2023/02/14(火) - 16:20
昨年の秋ごろにグラベルレーサーKAIUS、フルサスペンションMTB"FORSTROKE"のモデルチェンジを発表したBMC。そんなスイスの人気ブランドを扱うフタバが展示会を開催した。日本初公開となるKAIUSや、ボレーの新作アイウェアが並んだ展示会の様子をレポートする。
BMC KAIUS
世界選手権が開催されるまでに至り、人気がますます高まるグラベルライド。しかしグラベルバイクと言っても32Cや35Cタイヤを装着できるオールロードのレース系から、マウンテンバイクのようなビッグボリュームの50Cタイヤを履くアドベンチャー系まで幅は広い。その中でも近年はレースにフォーカスしたモデルが続々登場し、アンバウンドグラベルやベルジャンワッフルライドなどで鎬をけずるアスリートの走りを支えている。
その一角にBMCが昨年、KAIUSという新モデルを投入した。KAIUSは既存のURSというアドベンチャーやアクションをつけたライドにフィットしたグラベルバイクとは異なり、グラベル世界選手権のように高速域で勝負するシチュエーションに適したモデルだ。
そしてそのKAIUSが取扱代理店フタバの展示会直前に国内初上陸。ディーラー向けに開催された本展示会にて日本初公開された。展示会場に並べられたKAIUSは一見するとロードバイクのSLR01そのものだが、エアロダイナミクスに配慮しながらも、太めのタイヤを自然に飲み込む造形がグラベルバイクらしさを感じさせた。
ジオメトリーやカーボンレイアップなどはグラベル用にモディファイされており、超長距離レースの最終盤であってもライダーのパフォーマンスに貢献する設計だという。国内に届いたKAIUSは極少数とのことで、気になる方は早めにチェックしても良さそうだ。シクロワイアードとしてもKAIUSをテストする機会を楽しみに待ちたい。
BMC ROADMACHINE X
また、同じBMCからオールロードROADMACHINE Xのカーボンモデルも販売開始となる。独自開発のサスペンションステムがアセンブルされており、グラベルよりも細身タイヤをアセンブルするパッケージながらも優れた快適性を確保していることが特徴。ロードバイクの軽快な走りと、高いレベルの快適性を求めるライダーにはおすすめの一台だ。
ボレー MICRO EDGE
ボレーからも新製品が届いている。近年はリバイバルブームとしてゴーグルのようなアイウェアが次々とリリースされており、ボレーは昨年ゴーグルライクなC-SHIFTERを用意した。今年は大型レンズではなく、小型レンズのモデルを復刻。MICRO EDGEと呼ばれる新型はクラシカルな見た目ながら、リサイクル素材を活用するなど"いま"を反映したモデルに仕上がっている。
また、TEAL METALカラー、青と緑が混ざったような鉄色で彩られたコレクションも登場。C-SHIFTERなどはもちろん、定番モデルまでこのカラーが揃ったため、より一層好みのモデルが選べる充実したラインアップに整備された。
スイスストップ CATALYST
高い人気を誇るスイスストップのディスクブレーキローター"CATALYST"シリーズが続々と日本に届いている。ラインアップは、E-BIKEのセンサーマグネットを取り付けられるセンターロックが用意されたベースモデルのONE、レースシーンでの安定感のある制動力を備えたハイグレードのPRO、そしてPROよりも12%軽量かつ横風の影響を受けにくいデザインのRACEという3種類。RACEはサイズが140mm、160mmの2種類でロードやCXレース向けの設定だ。
いずれのモデルもローター外周部の面取り加工が施されることや、UCIの認証テストをクリアしている製品であるため、安心して使用できるプロダクトに仕上がっている。また交換時期が一目でわかりやすい摩耗インジケーターが備えられているのはユーザーにありがたい仕様だ。
スイスストップは現在キャンペーンを開催中で、CATALYSTシリーズを2月25日までにプロショップで購入したユーザーにノベルティグッズをプレゼント中だ。グッズの内容は購入モデルによって異なり、ONEはオリジナル・タオル、PROとRACEはサコッシュがプレゼントされる予定。この機会にスイスストップのブレーキローターを検討してみてはいかがだろうか。
ヴェローシ 台湾発のスチールバイクブランドが正式展開開始
