2022/10/20(木) - 16:42
シュワルベを筆頭にドイツのブランドを手厚く扱うピーアールインターナショナルが、ドイツ文化会館にて展示会を開催。オルトリーブやシュワルベ、SKSの新製品や、いよいよバイクパッキングに参入するリクセンカウルなど、注目製品を紹介する。
東京、青山の一角にあるドイツ文化会館にて、シュワルベやオルトリーブ、SKSなどドイツブランドを数多く扱うピーアールインターナショナルが展示会を開催。注目ブランドを多数取り扱う同社の展示会とあって、多くのショップスタッフが足を運んだ。
展示会場に足を踏み入れるとシュワルベの超巨大バナーが来場者を迎え、一段高い舞台上にはロード、マウンテンバイク、グラベルタイヤがずらりと並んだ。中でもシュワルベが注力するのがグラベルカテゴリーであり、世界的なビッグイベントのアンバウンド・グラベルで発表されたG-ONE RSは注目の的となった。
RS「レーススペック」と言う名称が加えられている通り、このタイヤは世界選手権が開催されるまでに至ったグラベルレースを高速で走ることを念頭に置いて開発されたモデル。鱗のような造形のセンターパターンからも分かるとおり。ハイスピード走行のために転がり抵抗低減を狙ったレーシングタイヤだ。
ショルダー部分には程よい大きさのブロックを斜めに配置し、コーナリングとマッドコンディションでのグリップ力を両立。ピュアなグラベルユースだけではなく、オンロードをミックスした走り方を楽しむユーザーには注目の製品となりそうだ。
今回の展示会では、シュワルベが誇る豊富なマウンテンバイクタイヤシリーズが一堂に会した。ダウンヒル系で定番のMAGIC MARRYはケーシングがSUPER TRAIL、SUPER GRAVITY、SUPER DOWN HILLと言う3種類で、使用されるコンパウンドはADDIX SOFT、ADDIX ULTRA SOFTの2種類。これらのケーシングとコンパウンドの組み合わせでMAGIC MARRYは4つのモデルが販売されている。
内訳はSUPER GRAVITYのみ2つのコンパウンドが用意され、SUPER TRAILとSUPER DOWN HILLは1種類で構成される。使われるコンパウンドはTRAILはSOFT、DOWN HILLはULTRA SOFTだ。このように複数種類のタイヤが用意されているものの、ケーシングの種類にフィットするコンパウンドが使われることがわかる。いずれのタイヤも性能バランスを崩さないようにケーシングとコンパウンドが構成されているため、ユーザーが選ぶ際はコンパウンドでどのようなグリップ力を求めているのかで決めて良さそうだ。
今回の展示会にはサンプルが間に合わなかったとのことだが、シュワルベは今後携帯ポンプと洗車用の固形石鹸をラインアップに加える予定。石鹸はボトル式と比較して省スペースだったりと使い勝手は良さそう。今後国内でも展開予定のため、気になる方はチェックしてみておくべし。
防水バッグのパイオニアであるオルトリーブでは、バイクパッキングシリーズにタウンユース寄りのモデル"ハンドルバーパック プラス"が登場する。カジュアルなルックスでオフバイク時にも馴染むデザイン。取り外し可能なショルダーストラップが付属しており、使い勝手に富む仕様だ。
新たなフレームバッグの"フレームパック トップチューブ"も登場する。これまで4リットルの容量だったが、新作は3リットルにサイズダウンしてコンパクトに。これまでフレームサイズが小さく、オルトリーブのフレームバッグを使えなかったバイクにも装着可能だ。防水ジッパー装備で確実な防水性能を獲得しているという点もポイント。
トップチューブバックの新型"フューエルパック"は、ボックス形状となるように成形&底にプレートを配置した形状のモデル。ベルクロはもちろん、ボルトオンも可能な仕様だ。最大の特徴はマグネット式の開閉設計であり、収納物を取り出しやすくなっている。トップチューブバッグは使用頻度が高い荷物を収納するため、アクセスのしやすさは使い勝手向上に大きく貢献している。
オルトリーブがバイクパッキングのバッグを充実させると同時に、リクセンカウルもバイクパッキングに参入。同社が誇る「クリックフィックスシステム」を活用したマウントが魅力で、ワンタッチ着脱&折り紙付きの堅牢性は大容量の荷物を運びたいときに活躍してくれるはず。
