2022/06/07(火) - 11:27
イギリスを舞台にした6日間の「ステージレース、第8回ウィメンズツアーが開幕。先導する白バイが追突事故をお越したため1時間に及ぶ中断が起きた初日を、クララ・コッポニ(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)が制した。
イギリスを舞台にした6日間のステージレース、第8回ウィメンズツアーが開幕。先導する白バイが追突事故をしたためレースが約1時間中断された初日を、クララ・コッポニ(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)が制した。
ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM)による3戦全勝で幕を閉じたライド・ロンドンクラシックを終え、引き続きUCIウィメンズワールドツアーの舞台はイギリス。2014年に初開催され、2016年にワールドツアーに昇格した国内で最も権威のある第8回ウィメンズツアーがイングランド南東部コルチェスターで開幕した。
例年通り平坦ステージで占められるレースだが、今年は第5ステージに1級山岳ザ・ブラックマウンテン(距離5.2km/平均5.9%)の山頂フィニッシュが登場するため、そのクイーンステージでの成績がそのまま総合優勝争いに直結すると思われる。出場するのはワールドチームや地元イギリスのUCIチームを含む全17チームの総勢97名。前述した波に乗るウィーベスや2017年大会を制したカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)、エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード)など強豪勢が集った。
大会初日はコルチェスターからベリー・セント・エドマンズへ向かう142.1km。2ヶ所の山岳ポイントが登場するものの、難易度は低く集団スプリントが予想された。
レースは序盤から34km地点にある山岳ポイントに向け、前回大会で山岳賞を獲得したエリーズ・シャベイ(スイス)のためにキャニオン・スラムがハイスピードで牽引した。イギリスらしい空を覆う雲から雨粒が落ち始めるなか、山岳ポイントをトップ通過したのは直前でシャベイを抜いたクリスティーヌ・マジュラス(ルクセンブルク、SDワークス)。マジュラスはこの日2つ目の山岳ポイントでもシャベイを抑えて先頭通過し、山岳賞ジャージを獲得している。
各種中間ポイントに積極的なチームが高速牽引したため逃げが決まらず、残り60km地点でようやくダニエル・シュロスブリー(イギリス、CAMS・バッソ)が飛び出しに成功する。チームDSMが牽引するメイン集団に対し最大2分差をつけ、順調にフィニッシュへ突き進むシュロスブリー。しかし残り30km地点で先導する白バイが追突事故を起こしたためレースは一時中断。寒空の下、55分間に渡り選手たちは足止めされることに。
中断時と同じ状況でレースが再開され、トレック・セガフレードも牽引に加わったプロトンが残り14kmでシュロスブリーを飲み込み、勝負は集団スプリントへ。一列でないと曲がれないほど狭いコーナーが連続するラスト1kmで、チームDSMの隊列がウィーベスを引き連れ先頭へ。必勝体制と思われたものの、フィニッシュ直前の90度左コーナーを曲がりきれずウィーベスを含むトレイン全員が落車してしまう。そして、そのすぐ後方で落車を回避したクララ・コッポニ(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)が、ソフィア・ベルティツォーロ(イタリア、UAEチームADQ)らを下して勝利した。
2020年、2021年のトラック世界選手権マディソンで2年連続銀メダルを獲得しているコッポニ。「シーズン序盤からずっと勝利を待ちわびていた。このレベルで勝利を挙げることはとても大切。なぜなら直前のライドロンドンでは勝負に絡むことができなかったから」と、ワールドツアー初勝利を喜んだ。
イギリスを舞台にした6日間のステージレース、第8回ウィメンズツアーが開幕。先導する白バイが追突事故をしたためレースが約1時間中断された初日を、クララ・コッポニ(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)が制した。
ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM)による3戦全勝で幕を閉じたライド・ロンドンクラシックを終え、引き続きUCIウィメンズワールドツアーの舞台はイギリス。2014年に初開催され、2016年にワールドツアーに昇格した国内で最も権威のある第8回ウィメンズツアーがイングランド南東部コルチェスターで開幕した。
