2022/09/25(日) - 20:34
Jプロツアー第15戦の「まえばし赤城山ヒルクライム」は、残り3kmでアタックしたフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)が独走して今シーズン初勝利を挙げた。女子は渡邊瑛里(松輪塾)が優勝した。
ラストレースとなる伊藤雅和(シエルブルー鹿屋)にチームメイトから花束 photo:Satoru Kato
大怪我から復帰した沢田時(チームブリヂストンサイクリング) photo:Satoru Kato
Jプロツアー群馬3連戦の最後はヒルクライムレース。群馬県の県庁所在地である前橋市内をスタートして赤城山にフィニッシュする「まえばし赤城山ヒルクライム」だ。2019年までヒルクライムイベントに併催される形でJプロツアーを含むJBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)のレースが行われてきたが、折からのコロナ禍により2020年、2021年と開催が見送られたため、今年3年ぶりの開催となった。
コース全長21.5km、高低差1313m、平均勾配6.4%、最大勾配9.4%を誇る国内ヒルクライムイベントの中でも有数のコース。フィニッシュ地点は標高1400mを超える場所に設定されており、麓との気温差が10℃以上になることもある。
陽が登りきらぬ午前7時スタート photo:Satoru Kato
前橋市内を見下ろす丘でリアルスタート photo:Satoru Kato
茂越龍哉(備後しまなみeNShare)と小山貴大(群馬グリフィンレーシングチーム)が最初に飛び出す photo:Satoru Kato
まだ陽が登り切らない午前7時にパレードスタート。前橋市内を見下ろす高台でリアルスタートが切られると、茂越龍哉(備後しまなみeNShare)のファーストアタックに小山貴大(群馬グリフィンレーシングチーム)が追従して2名が先行する。しばらくして2名が吸収されると、松下直暉(稲城FIETS クラスアクト)が単独で先行。しかしコース中間点を前に吸収される。
コース半ばでペースアップする池田隆人(リオモ・ベルマーレ・レーシングチーム) photo:Satoru Kato
コース終盤、金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)がペースアップ photo:Satoru Kato
コース後半に入り、徐々に勾配がきつくなってきたところで、昨年の富士ヒルクライムで優勝した池田隆人(LEOMO Bellmare Racing Team)、乗鞍ヒルクライムで優勝した金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)らがペースアップすると、集団の人数は一気に減っていく。スタート時48名だった集団は、残り4kmまでに7名まで絞られた。
後続を引き離していくフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) photo:Satoru Kato
残り3km付近、つづら折れの登りが続く区間でフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)がアタック。湊諒、風間翔眞(以上シマノレーシング)金子らが追うものの、徐々に差が開いていく。独走体制を築いたマンセボはフィニッシュまで逃げ切って優勝。意外にもこれが今シーズン初勝利となった。
2位に湊、3位には加藤辰之介(イナーメ信濃山形)。レースを動かした池田が4位、金子は5位となった。
フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)がトップでフィニッシュ photo:Satoru Kato
表彰式 photo:Satoru Kato
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Jプロツアー群馬3連戦の最後はヒルクライムレース。群馬県の県庁所在地である前橋市内をスタートして赤城山にフィニッシュする「まえばし赤城山ヒルクライム」だ。2019年までヒルクライムイベントに併催される形でJプロツアーを含むJBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)のレースが行われてきたが、折からのコロナ禍により2020年、2021年と開催が見送られたため、今年3年ぶりの開催となった。
コース全長21.5km、高低差1313m、平均勾配6.4%、最大勾配9.4%を誇る国内ヒルクライムイベントの中でも有数のコース。フィニッシュ地点は標高1400mを超える場所に設定されており、麓との気温差が10℃以上になることもある。
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まだ陽が登り切らない午前7時にパレードスタート。前橋市内を見下ろす高台でリアルスタートが切られると、茂越龍哉(備後しまなみeNShare)のファーストアタックに小山貴大(群馬グリフィンレーシングチーム)が追従して2名が先行する。しばらくして2名が吸収されると、松下直暉(稲城FIETS クラスアクト)が単独で先行。しかしコース中間点を前に吸収される。
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コース後半に入り、徐々に勾配がきつくなってきたところで、昨年の富士ヒルクライムで優勝した池田隆人(LEOMO Bellmare Racing Team)、乗鞍ヒルクライムで優勝した金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)らがペースアップすると、集団の人数は一気に減っていく。スタート時48名だった集団は、残り4kmまでに7名まで絞られた。
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残り3km付近、つづら折れの登りが続く区間でフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)がアタック。湊諒、風間翔眞(以上シマノレーシング)金子らが追うものの、徐々に差が開いていく。独走体制を築いたマンセボはフィニッシュまで逃げ切って優勝。意外にもこれが今シーズン初勝利となった。
2位に湊、3位には加藤辰之介(イナーメ信濃山形)。レースを動かした池田が4位、金子は5位となった。
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Jプロツアー第15戦 まえばし赤城山ヒルクライム 結果(21.5km)
1位 | フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) | 57分47秒 |
2位 | 湊 諒(シマノレーシング) | +13秒 |
3位 | 加藤辰之介(イナーメ信濃山形) | +15秒 |
4位 | 池田隆人(LEOMO Bellmare Racing Team) | +17秒 |
5位 | 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) | +19秒 |
6位 | 風間翔眞(シマノレーシング) | +31秒 |
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