ラインアップは防水生地を使用したハンドルバーバッグとシートバッグの2種類。ハンドルバーバッグは左右ロールトップ式の開口部を採用した構造で、バイクパッキング装備としてはスタンダードな設計。マウントシステムに装着するアダプターの金属製ステーはバッグ下部まで回り込む作りで、バッグの揺れを防いでいることもポイントだ。
シートバッグはボックス形状に仕立てられ、型崩れしないように補強されている。一般的な大型シートパックの場合は、荷物を少なくする場合はバッグ内の空気を抜かなければ不安定になることがよくあるが、こちらは荷物が少なくても形状を保ち、かつ内側にクッション素材が配置されている。少量の荷物を持ち運ぶのにも適していそうだ。
シートバッグのラインアップはラージとスモールの2種類で展開で、ラージはツーリングなど大量の荷物を持ち運ぶときに活躍してくれそう。スモールは角張ったデザインも相まってコミューターバイクとの相性が良さそうだ。マウントは他の製品とも共通しているため、リクセンカウルのユーザーは導入しやすいだろう。
今回の展示会でお披露目された新製品の中で気になった製品はSKSの新型ポンプだ。シクロワイアードでは夏に2本の新しいポンプを紹介したが、そこから一気に3モデル(RENNKOMPRESSOR NXT、AIRKOMPRESSOR COMPACT、AIR-X-PLORER DIGI 10.0)もの新型がラインアップに加わる。特に注目したいのがデジタルメーターを搭載したAIR-X-PLORER DIGI 10.0だ。フットベースにメーターが搭載されており、顔から離れた場所に位置しているものの、非常に大きな表示と黒背景にオレンジ文字のコントラストによって非常に読み取りやすいことが特徴だ。
展示会で実際に試すことができたのだが、ユニークな仕様が目を引いた。通常のポンプはシリンダーを押し込み切った時点での圧力に表示が固定されるが、SKSのポンプはシリンダーを押し切ったところから数値が若干変動する。空気圧がぶれているわけではなく、タイヤに入れた空気がタイヤ内で落ち着くまで変動しているようなイメージだ。SKSはデジタル空気圧計も用意しているため、揃えて運用することで、空気圧管理を丁寧に行えそうだ。
ドイツから発信される新製品を日本に紹介するピーアールインターナショナル。シュワルベやオルトリーブ、リクセンカウル、SKSなど定番中の定番ブランドを多く取り扱っており、それぞれが自転車乗りのサイクリングライフを手助けしてくれるはずだ。
東京、青山の一角にあるドイツ文化会館にて、シュワルベやオルトリーブ、SKSなどドイツブランドを数多く扱うピーアールインターナショナルが展示会を開催。注目ブランドを多数取り扱う同社の展示会とあって、多くのショップスタッフが足を運んだ。
展示会場に足を踏み入れるとシュワルベの超巨大バナーが来場者を迎え、一段高い舞台上にはロード、マウンテンバイク、グラベルタイヤがずらりと並んだ。中でもシュワルベが注力するのがグラベルカテゴリーであり、世界的なビッグイベントのアンバウンド・グラベルで発表されたG-ONE RSは注目の的となった。
RS「レーススペック」と言う名称が加えられている通り、このタイヤは世界選手権が開催されるまでに至ったグラベルレースを高速で走ることを念頭に置いて開発されたモデル。鱗のような造形のセンターパターンからも分かるとおり。ハイスピード走行のために転がり抵抗低減を狙ったレーシングタイヤだ。
ショルダー部分には程よい大きさのブロックを斜めに配置し、コーナリングとマッドコンディションでのグリップ力を両立。ピュアなグラベルユースだけではなく、オンロードをミックスした走り方を楽しむユーザーには注目の製品となりそうだ。
今回の展示会では、シュワルベが誇る豊富なマウンテンバイクタイヤシリーズが一堂に会した。ダウンヒル系で定番のMAGIC MARRYはケーシングがSUPER TRAIL、SUPER GRAVITY、SUPER DOWN HILLと言う3種類で、使用されるコンパウンドはADDIX SOFT、ADDIX ULTRA SOFTの2種類。これらのケーシングとコンパウンドの組み合わせでMAGIC MARRYは4つのモデルが販売されている。
内訳はSUPER GRAVITYのみ2つのコンパウンドが用意され、SUPER TRAILとSUPER DOWN HILLは1種類で構成される。使われるコンパウンドはTRAILはSOFT、DOWN HILLはULTRA SOFTだ。このように複数種類のタイヤが用意されているものの、ケーシングの種類にフィットするコンパウンドが使われることがわかる。いずれのタイヤも性能バランスを崩さないようにケーシングとコンパウンドが構成されているため、ユーザーが選ぶ際はコンパウンドでどのようなグリップ力を求めているのかで決めて良さそうだ。