例年通り平坦ステージで占められるレースだが、今年は第5ステージに1級山岳ザ・ブラックマウンテン(距離5.2km/平均5.9%)の山頂フィニッシュが登場するため、そのクイーンステージでの成績がそのまま総合優勝争いに直結すると思われる。出場するのはワールドチームや地元イギリスのUCIチームを含む全17チームの総勢97名。前述した波に乗るウィーベスや2017年大会を制したカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)、エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード)など強豪勢が集った。
大会初日はコルチェスターからベリー・セント・エドマンズへ向かう142.1km。2ヶ所の山岳ポイントが登場するものの、難易度は低く集団スプリントが予想された。
レースは序盤から34km地点にある山岳ポイントに向け、前回大会で山岳賞を獲得したエリーズ・シャベイ(スイス)のためにキャニオン・スラムがハイスピードで牽引した。イギリスらしい空を覆う雲から雨粒が落ち始めるなか、山岳ポイントをトップ通過したのは直前でシャベイを抜いたクリスティーヌ・マジュラス(ルクセンブルク、SDワークス)。マジュラスはこの日2つ目の山岳ポイントでもシャベイを抑えて先頭通過し、山岳賞ジャージを獲得している。
各種中間ポイントに積極的なチームが高速牽引したため逃げが決まらず、残り60km地点でようやくダニエル・シュロスブリー(イギリス、CAMS・バッソ)が飛び出しに成功する。チームDSMが牽引するメイン集団に対し最大2分差をつけ、順調にフィニッシュへ突き進むシュロスブリー。しかし残り30km地点で先導する白バイが追突事故を起こしたためレースは一時中断。寒空の下、55分間に渡り選手たちは足止めされることに。
中断時と同じ状況でレースが再開され、トレック・セガフレードも牽引に加わったプロトンが残り14kmでシュロスブリーを飲み込み、勝負は集団スプリントへ。一列でないと曲がれないほど狭いコーナーが連続するラスト1kmで、チームDSMの隊列がウィーベスを引き連れ先頭へ。必勝体制と思われたものの、フィニッシュ直前の90度左コーナーを曲がりきれずウィーベスを含むトレイン全員が落車してしまう。そして、そのすぐ後方で落車を回避したクララ・コッポニ(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)が、ソフィア・ベルティツォーロ(イタリア、UAEチームADQ)らを下して勝利した。
2020年、2021年のトラック世界選手権マディソンで2年連続銀メダルを獲得しているコッポニ。「シーズン序盤からずっと勝利を待ちわびていた。このレベルで勝利を挙げることはとても大切。なぜなら直前のライドロンドンでは勝負に絡むことができなかったから」と、ワールドツアー初勝利を喜んだ。
ウィメンズツアー2022 第1ステージ結果
1位 | クララ・コッポニ(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | 3:40:15 |
2位 | ソフィア・ベルティツォーロ(イタリア、UAEチームADQ) | |
3位 | エレーナ・チェッキーニ(イタリア、SDワークス) | |
4位 | アリアナ・フィダンツァ(イタリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
5位 | アリス・バーンズ(イギリス、キャニオン・スラム) |
個人総合成績
1位 | クララ・コッポニ(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | 3:40:05 |
2位 | ソフィア・ベルティツォーロ(イタリア、UAEチームADQ) | 0:04 |
3位 | マイケ・ファンデルデュイン(オランダ、ルコル・ワフー) | |
4位 | エレーナ・チェッキーニ(イタリア、SDワークス) | 0:06 |
5位 | アリソン・ジャクソン(カナダ、リブレーシング・エクストラ) | 0:07 |
その他の特別賞
ポイント賞 | クララ・コッポニ(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) |
山岳賞 | クリスティーヌ・マジュラス(ルクセンブルク、SDワークス) |
チーム総合成績 | FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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