2022/08/31(水) - 19:19
ロードサイクリストの一大イベント、シマノ鈴鹿ロードレースのレポートの締めは会場で出会ったチームの皆さんのスナップ集をお届け。ショップのクラブや会社の同僚などチームの形態は様々。お揃いのジャージを着てレースを楽しむのは共通で、皆さん元気よく取材に応じていただきました。
CS Yamada
赤いジャージのCS Yamadaは京都八幡市のショップ「サイクルショップYAMADA(ヤマダ)」に集う人たちのチーム。趣味のクラブで、週末の朝練がミーティング代わりとか。ポリシーは「頑張らない」こと。来てくれたら誰でも歓迎の、社会人中心の「やりやす〜い」チームだとか。練習で走る定番コースは大山崎から柳谷観音の山を登る4kmの上り坂。ちなみにチーム代表の山田太郎店長は京都産業大学自転車部時代に1991年・93年のツール・ド・北海道やジャパンカップにも出場経験がある元選手で、ワンデーツーリングも好きな頼りになる存在だ。
Team QUANSAI Classic Racers
最新バイクが集うシマノ鈴鹿ロードで、クラシックな往年の名車がずらりと並ぶチームパドックがあった。古風なジャージに記されたその名もTeam QUANSAI Classic Racers(チームカンサイクラッシクレーサーズ)は、ヴィンテージバイクでレースに出ることをモットーにしたナイスミドルたちのクラブ。旧車を持っている人が集まり、普段の活動は走行会の他にシマノ鈴鹿は毎年だいたい出ているとか。
1960年代前半の名車チネリ・スーパーコルサやデ・ローザ、そして2019年の全日本ロードチャンピオン入部正太朗選手のお父さん(故人)のブランド「IRIBE」のバイクが目を引く。今回は3人がIRIBEに乗るチームが揃った。他にもMAEDAなど、日本のビルダーのバイクも。3チームで出場したチームTTでのTeam QUANSAIの走りはなかなか熱かったです。 ちなみにKansaiの頭文字が「Qu」になっているのは、響きが面白いからだとか。
O☆RACING
チームTTに4チームも参戦したO☆RACING (オー・レーシング)は岐阜県各務原市のサイクルショップ「OGIUE CYCLE(オギウエサイクル)」のクラブチーム。活動拠点となるお店は各務ヶ原市役所のすぐそばにあり、50年以上の歴史があるという(この30年はスポーツバイク中心だとか)。 チーム員は30〜40代中心で、上は60代まで。レース経験20〜30年のベテランも揃っているとか。そしてシマノ鈴鹿にはチームTTに勝負を賭けての出場で「速い人が居るので入賞を狙っています」と店長さんが言うように、出場4チームのうちのAチームが1位と15秒差の2位という素晴らしい結果(惜しい!)。レース後は入賞メンバーを囲んで皆で表彰台に登壇しての記念撮影と相成りました。
CROSS JOKER
CROSS JOKER(クロスジョーカー)は愛知県犬山市周辺で集まる人のレーシングチーム。結成してもう25年ぐらいになるとか。「カミハギサイクルに集まる人が多いけど、全員というわけではなく、つながりで集まって犬山周辺で走っています。もともとMTBクロスカントリーが主体のチームだったので、クロスはXCの意味なんです」。
TWO by TWO(つうばいつう)
シケイン脇に陣取っていたのは大阪府八尾市のサイクルショップ、Cyclist's Station TWO by TWO(サイクリスツステーションつうばいつう)に集まる、シマノ鈴鹿ではすっかりおなじみの老舗クラブ。ロードバイクを中心にシクロクロスやツーリングなど、真剣さと楽しさを適当にミックスしたゆるーいレーシングチームだとか。「最近はお達者クラブを目指していて、そろそろ赤いちゃんちゃんこジャージを作ろうか、と話しています」とか。そして「女の人が居ないから募集中」と言うすぐ脇には女性のクラブ員さんもいらっしゃいました(汗)。
チームTOTEC(トーテック)
チームTOTEC(トーテック)は名古屋のIT関連の会社の社員さんチーム。プログラムやシステムを作ることが仕事のエンジニア集団で、「会社のチャリンコガチ勢が集まった素敵なチーム」だそうだ。ジャージにはクライアントさんのウェディング関連の会社のロゴも入っていた。ちなみに取材班が声をかけさせてもらったのは、チームTTがかなり遅くて、しかし皆さん本当に楽しそうに走っていたから。「今まででいちばんスピードに乗って、スリップしそうでしたよ!」とキャプテン(おそらく上司)は話してくれた(笑)。今回は東京本社からも助っ人を呼んで出場したとのことで、シマノ鈴鹿ロードは社内の自転車好きが夏に集まることができるのが楽しみだとか。シマノ鈴鹿で親睦を深めて仕事もパワーアップ!
