2022/08/26(金) - 21:35
トラック競技の全日本選手権が伊豆ベロドロームで開幕した。初日はスプリント予選やチームパーシュートなどで4つの大会新記録が誕生。エリミネイションでは、東京五輪代表の橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が優勝した。
今年のトラック競技の全日本選手権は8月26日から29日の4日間に渡り開催される。会場は、東京五輪・パラリンピックが開催された伊豆ベロドロームの250m板張りバンク。男女エリート、ジュニア、パラサイクリングの各種目が行われる。
男女ジュニア・スプリント 予選で大野風貴芽が大会記録更新
最初に行われたのは男女ジュニアのスプリント予選。200mフライングタイムトライアルで、大野風貴芽(日本体育大学)が昨年自ら記録した大会記録を上回る11秒812の大会新記録を出した。大野は決勝で田野口佳奈(香川県立高松工芸高校)を下して優勝した。
大野風貴芽コメント
「今までたくさん練習した成果が出て嬉しい。大学生になってからウェイトトレーニングを取り入れて、重いギアを踏めるようになった。来週のインカレでも優勝したい」
男子ジュニアのスプリント予選では、山歩夢(平工業高校)が大会記録に迫る10秒238をマークした山崎歩夢(平工業高校)が決勝まで勝ち進み、予選2位の井出晃太郎(中央大学)と対戦。2本連取で井出を下して優勝した。
山崎歩夢コメント
「全国大会でチャンピオンジャージを着るのは初めて。今まで頑張ってきた甲斐があったと感じている。決勝では早めに仕掛けて自分から展開を作ることを心がけた。スプリントのテクニックは動画サイトで強い選手の走りを見て研究したことが活かせたと思う」
チームパーシュート ブリヂストンが3分53秒台の大会新記録
男子エリートのチームパーシュートでは、6月のアジア選手権優勝メンバーを揃えたチームブリヂストンサイクリングA(窪木、今村、兒島、松田)が別格の走りを見せた。予選で3分56秒396を出して大会記録を更新すると、決勝ではさらに速いペースで走り、3分53秒877の大会新記録を叩き出した。
「団抜きの練習は2回しか出来ていなかったので、細かいミスでタイムを失っていた」と、メンバーの松田祥位は話す。チームの目標は10月のトラック世界選手権。さらには「2024年のパリ五輪にチームパーシュートで出場すること。それに向けて1年1年しっかりと積み上げていきたい」と、窪木一茂は語った。
チームスプリント ドリームシーカーが43秒台の大会新記録
男子エリートのチームスプリントでは、ドリームシーカー・レーシングチーム(長迫、中野、小原)が決勝で43秒416の大会新記録をマークして優勝。女子はエキシビジョンとして2021年世界選手権代表メンバーで構成されたチームBS+楽天Kドリームス(太田、佐藤、梅川)が、48秒720の大会新記録を出した。
エリミネイション 橋本英也が復活の全日本優勝
男子エリートのエリミネイションは、チームブリヂストンサイクリングから3名、スパークルおおいたレーシングチームから3名が出場。窪木一茂が最初に除外されるものの、その後はスパークルおおいたの黒枝咲哉、沢田桂太郎が相次いで除外。孫崎大樹も除外されると橋本英也と今村駿介のブリヂストン対決となり、橋本が競り勝って優勝。フィニッシュの瞬間は雄叫びを上げて喜びを爆発させた。
橋本英也コメント
「五輪のあとずっと不調に苦しんでいて、優勝出来ない時期が続いていた。今回久々の全日本で優勝できて本当に嬉しい。五輪後も応援してくれた皆さんにお礼を言いたい。明日以降も厳しい戦いがあるが、最低でももう1枚チャンピオンジャージを持って帰りたい」
今年のトラック競技の全日本選手権は8月26日から29日の4日間に渡り開催される。会場は、東京五輪・パラリンピックが開催された伊豆ベロドロームの250m板張りバンク。男女エリート、ジュニア、パラサイクリングの各種目が行われる。
男女ジュニア・スプリント 予選で大野風貴芽が大会記録更新
最初に行われたのは男女ジュニアのスプリント予選。200mフライングタイムトライアルで、大野風貴芽(日本体育大学)が昨年自ら記録した大会記録を上回る11秒812の大会新記録を出した。大野は決勝で田野口佳奈(香川県立高松工芸高校)を下して優勝した。
大野風貴芽コメント
「今までたくさん練習した成果が出て嬉しい。大学生になってからウェイトトレーニングを取り入れて、重いギアを踏めるようになった。来週のインカレでも優勝したい」
男子ジュニアのスプリント予選では、山歩夢(平工業高校)が大会記録に迫る10秒238をマークした山崎歩夢(平工業高校)が決勝まで勝ち進み、予選2位の井出晃太郎(中央大学)と対戦。2本連取で井出を下して優勝した。
山崎歩夢コメント
