くしており、名古屋を拠点とするiRCだけにあんパンが用意されているなど遊び心に富んでいたため、来年もこの企画が行われるなら、ぜひ色々な仕掛けを探してみてほしい。
新製品としてはクロスバイクなどにぴったりなアーバンモデル"JETTY PLUS"がローンチされた。街乗り用タイヤだからと言って侮ることなかれ。コンパウンドにはASPITEやFORMULAシリーズで培ったテクノロジーが詰め込まれており、転がり抵抗の試験も行なっているという。トレッド面がカラーのモデルや、開発者肝入りというタンサイドも用意されているため、カラーコーディネートでも満足できそうだ。
エンスーなマウンテンバイクユーザーに向けた限定タイヤ"TANKEN GEKKOTA"が販売に先行して展示された。これはオートバイのハードエンデューロシーンを席巻しているソフトコンパウンドを自転車用に落とし込んだモデルであり、絶大なグリップ力を備えていると期待できる一本だ。GEKKOTAというのはそのハードエンデューロ用タイヤのモデル名だ。
そして参考出品されたのがBOKEN G-CLOWとDOUBLECROSSだ。前者はiRCの定番MTBクロスカントリータイヤをグラベル用にアレンジした物であり、信頼のおけるグラベルタイヤに仕上がっていそうだ。DOUBLECROSSはサポートライダーのピーター・ステティナが愛用するモデル。いずれも国内展開は未定だが、iRCがアメリカで積極的に参加するグラベルシーンの盛り上がりを感じさせるタイヤだ。
text&photo:Gakuto Fujiwara
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