ぴっと・レーシングチーム
愛知県刈谷市の自転車店「サイクルぴっとイノウエ」のチームが「ぴっと・レーシングチーム」。青・黄・赤のジャージはシマノ鈴鹿ではお馴染みすぎな存在。毎週土日に練習して、シマノ鈴鹿ロードレースをメインにレースに参加しているそうです。今年はニセコクラシックの年代別優勝者を出したりと本格的だが、「レースだけじゃなく、ツーリングや飲み会をして、みんなでワイワイ楽しく、時には真剣に自転車を楽しんでいます」とのこと。
TEAM AXIS
スタート前にうちわでチーム名をアピールしていたのはTEAM AXIS。富田林市のBICYCLE SHOP AXISを拠点にするチーム。スタートしたのが3年前とまだ新しく、趣味の範囲で楽しくレベルアップを目指しているそうです。「レースに参加していますが自転車の醍醐味といえばやっぱりツーリング。アワイチ(淡路島1周)ビワイチ(琵琶湖1周)、しまなみ海道ツーリングや乗鞍ヒルクライムなど何でも楽しむチームです」。
チーム光(ひかる)
TTが得意で、いつも熱い走りを見せてくれるシマノスズカの名物的存在、チーム光(ひかる)は愛知県豊田市のサイクルショップ光を拠点とするチーム。今年はちょっと静かだと思ったら、名物店長の國本勝弘さんが今回体調不良のため欠席と、いつもよりちょっと寂しい感じ。店長、元気になってくださいね!。
SHIMANO DRINKING (シマノドリンキング)
シマノのチームと言えばシマノレーシングですが、シマノドリンキングというチームはご存知でしょうか。シマノ社員さんによるチームで、DRINKINGは「飲む」=酒飲みというチーム。文字通りお酒が飲めないとこのジャージを着れないそうですが、自転車好きのチームだけあってチームタイムトライアルではJPTやJBCFのノンプロチームに次ぐ3位という成績を残した豪脚チーム。ジャージデザインもリニューアルしてちょっとイメチェン。こんな人たちがシマノのパーツを生み出しているんですね。
バルバレーシング
北陸でチェーン展開するプロショップ、バルバレーシングが今年のシマノ鈴鹿で最大勢力だったことは参加した皆さんの誰も異論はないはず。入門〜最上級クラスまであらゆる種目にエントリーした白いジャージが大暴れ。5ステージ鈴鹿ではレース展開をつくり、ボスの寺崎嘉彦さんはマスターズ50歳クラスで優勝したほか、入賞者も多数。鈴鹿ロード・クラシック女子の部は参加選手の半数以上をバルバレーシングの選手が占めた。バルバ・トヤマ、エチゼン、カナザワ、フクイ、タカオカなどストア別のチームは同じジャージに見えて各店チームごとにアクセントで入るラインのカラーが違うとか。とにかく人数も多くいちばん目立っていたチームでした。
text&photo:Makoto AYANO
photo:Masanao TOMITA
CS Yamada
赤いジャージのCS Yamadaは京都八幡市のショップ「サイクルショップYAMADA(ヤマダ)」に集う人たちのチーム。趣味のクラブで、週末の朝練がミーティング代わりとか。ポリシーは「頑張らない」こと。来てくれたら誰でも歓迎の、社会人中心の「やりやす〜い」チームだとか。練習で走る定番コースは大山崎から柳谷観音の山を登る4kmの上り坂。ちなみにチーム代表の山田太郎店長は京都産業大学自転車部時代に1991年・93年のツール・ド・北海道やジャパンカップにも出場経験がある元選手で、ワンデーツーリングも好きな頼りになる存在だ。
Team QUANSAI Classic Racers
最新バイクが集うシマノ鈴鹿ロードで、クラシックな往年の名車がずらりと並ぶチームパドックがあった。古風なジャージに記されたその名もTeam QUANSAI Classic Racers(チームカンサイクラッシクレーサーズ)は、ヴィンテージバイクでレースに出ることをモットーにしたナイスミドルたちのクラブ。旧車を持っている人が集まり、普段の活動は走行会の他にシマノ鈴鹿は毎年だいたい出ているとか。
1960年代前半の名車チネリ・スーパーコルサやデ・ローザ、そして2019年の全日本ロードチャンピオン入部正太朗選手のお父さん(故人)のブランド「IRIBE」のバイクが目を引く。今回は3人がIRIBEに乗るチームが揃った。他にもMAEDAなど、日本のビルダーのバイクも。3チームで出場したチームTTでのTeam QUANSAIの走りはなかなか熱かったです。 ちなみにKansaiの頭文字が「Qu」になっているのは、響きが面白いからだとか。
O☆RACING
チームTTに4チームも参戦したO☆RACING (オー・レーシング)は岐阜県各務原市のサイクルショップ「OGIUE CYCLE(オギウエサイクル)」のクラブチーム。活動拠点となるお店は各務ヶ原市役所のすぐそばにあり、50年以上の歴史があるという(この30年はスポーツバイク中心だとか)。 チーム員は30〜40代中心で、上は60代まで。レース経験20〜30年のベテランも揃っているとか。そしてシマノ鈴鹿にはチームTTに勝負を賭けての出場で「速い人が居るので入賞を狙っています」と店長さんが言うように、出場4チームのうちのAチームが1位と15秒差の2位という素晴らしい結果(惜しい!)。レース後は入賞メンバーを囲んで皆で表彰台に登壇しての記念撮影と相成りました。