昨年の夏より参考出品され、受注発注の形で取り扱いを開始していた台湾のヴェローシが本格的に展開される。ロードやグラベルバイク、シティ系はもちろんATBなど様々な車種のスチールフレームが揃うほか、ホイールやクランクセットなどパーツ類も用意しており、トータルコーディネートできるブランドとなっている。
薄いガラス膜でフレームを守るコーティング剤 ハドラス
フタバは国内メーカーのラインアップも充実しており、この冬よりプロショップ向けにハドラスというコーティングブランドの取り扱いも開始された。非常に薄いガラスの膜をフレーム表面に形成することで、フレームのしなりを維持しつつ、防汚や防傷性能を獲得するというもの。1μmという皮膜となるため、マットフレームにも使えるコーティング剤に仕上げられている。プロショップにて施工してもらう製品のため、取扱店をチェックしてもらいたい。
スポーツアロマコンディショニング 体の調子を整えるマッサージジェル&オイル
JCFの強化スタッフとして日本代表チームを支えるセラピストの軽部修子さんが代表を務めるスポーツアロマコンディショニングのセルフケアアイテムもフタバが取り扱う。血行促進や代謝向上の効果を持つCOREとENERGYマッサージジェルと、CHARGEとRESTのマッサージオイルの計4種類が展開されており、心身ともに整えたいアスリートにピッタリだ。
YAMANEKO BIKE(仮称) キックバイクからステップアップを見据えた子供用自転車
子ども用遊具やキックバイク、自転車を手がけるアイデスが、新たな自転車YAMANEKO BIKE(仮称)をローンチする。一見スポーツバイクのようなルックスの自転車だが、工具なしでクランクを外すことができるため、キックバイクとしての利用も可能。成長の段階に合わせてバイクの仕様を変更できるため、初めての自転車練習にはもってこい。またチェーンケースなども備えられているため、怪我のリスクも小さくなっている。ラインアップは16インチと18インチ。
新たなブランドや製品が続々搭乗しているフタバ。BMCがリリースしたKAIUSやFOURSTROKEの国内上陸は期待したいところ。新たなニュースがフタバからアナウンスされるのを心待ちにしたい。
text:Gakuto Fujiwara
BMC KAIUS
世界選手権が開催されるまでに至り、人気がますます高まるグラベルライド。しかしグラベルバイクと言っても32Cや35Cタイヤを装着できるオールロードのレース系から、マウンテンバイクのようなビッグボリュームの50Cタイヤを履くアドベンチャー系まで幅は広い。その中でも近年はレースにフォーカスしたモデルが続々登場し、アンバウンドグラベルやベルジャンワッフルライドなどで鎬をけずるアスリートの走りを支えている。
その一角にBMCが昨年、KAIUSという新モデルを投入した。KAIUSは既存のURSというアドベンチャーやアクションをつけたライドにフィットしたグラベルバイクとは異なり、グラベル世界選手権のように高速域で勝負するシチュエーションに適したモデルだ。
そしてそのKAIUSが取扱代理店フタバの展示会直前に国内初上陸。ディーラー向けに開催された本展示会にて日本初公開された。展示会場に並べられたKAIUSは一見するとロードバイクのSLR01そのものだが、エアロダイナミクスに配慮しながらも、太めのタイヤを自然に飲み込む造形がグラベルバイクらしさを感じさせた。
ジオメトリーやカーボンレイアップなどはグラベル用にモディファイされており、超長距離レースの最終盤であってもライダーのパフォーマンスに貢献する設計だという。国内に届いたKAIUSは極少数とのことで、気になる方は早めにチェックしても良さそうだ。シクロワイアードとしてもKAIUSをテストする機会を楽しみに待ちたい。
BMC ROADMACHINE X
また、同じBMCからオールロードROADMACHINE Xのカーボンモデルも販売開始となる。独自開発のサスペンションステムがアセンブルされており、グラベルよりも細身タイヤをアセンブルするパッケージながらも優れた快適性を確保していることが特徴。ロードバイクの軽快な走りと、高いレベルの快適性を求めるライダーにはおすすめの一台だ。
ボレー MICRO EDGE
