2022/05/21(土) - 10:59
逃げグループは「行ける」と踏み、アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)は「スプリントに持ち込めるか不安だった」と吐露する。スリリングな展開で明暗別れたジロ第13ステージを、リタイアしたロマン・バルデ(フランス、チームDSM)も含め選手たちの言葉で振り返ります。
ステージ優勝&マリアチクラミーノ:アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
信じられない一日になったよ。逃げグループはすごい走りだった。チームメイトたちが仕事をこなして一人、また一人と脱落していくのを見てスプリントに持ち込めるか不安になっていた。残り10km地点からはスプリントになると思い始めたものの、その時点で僕の脚は死んでいたし、どうスプリントすればいいんだと思っていたんだ。
チームメイトはすごい走りを披露して、残り1.5kmからは僕らの出番になり、後ろの選手たちは(ハイペースで)すごく苦しんでいた。全員がひどく疲れた状態にスプリントになだれ込んだように思う。長く緩斜面のスリリングなホームストレートだった。タイミングを待ち、正しい瞬間に仕掛けることができた。
全ての力を出し尽くしてアシストしてくれたチームメイト全員に感謝したい。クレメン、アッティラ、トビアス、コノ。彼らは逃げを引き戻すべく集団牽引をしてくれた。最終盤のトレインはまさに理想的。マイルズ、ラモン、そしてヤコポは最後の200mまで素晴らしいリードアウトを披露した。脚も数られている状態での厳しいスプリントだったけれど、勝利は僕のものだった。ワンダフルだ。
集団牽引役を務めたイグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、グルパマFDJ)
先頭グループが逃げ切るだろうと思っていたよ。残り8km地点で集団牽引を止めてからマイペースに切り替えたけれど、その時点でタイム差はまだ30秒残っていた。それから無線をオフにしてフィニッシュ地点に向かったけれど、レースを終えたらアルノーが両手を上げて喜んでいるのが目に入った。今日僕はリードアウトトレインには入らず集団牽引に全力を尽くしたが、チームメイト8人全員がそれぞれの役割を全うできたんだ。
ステージ2位:フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス)
速く、そして厳しいステージだった。残り500mで逃げを捉え、そこからは緩やかな登り勾配。超キツい展開だった。チームは残り1.5km地点から僕を素晴らしいポジションに置き続けてくれた。そこから僕は自由にスプリントをし、今の僕に何ができるかを示すことができたんだ。でも2位という結果にはとても落ち込んでいる。良い結果であることは間違いないけれど、勝ちに近づけば近づくほどに勝利が欲しくなる。18ステージにもう一度スプリンターのチャンスがやってくる。次はもう一つ上の順位を狙いたい。
ステージ5位:アルベルト・ダイネーゼ(イタリア、チームDSM)
ロマンを失ってしまい本当に悲しいよ。彼が離脱してからはチームとしてまとまって走るように心がけた。複数名を集団牽引役に送り、集団のコントロールを手助けした。とてもタイトなレース展開。僕自身スプリントに挑んだけれど今日は5位が精一杯だった。
体調不良でリタイアを喫したロマン・バルデ(フランス、チームDSM)
こんな形でジロを去るだなんて本当に落ち込んでいる。僕たちはここまで厳しいトレーニングを重ね、可能な限り最高のコンディションでこのレースに臨んできた。昨日のレース中から体調が悪く、そこから一才回復することはなかった。レース続行のためにできる限りを尽くしてきたが、今日走り通すことは不可能だった。本当に残念だけど、素晴らしいチームメイトたちが登り調子でレースを続けてくれると確信しているよ。彼らがベストな走りをしてくれることを願っている。
逃げグループに入ったパスカル・エーンコーン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)
逃げ切れるとずっと思っていたよ。最後の最後に捕まってしまってとても残念だ。緩やかな登り勾配が続くタフなレイアウトで、誰が足を残しているのか全然分からなかった。最後は全く協調体制が取れず、最後までそれが復活することはなかった。
逃げが決まってからはすぐ、登りで差を広げてなるべくそのリードを維持しようと皆に話していた。それから長い下り区間があって、追い風が吹いていたこともあって僕ら有利の展開だったんだ。最後まで上手く逃げていたけれど、残念ながら逃げ切るにはあと少し足りなかった。
最終盤まで逃げたミルコ・マエストリ(イタリア、エオーロ・コメタ)
ジロに行くぞと言われてから、2019年(NIPPOのダミアーノ・チーマが劇的な逃げ切り/マエストリはフィニッシュまで数mで吸収された第18ステージ)に大逃げした結果、嘲笑されたリベンジを果たすんだと強く信じ続けてきた。今日はそれを目指し、自分自身との約束を守るために戦った。
でもこれはスポーツ。状況が変わっても結果が変わらない時もある。また2年後にチャンスがやってくる保証なんて無いからこそ、全力で戦った。ただしこれは選ばれし選手だけが手にできるチャンス。また惜しいところまで行ったという現実が僕をより高みにもっていってくれるんだ。僕たち、そしてチームはさらに強くなって戻ってくる。ドナルドダックが教えてくれたように、挑戦し続けることが大切だ。