CROSS JOKER
CROSS JOKER(クロスジョーカー)は愛知県犬山市周辺で集まる人のレーシングチーム。結成してもう25年ぐらいになるとか。「カミハギサイクルに集まる人が多いけど、全員というわけではなく、つながりで集まって犬山周辺で走っています。もともとMTBクロスカントリーが主体のチームだったので、クロスはXCの意味なんです」。
TWO by TWO(つうばいつう)
シケイン脇に陣取っていたのは大阪府八尾市のサイクルショップ、Cyclist's Station TWO by TWO(サイクリスツステーションつうばいつう)に集まる、シマノ鈴鹿ではすっかりおなじみの老舗クラブ。ロードバイクを中心にシクロクロスやツーリングなど、真剣さと楽しさを適当にミックスしたゆるーいレーシングチームだとか。「最近はお達者クラブを目指していて、そろそろ赤いちゃんちゃんこジャージを作ろうか、と話しています」とか。そして「女の人が居ないから募集中」と言うすぐ脇には女性のクラブ員さんもいらっしゃいました(汗)。
チームTOTEC(トーテック)
チームTOTEC(トーテック)は名古屋のIT関連の会社の社員さんチーム。プログラムやシステムを作ることが仕事のエンジニア集団で、「会社のチャリンコガチ勢が集まった素敵なチーム」だそうだ。ジャージにはクライアントさんのウェディング関連の会社のロゴも入っていた。ちなみに取材班が声をかけさせてもらったのは、チームTTがかなり遅くて、しかし皆さん本当に楽しそうに走っていたから。「今まででいちばんスピードに乗って、スリップしそうでしたよ!」とキャプテン(おそらく上司)は話してくれた(笑)。今回は東京本社からも助っ人を呼んで出場したとのことで、シマノ鈴鹿ロードは社内の自転車好きが夏に集まることができるのが楽しみだとか。シマノ鈴鹿で親睦を深めて仕事もパワーアップ!
ぴっと・レーシングチーム
愛知県刈谷市の自転車店「サイクルぴっとイノウエ」のチームが「ぴっと・レーシングチーム」。青・黄・赤のジャージはシマノ鈴鹿ではお馴染みすぎな存在。毎週土日に練習して、シマノ鈴鹿ロードレースをメインにレースに参加しているそうです。今年はニセコクラシックの年代別優勝者を出したりと本格的だが、「レースだけじゃなく、ツーリングや飲み会をして、みんなでワイワイ楽しく、時には真剣に自転車を楽しんでいます」とのこと。
TEAM AXIS
スタート前にうちわでチーム名をアピールしていたのはTEAM AXIS。富田林市のBICYCLE SHOP AXISを拠点にするチーム。スタートしたのが3年前とまだ新しく、趣味の範囲で楽しくレベルアップを目指しているそうです。「レースに参加していますが自転車の醍醐味といえばやっぱりツーリング。アワイチ(淡路島1周)ビワイチ(琵琶湖1周)、しまなみ海道ツーリングや乗鞍ヒルクライムなど何でも楽しむチームです」。
チーム光(ひかる)
TTが得意で、いつも熱い走りを見せてくれるシマノスズカの名物的存在、チーム光(ひかる)は愛知県豊田市のサイクルショップ光を拠点とするチーム。今年はちょっと静かだと思ったら、名物店長の國本勝弘さんが今回体調不良のため欠席と、いつもよりちょっと寂しい感じ。店長、元気になってくださいね!。
SHIMANO DRINKING (シマノドリンキング)
シマノのチームと言えばシマノレーシングですが、シマノドリンキングというチームはご存知でしょうか。シマノ社員さんによるチームで、DRINKINGは「飲む」=酒飲みというチーム。文字通りお酒が飲めないとこのジャージを着れないそうですが、自転車好きのチームだけあってチームタイムトライアルではJPTやJBCFのノンプロチームに次ぐ3位という成績を残した豪脚チーム。ジャージデザインもリニューアルしてちょっとイメチェン。こんな人たちがシマノのパーツを生み出しているんですね。
バルバレーシング
北陸でチェーン展開するプロショップ、バルバレーシングが今年のシマノ鈴鹿で最大勢力だったことは参加した皆さんの誰も異論はないはず。入門〜最上級クラスまであらゆる種目にエントリーした白いジャージが大暴れ。5ステージ鈴鹿ではレース展開をつくり、ボスの寺崎嘉彦さんはマスターズ50歳クラスで優勝したほか、入賞者も多数。鈴鹿ロード・クラシック女子の部は参加選手の半数以上をバルバレーシングの選手が占めた。バルバ・トヤマ、エチゼン、カナザワ、フクイ、タカオカなどストア別のチームは同じジャージに見えて各店チームごとにアクセントで入るラインのカラーが違うとか。とにかく人数も多くいちばん目立っていたチームでした。
text&photo:Makoto AYANO
photo:Masanao TOMITA
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