ボレーからも新製品が届いている。近年はリバイバルブームとしてゴーグルのようなアイウェアが次々とリリースされており、ボレーは昨年ゴーグルライクなC-SHIFTERを用意した。今年は大型レンズではなく、小型レンズのモデルを復刻。MICRO EDGEと呼ばれる新型はクラシカルな見た目ながら、リサイクル素材を活用するなど"いま"を反映したモデルに仕上がっている。
また、TEAL METALカラー、青と緑が混ざったような鉄色で彩られたコレクションも登場。C-SHIFTERなどはもちろん、定番モデルまでこのカラーが揃ったため、より一層好みのモデルが選べる充実したラインアップに整備された。
スイスストップ CATALYST
高い人気を誇るスイスストップのディスクブレーキローター"CATALYST"シリーズが続々と日本に届いている。ラインアップは、E-BIKEのセンサーマグネットを取り付けられるセンターロックが用意されたベースモデルのONE、レースシーンでの安定感のある制動力を備えたハイグレードのPRO、そしてPROよりも12%軽量かつ横風の影響を受けにくいデザインのRACEという3種類。RACEはサイズが140mm、160mmの2種類でロードやCXレース向けの設定だ。
いずれのモデルもローター外周部の面取り加工が施されることや、UCIの認証テストをクリアしている製品であるため、安心して使用できるプロダクトに仕上がっている。また交換時期が一目でわかりやすい摩耗インジケーターが備えられているのはユーザーにありがたい仕様だ。
スイスストップは現在キャンペーンを開催中で、CATALYSTシリーズを2月25日までにプロショップで購入したユーザーにノベルティグッズをプレゼント中だ。グッズの内容は購入モデルによって異なり、ONEはオリジナル・タオル、PROとRACEはサコッシュがプレゼントされる予定。この機会にスイスストップのブレーキローターを検討してみてはいかがだろうか。
ヴェローシ 台湾発のスチールバイクブランドが正式展開開始
昨年の夏より参考出品され、受注発注の形で取り扱いを開始していた台湾のヴェローシが本格的に展開される。ロードやグラベルバイク、シティ系はもちろんATBなど様々な車種のスチールフレームが揃うほか、ホイールやクランクセットなどパーツ類も用意しており、トータルコーディネートできるブランドとなっている。
薄いガラス膜でフレームを守るコーティング剤 ハドラス
フタバは国内メーカーのラインアップも充実しており、この冬よりプロショップ向けにハドラスというコーティングブランドの取り扱いも開始された。非常に薄いガラスの膜をフレーム表面に形成することで、フレームのしなりを維持しつつ、防汚や防傷性能を獲得するというもの。1μmという皮膜となるため、マットフレームにも使えるコーティング剤に仕上げられている。プロショップにて施工してもらう製品のため、取扱店をチェックしてもらいたい。
スポーツアロマコンディショニング 体の調子を整えるマッサージジェル&オイル
JCFの強化スタッフとして日本代表チームを支えるセラピストの軽部修子さんが代表を務めるスポーツアロマコンディショニングのセルフケアアイテムもフタバが取り扱う。血行促進や代謝向上の効果を持つCOREとENERGYマッサージジェルと、CHARGEとRESTのマッサージオイルの計4種類が展開されており、心身ともに整えたいアスリートにピッタリだ。
YAMANEKO BIKE(仮称) キックバイクからステップアップを見据えた子供用自転車
子ども用遊具やキックバイク、自転車を手がけるアイデスが、新たな自転車YAMANEKO BIKE(仮称)をローンチする。一見スポーツバイクのようなルックスの自転車だが、工具なしでクランクを外すことができるため、キックバイクとしての利用も可能。成長の段階に合わせてバイクの仕様を変更できるため、初めての自転車練習にはもってこい。またチェーンケースなども備えられているため、怪我のリスクも小さくなっている。ラインアップは16インチと18インチ。
新たなブランドや製品が続々搭乗しているフタバ。BMCがリリースしたKAIUSやFOURSTROKEの国内上陸は期待したいところ。新たなニュースがフタバからアナウンスされるのを心待ちにしたい。
text:Gakuto Fujiwara
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