ステージ優勝&マリアチクラミーノ:アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
信じられない一日になったよ。逃げグループはすごい走りだった。チームメイトたちが仕事をこなして一人、また一人と脱落していくのを見てスプリントに持ち込めるか不安になっていた。残り10km地点からはスプリントになると思い始めたものの、その時点で僕の脚は死んでいたし、どうスプリントすればいいんだと思っていたんだ。
チームメイトはすごい走りを披露して、残り1.5kmからは僕らの出番になり、後ろの選手たちは(ハイペースで)すごく苦しんでいた。全員がひどく疲れた状態にスプリントになだれ込んだように思う。長く緩斜面のスリリングなホームストレートだった。タイミングを待ち、正しい瞬間に仕掛けることができた。
全ての力を出し尽くしてアシストしてくれたチームメイト全員に感謝したい。クレメン、アッティラ、トビアス、コノ。彼らは逃げを引き戻すべく集団牽引をしてくれた。最終盤のトレインはまさに理想的。マイルズ、ラモン、そしてヤコポは最後の200mまで素晴らしいリードアウトを披露した。脚も数られている状態での厳しいスプリントだったけれど、勝利は僕のものだった。ワンダフルだ。
集団牽引役を務めたイグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、グルパマFDJ)
先頭グループが逃げ切るだろうと思っていたよ。残り8km地点で集団牽引を止めてからマイペースに切り替えたけれど、その時点でタイム差はまだ30秒残っていた。それから無線をオフにしてフィニッシュ地点に向かったけれど、レースを終えたらアルノーが両手を上げて喜んでいるのが目に入った。今日僕はリードアウトトレインには入らず集団牽引に全力を尽くしたが、チームメイト8人全員がそれぞれの役割を全うできたんだ。
ステージ2位:フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス)
速く、そして厳しいステージだった。残り500mで逃げを捉え、そこからは緩やかな登り勾配。超キツい展開だった。チームは残り1.5km地点から僕を素晴らしいポジションに置き続けてくれた。そこから僕は自由にスプリントをし、今の僕に何ができるかを示すことができたんだ。でも2位という結果にはとても落ち込んでいる。良い結果であることは間違いないけれど、勝ちに近づけば近づくほどに勝利が欲しくなる。18ステージにもう一度スプリンターのチャンスがやってくる。次はもう一つ上の順位を狙いたい。
ステージ5位:アルベルト・ダイネーゼ(イタリア、チームDSM)
ロマンを失ってしまい本当に悲しいよ。彼が離脱してからはチームとしてまとまって走るように心がけた。複数名を集団牽引役に送り、集団のコントロールを手助けした。とてもタイトなレース展開。僕自身スプリントに挑んだけれど今日は5位が精一杯だった。
体調不良でリタイアを喫したロマン・バルデ(フランス、チームDSM)
こんな形でジロを去るだなんて本当に落ち込んでいる。僕たちはここまで厳しいトレーニングを重ね、可能な限り最高のコンディションでこのレースに臨んできた。昨日のレース中から体調が悪く、そこから一才回復することはなかった。レース続行のためにできる限りを尽くしてきたが、今日走り通すことは不可能だった。本当に残念だけど、素晴らしいチームメイトたちが登り調子でレースを続けてくれると確信しているよ。彼らがベストな走りをしてくれることを願っている。
逃げグループに入ったパスカル・エーンコーン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)
逃げ切れるとずっと思っていたよ。最後の最後に捕まってしまってとても残念だ。緩やかな登り勾配が続くタフなレイアウトで、誰が足を残しているのか全然分からなかった。最後は全く協調体制が取れず、最後までそれが復活することはなかった。
逃げが決まってからはすぐ、登りで差を広げてなるべくそのリードを維持しようと皆に話していた。それから長い下り区間があって、追い風が吹いていたこともあって僕ら有利の展開だったんだ。最後まで上手く逃げていたけれど、残念ながら逃げ切るにはあと少し足りなかった。
最終盤まで逃げたミルコ・マエストリ(イタリア、エオーロ・コメタ)
ジロに行くぞと言われてから、2019年(NIPPOのダミアーノ・チーマが劇的な逃げ切り/マエストリはフィニッシュまで数mで吸収された第18ステージ)に大逃げした結果、嘲笑されたリベンジを果たすんだと強く信じ続けてきた。今日はそれを目指し、自分自身との約束を守るために戦った。
でもこれはスポーツ。状況が変わっても結果が変わらない時もある。また2年後にチャンスがやってくる保証なんて無いからこそ、全力で戦った。ただしこれは選ばれし選手だけが手にできるチャンス。また惜しいところまで行ったという現実が僕をより高みにもっていってくれるんだ。僕たち、そしてチームはさらに強くなって戻ってくる。ドナルドダックが教えてくれたように、挑戦し続けることが大切だ。
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