イタリアのティレニア海とアドリア海を結ぶティレーノ〜アドリアティコが開幕。初日の11.5km個人タイムトライアルをフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)が2年連続で最速タイムをマークし、勝利した。

ストラーデビアンケからの連戦となったイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:RCS Sport
イタリア半島の西に広がるティレニア海からアペニン山脈を越え、東のアドリア海を目指すティレーノ〜アドリアティコ。2つの海を結ぶその行程から「コルサ・デイ・ドゥエ・マーリ(二つの海のレース)」と呼ばれ、イタリアを代表するステージレースとして知られている。
全7日間で争われる今大会は、初日の個人タイムトライアルから平坦、山岳、丘陵とバリエーションに富んだコース設定が特徴だ。同時期にフランスで開催されるパリ〜ニースより1日少なく、また本格的な山頂フィニッシュはないものの、第4、6ステージには超級山岳が登場。そのため、白熱の総合争いが待ち受ける。
ピュアスプリンターには連日厳しいレイアウトが続くが、本大会にはミラノ〜サンレモを見据えるヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)やジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)、ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)が揃う。総合系ではプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)、ストラーデビアンケを終えたイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)やマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)らの争いに注目だ。

暫定トップに立ったテイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos

区間7位とまずまずの滑り出しを見せたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos
初日に行われたのは、毎年恒例となっているティレニア海沿いを一直線に進んで折り返す11.5kmの個人TTだ。序盤スタート組で好タイムをマークしたのは、南アフリカの前TT王者であるアラン・ハザリー(ジェイコ・アルウラー)。2025年にロード転向したマウンテンバイク元世界王者のマークした12分38秒は、その後スタートする選手たちの目標タイムとなり、デルトロは6秒遅れでフィニッシュ。最終的に区間10位となっている。一方ホットシートで胸を撫で下ろしたハザリーだったが、マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ)が4秒上回る最速タイムを更新した。
しかしシェフィールドのトップは、その後フィニッシュしたマキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、リドル・トレック)によって0.3秒塗り替えられる。このTTで存在感を示したイネオスは、テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ)も好走し、そのトップタイムを4秒上回る。総合勢ではアントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)が最終的に33秒遅れの9位、今季初戦のログリッチが30秒遅れの7位でフィニッシュしている。
そしてフロントギヤを64、リアを34-11にセットしたフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)が走り出す。母国イタリアのTT王者は高出力で平坦の直線路を突き進み、平均時速56.868km/hを叩き出してフィニッシュ。そのタイムは12分8秒。暫定トップだったチームメイト、アレンスマンのタイムを22秒更新する圧巻の走りで、2年連続の初日勝者に輝いた。

2位に22秒差をつけ、圧巻のタイムを出したフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos

ホットシートに座っていたアレンスマンに祝福されるフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) photo:RCS Sport
ティレーノ~アドリアティコで自身5度目となるTT勝利を飾ったガンナ。「これでティレーノでのステージ勝利は5回目だ。毎回特別だし、簡単だったことは一度もない。今夜はしっかり回復し、明日に備えたい。今大会は総合優勝を狙うわけではなく、クラシックシーズンに向けて良い感触を得ることが目標。良いスタートとなった」と、ガンナは喜んだ。

2年連続の初日勝利を喜ぶフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) photo:RCS Sport

イタリア半島の西に広がるティレニア海からアペニン山脈を越え、東のアドリア海を目指すティレーノ〜アドリアティコ。2つの海を結ぶその行程から「コルサ・デイ・ドゥエ・マーリ(二つの海のレース)」と呼ばれ、イタリアを代表するステージレースとして知られている。
全7日間で争われる今大会は、初日の個人タイムトライアルから平坦、山岳、丘陵とバリエーションに富んだコース設定が特徴だ。同時期にフランスで開催されるパリ〜ニースより1日少なく、また本格的な山頂フィニッシュはないものの、第4、6ステージには超級山岳が登場。そのため、白熱の総合争いが待ち受ける。
ピュアスプリンターには連日厳しいレイアウトが続くが、本大会にはミラノ〜サンレモを見据えるヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)やジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)、ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)が揃う。総合系ではプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)、ストラーデビアンケを終えたイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)やマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)らの争いに注目だ。


初日に行われたのは、毎年恒例となっているティレニア海沿いを一直線に進んで折り返す11.5kmの個人TTだ。序盤スタート組で好タイムをマークしたのは、南アフリカの前TT王者であるアラン・ハザリー(ジェイコ・アルウラー)。2025年にロード転向したマウンテンバイク元世界王者のマークした12分38秒は、その後スタートする選手たちの目標タイムとなり、デルトロは6秒遅れでフィニッシュ。最終的に区間10位となっている。一方ホットシートで胸を撫で下ろしたハザリーだったが、マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ)が4秒上回る最速タイムを更新した。
しかしシェフィールドのトップは、その後フィニッシュしたマキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、リドル・トレック)によって0.3秒塗り替えられる。このTTで存在感を示したイネオスは、テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ)も好走し、そのトップタイムを4秒上回る。総合勢ではアントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)が最終的に33秒遅れの9位、今季初戦のログリッチが30秒遅れの7位でフィニッシュしている。
そしてフロントギヤを64、リアを34-11にセットしたフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)が走り出す。母国イタリアのTT王者は高出力で平坦の直線路を突き進み、平均時速56.868km/hを叩き出してフィニッシュ。そのタイムは12分8秒。暫定トップだったチームメイト、アレンスマンのタイムを22秒更新する圧巻の走りで、2年連続の初日勝者に輝いた。


ティレーノ~アドリアティコで自身5度目となるTT勝利を飾ったガンナ。「これでティレーノでのステージ勝利は5回目だ。毎回特別だし、簡単だったことは一度もない。今夜はしっかり回復し、明日に備えたい。今大会は総合優勝を狙うわけではなく、クラシックシーズンに向けて良い感触を得ることが目標。良いスタートとなった」と、ガンナは喜んだ。

ティレーノ〜アドリアティコ2026第1ステージ結果
| 1位 | フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) | 12:08 |
| 2位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:22 |
| 3位 | マキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、リドル・トレック) | +0:26 |
| 4位 | マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) | |
| 5位 | ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) | +0:29 |
| 6位 | アラン・ハザリー(南アフリカ、ジェイコ・アルウラー) | +0:30 |
| 7位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 8位 | イーサン・ヘイター(イギリス、スーダル・クイックステップ) | +0:32 |
| 9位 | アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:33 |
| 10位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) | +0:36 |
個人総合成績
| 1位 | フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) | 12:08 |
| 2位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:22 |
| 3位 | マキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、リドル・トレック) | +0:26 |
| 4位 | マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) | |
| 5位 | ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) | +0:29 |
| 6位 | アラン・ハザリー(南アフリカ、ジェイコ・アルウラー) | +0:30 |
| 7位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:31 |
| 8位 | イーサン・ヘイター(イギリス、スーダル・クイックステップ) | +0:32 |
| 9位 | アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:33 |
| 10位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) | +0:36 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) |
| ヤングライダー賞 | マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) |
| チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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