2023/02/19(日) - 18:00
UCIワールドツアー開幕戦のツアー・ダウンアンダーを走ったバイクを紹介していくシリーズ第2弾。ボーラ・ハンスグローエ、コフィディス、EFエデュケーション・イージーポスト、グルパマFDJの4チームを紹介します。第1第はこちらから。
ボーラ・ハンスグローエ
ボーラ・ハンスグローエは引き続きスペシャライズドに乗る。パリ〜ルーベなどのラフなレースを除いてS-WorksターマックSL7で統一。シマノ・デュラエースで組み上げられ、スペシャライズド製品で固められている点は2022年と同様にスーダル・クイックステップと共通(ボトルケージを除く)。チェーンリングは54-40Tの一択で、極端な山岳ステージを除いてリアカセットも11-30Tで固定されている。
サドルやタイヤもスペシャライズドで、ホイールは同社系列ロヴァールのラピーデCLXを多用した。ハンドルやステム周辺もスペシャライズドで固めるが、PRO製品を使用する選手も。チューブレスタイヤ使用率は高く、ターボ・ラピッドエアーの他、26mmから28mmまでが混在していた。
ボーラ・ハンスグローエ
ボーラ・ハンスグローエは引き続きスペシャライズドに乗る。パリ〜ルーベなどのラフなレースを除いてS-WorksターマックSL7で統一。シマノ・デュラエースで組み上げられ、スペシャライズド製品で固められている点は2022年と同様にスーダル・クイックステップと共通(ボトルケージを除く)。チェーンリングは54-40Tの一択で、極端な山岳ステージを除いてリアカセットも11-30Tで固定されている。
サドルやタイヤもスペシャライズドで、ホイールは同社系列ロヴァールのラピーデCLXを多用した。ハンドルやステム周辺もスペシャライズドで固めるが、PRO製品を使用する選手も。チューブレスタイヤ使用率は高く、ターボ・ラピッドエアーの他、26mmから28mmまでが混在していた。
バイク | スペシャライズド |
グループセット | シマノ |
ホイール | ロヴァール |
ペダル | シマノ |
パワーメーター | シマノ |
タイヤ | スペシャライズド |
サドル | スペシャライズド |
ジャージキット | ル・コル |
ヘルメット | スペシャライズド |
コンピューター | ワフー |
コフィディス
デローザから過去(2009年から2014年)にも使用していたルックに戻し、さらにグループセットをカンパニョーロからシマノに切り替えたコフィディス。UCI認証フレームリストにも名前がない未発表バイクだが、フレームには認証ステッカーが貼られている。ドロップドシートステーを採用し、ステム一体型ハンドルを採用してケーブル類の完全内装を果たしている。
フランス色の強いパーツ構成で、ルックのペダルはもちろん、ルック傘下のコリマホイールに装着されるのはミシュランタイヤ。ジャージを供給するヴァンリーゼルやヘルメット&アイウェアのエコイもフランス発。なお、女子チームも使用フレームやパーツメーカーの構成は共通だが、グループセットがデュラエースからアルテグラにグレードダウンする。
バイク | ルック |
グループセット | シマノ |
ホイール | コリマ |
ペダル | ルック |
パワーメーター | SRM |
タイヤ | ミシュラン |
サドル | セレイタリア |
ジャージキット | ヴァンリーゼル |
ヘルメット | エコイ |
コンピューター | ワフー |
EFエデュケーション・イージーポスト
LAB71と書かれたキャノンデールの未発表フレームを揃えてきたEFエデュケーション・イージーポスト。システムシックスに乗る選手も何名かいたが、多くがこのスーパーシックスの後継と目される新型(UCI認証フレームリストに記載なし)に乗った。ヘッドチューブを含めて横から見ると太いが、前から見ると薄いのが特徴。シートポストやシートステーが現行のスーパーシックスよりも細身でエアロ形状だ(Di2バッテリーが入るスペースが見当たらない)。ステム一体型ハンドルの他、写真のようにオーソドックスなアルミステムでもケーブルの内装処理が施されている。
シマノのデュラエースを軸に、パワー2マックス&FSAのクランク、ヴィジョン&FSAのステムとハンドル、ヴィジョンのホイール、プロロゴのサドルという組み合わせ。ヴィットリアの新型チューブレスと見られるタイヤを使用した。ペダルとコンピューターはワフー。フレームのピンクとブラック部分は光沢があるが、シルバー部分はマット。女子チームも同じカラー&パーツ構成だった。
バイク | キャノンデール |
グループセット | シマノ |
ホイール | ヴィジョン |
ペダル | ワフースピードプレイ |
パワーメーター | パワー2マックス |
タイヤ | ヴィットリア |
サドル | プロロゴ |
ジャージキット | ラファ |
ヘルメット | POC |
コンピューター | ワフー |
グルパマFDJ
2002年から一貫してラピエールに乗り続けるグルパマFDJ。前年度から引き続きゼリウスSLとエアコードDRSの二台体制で、シマノとPRO製品で固められている。ホイールやペダルを含めてデュラエースのフルセットで組み上げられ、フロントチェーンリング54-40Tにリカセット11-34Tというワイドな組み合わせ。参考までに2023年シーズンは18あるUCIワールドチームのうち14チームがシマノのグループセットを使用し、5チームがシマノホイールを、10チームがシマノペダルを使用する。
ステムやハンドルはラピエール純正もしくはPRO製品で、ディスクブレーキのローター径は前後ともに140mm。多くの選手がコンチネンタルのグランプリ5000S TRのチューブレスタイヤを使用したが、チューブラータイヤにこだわる選手も。ゼッケンプレートの台座はラピエール印の専用品。
バイク | ラピエール |
グループセット | シマノ |
ホイール | シマノ |
ペダル | シマノ |
パワーメーター | シマノ |
タイヤ | コンチネンタル |
サドル | プロロゴ |
ジャージキット | アレ |
ヘルメット | ジロ |
コンピューター | ガーミン |
text&photo:Kei Tsuji
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