ツール・ド・フランスの主催者であるA.S.Oは、7月1日開幕の2023年大会に出場する全22チームを発表した。既に出場権のあるロット・デスティニーとトタルエネルジーの他、主催者招待によりウノエックスとイスラエルが出場権を掴んだ。



今年のツールには主催者招待枠で出場するイスラエル・プレミアテック今年のツールには主催者招待枠で出場するイスラエル・プレミアテック photo:CorVos
2023年7月1日にスペイン・バスク州ビルバオで開幕する第110回ツール・ド・フランス。主催者であるA.S.Oが1月4日に出場する全22チームを発表し、18のワールドチームに加えプロチームからはロット・デスティニーとトタルエネルジー、イスラエル・プレミアテック、ウノエックス・プロサイクリングチームの4チームが出場する。

2022年シーズンのUCIポイントランキングでプロチーム上位2チームだったロット・ディステニーとトタルエネルジーが自動的に出場権を獲得。また、主催者招待枠として今年はイスラエル・プレミアテックとウノエックス・プロサイクリングチームに出場権が与えられた。

ウノエックスは籍を置くノルウェーのみならず、スカンジナビアのチームとしては初のツール出場ということに。イェンス・ハウグランドGMは快挙とも言える出場決定について「とても感謝すると共に誇りと謙虚な気持ちがある。ツール出場はチームにとっての最終的な目標かつ、勝利と呼べる達成だ」と喜びを表現した。

ツール初出場を決めたウノエックス・プロサイクリング チームツール初出場を決めたウノエックス・プロサイクリング チーム photo:CorVos
チームには2021年ツール・ド・ラヴニール覇者で昨年のクリテリウム・デュ・ドーフィネで新人賞を獲得したトビアス・ヨハンネセン(ノルウェー)や今年3年契約で加入したアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー)など、活躍が期待されるメンバーが在籍。また同名の女子チームは昨年から引き続きツール・ド・フランス・ファムにも出場する予定だ。

そしてA.S.Oは今年ワールドチームからプロチームに降格したイスラエルを選出した。チームオーナーのシルヴァン・アダムス氏は「我々は昨年、パリ〜ルーベの石畳区間を使った難易度の高いステージでの勝利を含む区間2勝を挙げた。また我々は僅か6チームしかいない”ツールで2勝以上を挙げた”チームだ。2023年大会はそれ以上の成功を狙う」と意欲を語る。そしてその注目はもちろん、過去大会を4度制し、昨年大会は第12ステージで区間3位と見せ場を作ったクリストファー・フルーム(イギリス)だ。
2023年ツール・ド・フランス出場チーム(全22チーム)
ワールドチーム
AG2Rシトロエン
アルペシン・ドゥクーニンク
アスタナカザフスタン
バーレーン・ヴィクトリアス
ボーラ・ハンスグローエ
コフィディス
EFエデュケーション・イージーポスト
ジェイコ・アルウラー
グルパマFDJ
イネオス・グレナディアーズ
アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ
ユンボ・ヴィスマ
モビスター
スーダル・クイックステップ
アルケア・サムシック
チームDSM
トレック・セガフレード
UAEチームエミレーツ
自動出場権獲得チーム
ロット・デスティニー
トタルエネルジー
主催者招待チーム
ウノエックス・プロサイクリングチーム
イスラエル・プレミアテック
text:Sotaro.Arakawa

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