「全国大会でチャンピオンジャージを着るのは初めて。今まで頑張ってきた甲斐があったと感じている。決勝では早めに仕掛けて自分から展開を作ることを心がけた。スプリントのテクニックは動画サイトで強い選手の走りを見て研究したことが活かせたと思う」
チームパーシュート ブリヂストンが3分53秒台の大会新記録
男子エリートのチームパーシュートでは、6月のアジア選手権優勝メンバーを揃えたチームブリヂストンサイクリングA(窪木、今村、兒島、松田)が別格の走りを見せた。予選で3分56秒396を出して大会記録を更新すると、決勝ではさらに速いペースで走り、3分53秒877の大会新記録を叩き出した。
「団抜きの練習は2回しか出来ていなかったので、細かいミスでタイムを失っていた」と、メンバーの松田祥位は話す。チームの目標は10月のトラック世界選手権。さらには「2024年のパリ五輪にチームパーシュートで出場すること。それに向けて1年1年しっかりと積み上げていきたい」と、窪木一茂は語った。
チームスプリント ドリームシーカーが43秒台の大会新記録
男子エリートのチームスプリントでは、ドリームシーカー・レーシングチーム(長迫、中野、小原)が決勝で43秒416の大会新記録をマークして優勝。女子はエキシビジョンとして2021年世界選手権代表メンバーで構成されたチームBS+楽天Kドリームス(太田、佐藤、梅川)が、48秒720の大会新記録を出した。
エリミネイション 橋本英也が復活の全日本優勝
男子エリートのエリミネイションは、チームブリヂストンサイクリングから3名、スパークルおおいたレーシングチームから3名が出場。窪木一茂が最初に除外されるものの、その後はスパークルおおいたの黒枝咲哉、沢田桂太郎が相次いで除外。孫崎大樹も除外されると橋本英也と今村駿介のブリヂストン対決となり、橋本が競り勝って優勝。フィニッシュの瞬間は雄叫びを上げて喜びを爆発させた。
橋本英也コメント
「五輪のあとずっと不調に苦しんでいて、優勝出来ない時期が続いていた。今回久々の全日本で優勝できて本当に嬉しい。五輪後も応援してくれた皆さんにお礼を言いたい。明日以降も厳しい戦いがあるが、最低でももう1枚チャンピオンジャージを持って帰りたい」
H3
2022トラック全日本選手権1日目 結果
男女ジュニア スプリント結果(タイムは予選時)
男子 | 女子 | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 山崎歩夢(平工業高校) | 10秒238 | 大野風貴芽(日本体育大学) | 11秒812(大会新) |
2位 | 井出晃太郎(中央大学) | 10秒394 | 田野口佳奈(香川県立高松工芸高校) | 12秒274 |
3位 | 熊谷海飛(静岡北高校) | 10秒497 | 濱 彩春(東北高校) | 12秒855 |
4位 | 高木海安(平工業高校) | 10秒ぷ864 | ||
5位 | 大塚 城(星陵高校) | 10.881 | ||
6位 | 松平暖希(総合工科高校) | 10.891 | ||
7位 | 謝花勇哉(沖縄工業高校) | 10.979 | ||
8位 | 青木光琉 (興国高校) | 11.078 |
男子エリート チームパーシュート 結果
1位 | チームブリヂストンサイクリングA(窪木、今村、兒島、松田) | 3分53秒877(大会新) |
2位 | チームブリヂストンサイクリングB(橋本、山本、河野、新山) | 3分59秒998 |
3位 | 朝日大学(安達、西條、山本、長谷川) | 4分12秒104(予選時) |
チームスプリント 結果(250m×3)
1位 | ドリームシーカー・レーシングチーム(長迫、中野、小原) | 43秒957 43秒416(大会新) |
2位 | 日本大学(三神、三浦、伊藤) | 45秒966 |
3位 | 沖縄県自転車競技連盟(謝花、新垣、渋谷) | 48秒697 |
4位 | チームロジスティジャック(大村、斉藤、山崎) | 50秒756 |
女子エリート(エキシビジョン) | ||
チームBS+楽天Kドリームス(太田、佐藤、梅川) | 48秒720(大会新) |
男子エリート エリミネイション
1位 | 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング) | |
2位 | 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) | |
3位 | 孫崎大樹(スパークルおおいたレーシングチーム) | |
4位 | 沢田桂太郎(スパークルおおいたレーシングチーム) | |
5位 | 黒枝咲哉(スパークルおおいたレーシングチーム) | |
6位 | 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) |
text&photo:Satoru Kato
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