2022/09/21(水) - 16:20
ツール・ド・フランスで活躍したプロチーム機材特集の第21弾はトタルエネルジーのバイクをピックアップ。スペシャライズドの軽量オールラウンドバイクのTARMAC SL7、ROUBAIXやTTバイクのSHIVを紹介していこう。
トタルエネルジーのスペシャライズド S-WORKS TARMAC SL7
今年移籍したペテル・サガン(スロバキア)をエースに据え、ツールへと臨んだフレンチチームのトタルエネルジー。昨年まではウィリエールをメインバイクとしてきたチームだが、サガンの移籍に伴いスペシャライズドへスイッチしたことが最も大きな変更点だ。
メイン機材となるのは、スペシャライズドが誇る軽量オールラウンドバイク、S-WORKS TARMAC SL7。チームバイクとしては鮮やかなレッドを採用しているが、サガンのバイクはスロバキアの国旗をイメージしたのだろうか、ブルーのフレームにレッドのシートポストを組み合わせるという特別なカラーリングに塗装されている。なお、パヴェステージでは全員がエンデュランスモデルのROUBAIXを使用した。
セラミックスピードのOSPW AEROを使用する
R9100系DURA-ACEを使用する
サドルもスペシャライズド。サガンはROMINを愛用している
ホイールはロヴァール RAPIDE CLXⅡ
スペシャライズドサポートチームらしく、ホイールやタイヤ、ハンドル、サドルなどはスペシャライズドおよびロヴァール製品を使用する。今年モデルチェンジしたRAPIDE CLXⅡをメインとしつつ、コースによってALPINISTなども使いわけていた模様。
メインコンポーネントはシマノのDURA-ACE DI2。ただし、最新のR9200系ではなく、11速のR9100系を使用している。パヴェステージではサガンが機械式変速を用いていたのも興味深いポイントだ。
パヴェステージではスペシャライズド S-WORKS ROUBAIXを使用
パヴェステージでは機械式変速を好むサガン。R9200DURA-ACEへスイッチしない理由か?
R9200系DURA-ACEには機械式変速モデルはラインアップされていないことも相まって、チームがR9100系DURA-ACEを使用する理由が供給面での問題に由来するのか、それともサガンの機械式変速へのこだわりに由来するのか、想像が膨らむ。
TTバイクに関してもスペシャライズドのS-WORKS SHIV TTを用いている。リアホイールにはロヴァールの321DISCを採用している。昨今流行の3D形状のDHバーは採用せず、スペシャライズドの純正バーを使っている。
TTステージではSHIV TTを使用していた
TTでは58-46のチェーンリングを使用
3D形状のエアロDHバーを採用する選手も多い中、トラディショナルな丸断面のDHバーを使用する
バイクスタンドは近年採用チームが増えているオフィッチーネ・パロリン STABILUS 2.0を採用。タイヤサイズなどに影響されず、安定感のある保持力が定評あるスタンドだ。
![トタルエネルジーのスペシャライズド S-WORKS TARMAC SL7](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/08/22/ayano2022tdf8e-19.jpg)
今年移籍したペテル・サガン(スロバキア)をエースに据え、ツールへと臨んだフレンチチームのトタルエネルジー。昨年まではウィリエールをメインバイクとしてきたチームだが、サガンの移籍に伴いスペシャライズドへスイッチしたことが最も大きな変更点だ。
メイン機材となるのは、スペシャライズドが誇る軽量オールラウンドバイク、S-WORKS TARMAC SL7。チームバイクとしては鮮やかなレッドを採用しているが、サガンのバイクはスロバキアの国旗をイメージしたのだろうか、ブルーのフレームにレッドのシートポストを組み合わせるという特別なカラーリングに塗装されている。なお、パヴェステージでは全員がエンデュランスモデルのROUBAIXを使用した。
![セラミックスピードのOSPW AEROを使用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/08/22/ayano2022tdf4e-227.jpg)
![R9100系DURA-ACEを使用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/08/22/ayano2022tdf4e-244.jpg)
![サドルもスペシャライズド。サガンはROMINを愛用している](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/08/22/ayano2022tdf4e-247.jpg)
![ホイールはロヴァール RAPIDE CLXⅡ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/08/22/ayano2022tdf4e-230.jpg)
スペシャライズドサポートチームらしく、ホイールやタイヤ、ハンドル、サドルなどはスペシャライズドおよびロヴァール製品を使用する。今年モデルチェンジしたRAPIDE CLXⅡをメインとしつつ、コースによってALPINISTなども使いわけていた模様。
メインコンポーネントはシマノのDURA-ACE DI2。ただし、最新のR9200系ではなく、11速のR9100系を使用している。パヴェステージではサガンが機械式変速を用いていたのも興味深いポイントだ。
![パヴェステージではスペシャライズド S-WORKS ROUBAIXを使用](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/08/22/ayano2022tdf5e-252.jpg)
![パヴェステージでは機械式変速を好むサガン。R9200DURA-ACEへスイッチしない理由か?](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/08/22/ayano2022tdf5e-273.jpg)
R9200系DURA-ACEには機械式変速モデルはラインアップされていないことも相まって、チームがR9100系DURA-ACEを使用する理由が供給面での問題に由来するのか、それともサガンの機械式変速へのこだわりに由来するのか、想像が膨らむ。
TTバイクに関してもスペシャライズドのS-WORKS SHIV TTを用いている。リアホイールにはロヴァールの321DISCを採用している。昨今流行の3D形状のDHバーは採用せず、スペシャライズドの純正バーを使っている。
![TTステージではSHIV TTを使用していた](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/08/22/ayano2022tdf20e-220.jpg)
![TTでは58-46のチェーンリングを使用](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/08/22/ayano2022tdf20e-381.jpg)
![3D形状のエアロDHバーを採用する選手も多い中、トラディショナルな丸断面のDHバーを使用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/08/22/ayano2022tdf20e-223.jpg)
バイクスタンドは近年採用チームが増えているオフィッチーネ・パロリン STABILUS 2.0を採用。タイヤサイズなどに影響されず、安定感のある保持力が定評あるスタンドだ。
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