今回の展示会にはサンプルが間に合わなかったとのことだが、シュワルベは今後携帯ポンプと洗車用の固形石鹸をラインアップに加える予定。石鹸はボトル式と比較して省スペースだったりと使い勝手は良さそう。今後国内でも展開予定のため、気になる方はチェックしてみておくべし。
防水バッグのパイオニアであるオルトリーブでは、バイクパッキングシリーズにタウンユース寄りのモデル"ハンドルバーパック プラス"が登場する。カジュアルなルックスでオフバイク時にも馴染むデザイン。取り外し可能なショルダーストラップが付属しており、使い勝手に富む仕様だ。
新たなフレームバッグの"フレームパック トップチューブ"も登場する。これまで4リットルの容量だったが、新作は3リットルにサイズダウンしてコンパクトに。これまでフレームサイズが小さく、オルトリーブのフレームバッグを使えなかったバイクにも装着可能だ。防水ジッパー装備で確実な防水性能を獲得しているという点もポイント。
トップチューブバックの新型"フューエルパック"は、ボックス形状となるように成形&底にプレートを配置した形状のモデル。ベルクロはもちろん、ボルトオンも可能な仕様だ。最大の特徴はマグネット式の開閉設計であり、収納物を取り出しやすくなっている。トップチューブバッグは使用頻度が高い荷物を収納するため、アクセスのしやすさは使い勝手向上に大きく貢献している。
オルトリーブがバイクパッキングのバッグを充実させると同時に、リクセンカウルもバイクパッキングに参入。同社が誇る「クリックフィックスシステム」を活用したマウントが魅力で、ワンタッチ着脱&折り紙付きの堅牢性は大容量の荷物を運びたいときに活躍してくれるはず。
ラインアップは防水生地を使用したハンドルバーバッグとシートバッグの2種類。ハンドルバーバッグは左右ロールトップ式の開口部を採用した構造で、バイクパッキング装備としてはスタンダードな設計。マウントシステムに装着するアダプターの金属製ステーはバッグ下部まで回り込む作りで、バッグの揺れを防いでいることもポイントだ。
シートバッグはボックス形状に仕立てられ、型崩れしないように補強されている。一般的な大型シートパックの場合は、荷物を少なくする場合はバッグ内の空気を抜かなければ不安定になることがよくあるが、こちらは荷物が少なくても形状を保ち、かつ内側にクッション素材が配置されている。少量の荷物を持ち運ぶのにも適していそうだ。
シートバッグのラインアップはラージとスモールの2種類で展開で、ラージはツーリングなど大量の荷物を持ち運ぶときに活躍してくれそう。スモールは角張ったデザインも相まってコミューターバイクとの相性が良さそうだ。マウントは他の製品とも共通しているため、リクセンカウルのユーザーは導入しやすいだろう。
今回の展示会でお披露目された新製品の中で気になった製品はSKSの新型ポンプだ。シクロワイアードでは夏に2本の新しいポンプを紹介したが、そこから一気に3モデル(RENNKOMPRESSOR NXT、AIRKOMPRESSOR COMPACT、AIR-X-PLORER DIGI 10.0)もの新型がラインアップに加わる。特に注目したいのがデジタルメーターを搭載したAIR-X-PLORER DIGI 10.0だ。フットベースにメーターが搭載されており、顔から離れた場所に位置しているものの、非常に大きな表示と黒背景にオレンジ文字のコントラストによって非常に読み取りやすいことが特徴だ。
展示会で実際に試すことができたのだが、ユニークな仕様が目を引いた。通常のポンプはシリンダーを押し込み切った時点での圧力に表示が固定されるが、SKSのポンプはシリンダーを押し切ったところから数値が若干変動する。空気圧がぶれているわけではなく、タイヤに入れた空気がタイヤ内で落ち着くまで変動しているようなイメージだ。SKSはデジタル空気圧計も用意しているため、揃えて運用することで、空気圧管理を丁寧に行えそうだ。
ドイツから発信される新製品を日本に紹介するピーアールインターナショナル。シュワルベやオルトリーブ、リクセンカウル、SKSなど定番中の定番ブランドを多く取り扱っており、それぞれが自転車乗りのサイクリングライフを手助けしてくれるはずだ。
リンク
Amazon.co.jp