四国初のプロサイクリングチーム「ヴェロリアン松山」の発足会見が、4月11日に愛媛県松山市で開かれた。2024年からジャパンサイクルリーグ(JCL)への参戦を目指す。



愛媛県松山市を拠点とするロードレースチームが発足する。運営会社となる「株式会社サイクルドリームプラス」は、松山市の道後温泉で記者会見を開き、四国初のプロサイクリングチーム「ヴェロリアン松山」の設立を発表した。

道後温泉で行われた発表会見 ©︎株式会社サイクルドリームプラス

記者会見には、サイクルドリームプラス代表取締役社長の金城氏が出席。ジャパンサイクルリーグ(JCL)の片山右京チェアマンと、JCL代表取締役の加藤氏がオンラインで出席した。会見の模様はYouTubeで配信された(動画リンクは下記にあり)。

発表されたチーム名の「ヴェロリアン(vellolien)」は、フランス語の「Vello=自転車」と、「lien=絆」を組み合わせた造語で、自転車を通して様々な絆を結んでいくことや、ロードレースに大切なチームワークを表しているという。

チームロゴとヘッドマークも公表された。チームカラーのスカイブルーをベースに、楕円の縁取りが四国、上段の波線が瀬戸内海、下段の波線が太平洋を表し、中央のVはヴェロリアンのVと共に勝利のVの意味が込められているという。
ヴェロリアン松山のチームロゴ(右)とヘッドマーク(左) ©︎株式会社サイクルドリームプラス

ヴェロリアン松山の運営会社サイクルドリームプラス代表取締役の金城氏 ©︎株式会社サイクルドリームプラス
サイクルイベントの開催や交通安全啓発活動、健康増進活動などを通して地域貢献できるチームを目指し、2024年からJCLに参戦。3年以内に1勝、10年以内に国内トップチームとなることを目標とする。また、伊予銀行やテレビ愛媛など地元企業が出資し、四国初のチームを支える。

チーム体制は選手10名の獲得を予定。うち5名を経験豊富な現役選手、残り5名を若手選手とし、愛媛県や四国にゆかりのある選手を集めたいとしている。松山市には松山学院をはじめとする自転車強豪高校があり、新チームでの活躍が期待される。


text:Satoru Kato

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