2023/02/15(水) - 09:15
暑さ厳しい中東オマーンで開催中のツアー・オブ・オマーン。集団スプリントに持ち込まれた4日目をディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)が制し、マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、モビスター)が総合首位のまま最終日前日を終えた。
山岳地帯から北のオマーン湾に向って緩やかに下っていくツアー・オブ・オマーン(UCI.2.Pro)第4ステージ。今大会最長距離である204.9kmコースの終盤には3つの短い丘が設定され、フィニッシュ地点はイッティ・ヒルズ(距離1.7km/平均5.9%)の頂上だ。
総合成績変動が難しいであろうこの日は、ヨセフ・チェルニー(チェコ、スーダル・クイックステップ)が飛び出したものの逃げという逃げが決まらないままレースは進む。アタックと吸収を繰り返すなか、レース中盤にてようやく現U23世界王者エフゲニー・フェドロフ(カザフスタン、アスタナ・カザフスタン)を含む4名の逃げが成立した。
最後から2つ目の山岳アル・ジサー(距離3.2km/平均5.4%)で逃げが引き戻されると、トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・デスティニー)の牽引から若き総合エースのマキシム・ファンヒルス(ベルギー)がアタック。しかしこの動きを封じたアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、アスタナ・カザフスタン)が先頭で頂上を通過し、勝負は最終山岳イッティ・ヒルズ(距離1.7km/平均5.9%)に持ち込まれた。
山本大喜(JCL TEAM UKYO)を含む約40名のメイン集団の中から、スプリンターのパスカル・アッカーマン(ドイツ、UAEチームエミレーツ)が虚を突くアタック。しかしこれは決まらず、コフィディスが先頭で最終ストレートに突入。クライマーやパンチャーたちによるスプリントバトルをディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)が制した。
「シーズン最初の勝利だ。とても嬉しい。暑さのせいで序盤から苦しかったが、アッカーマンによる残り8kmのアタックやフォルモロのアシストが僕を勝利へと導いてくれた。チームとしてとても良い形でシーズンをスタートできたと思う」と、33歳のウリッシはプロ通算45勝目をそう喜んだ。
この結果マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、モビスター)が総合首位をキープし、ウリッシは5秒差で総合2位にジャンプアップ。また山本は最終山岳で先頭集団に食らいつき、トップと同タイムの36位でフィニッシュしている。
大会最終日の第5ステージはジャバル・アルカイダ(距離5.7km/平均10%)の頂上で、区間優勝と共に第12代総合優勝者が決定する。
山岳地帯から北のオマーン湾に向って緩やかに下っていくツアー・オブ・オマーン(UCI.2.Pro)第4ステージ。今大会最長距離である204.9kmコースの終盤には3つの短い丘が設定され、フィニッシュ地点はイッティ・ヒルズ(距離1.7km/平均5.9%)の頂上だ。
総合成績変動が難しいであろうこの日は、ヨセフ・チェルニー(チェコ、スーダル・クイックステップ)が飛び出したものの逃げという逃げが決まらないままレースは進む。アタックと吸収を繰り返すなか、レース中盤にてようやく現U23世界王者エフゲニー・フェドロフ(カザフスタン、アスタナ・カザフスタン)を含む4名の逃げが成立した。
最後から2つ目の山岳アル・ジサー(距離3.2km/平均5.4%)で逃げが引き戻されると、トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・デスティニー)の牽引から若き総合エースのマキシム・ファンヒルス(ベルギー)がアタック。しかしこの動きを封じたアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、アスタナ・カザフスタン)が先頭で頂上を通過し、勝負は最終山岳イッティ・ヒルズ(距離1.7km/平均5.9%)に持ち込まれた。
山本大喜(JCL TEAM UKYO)を含む約40名のメイン集団の中から、スプリンターのパスカル・アッカーマン(ドイツ、UAEチームエミレーツ)が虚を突くアタック。しかしこれは決まらず、コフィディスが先頭で最終ストレートに突入。クライマーやパンチャーたちによるスプリントバトルをディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)が制した。
「シーズン最初の勝利だ。とても嬉しい。暑さのせいで序盤から苦しかったが、アッカーマンによる残り8kmのアタックやフォルモロのアシストが僕を勝利へと導いてくれた。チームとしてとても良い形でシーズンをスタートできたと思う」と、33歳のウリッシはプロ通算45勝目をそう喜んだ。
この結果マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、モビスター)が総合首位をキープし、ウリッシは5秒差で総合2位にジャンプアップ。また山本は最終山岳で先頭集団に食らいつき、トップと同タイムの36位でフィニッシュしている。
大会最終日の第5ステージはジャバル・アルカイダ(距離5.7km/平均10%)の頂上で、区間優勝と共に第12代総合優勝者が決定する。
ツアー・オブ・オマーン2023第4ステージ結果
1位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | 4:36:48 |
2位 | アクセル・ジングレ(フランス、コフィディス) | |
3位 | イーデ・スヘリング(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ) | |
4位 | ヨルディ・ワルロップ(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
5位 | ルイス・ベンディクセン(デンマーク、ウノエックス・プロサイクリングチーム) | |
6位 | イエンセ・ビールマンス(ベルギー、アルケア・サムシック) | |
7位 | アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、AG2Rシトロエン) | |
8位 | マキシム・ファンヒルス(ベルギー、ロット・デスティニー) | |
9位 | ヘスス・エラダ(スペイン、コフィディス) | |
10位 | アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、アスタナ・カザフスタン) |
個人総合成績
1位 | マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、モビスター) | 11:25:48 |
2位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | +0:05 |
3位 | マウリ・ファンセヴェナント(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
4位 | ジョフリー・ブシャール(フランス、AG2Rシトロエン) | +0:14 |
5位 | マキシム・ファンヒルス(ベルギー、ロット・デスティニー) | +0:15 |
6位 | ヘスス・エラダ(スペイン、コフィディス) | +0:16 |
7位 | レイン・タラマエ(エストニア、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) | +0:18 |
8位 | ヴィクトル・ランゲロッティ(モナコ、ブルゴスBH) | |
9位 | キアン・アイデブルックス(ベルギー、ボーラ・ハンスグローエ) | |
10位 | クリスティアン・ロドリゲス(スペイン、アルケア・サムシック) |
その他の特別賞
ポイント賞 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) |
ヤングライダー賞 | マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、モビスター) |
チーム総合成績 | ボーラ・ハンスグローエ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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