フィニッシュ手前に600mの登りが設定されたダンケルク4日間レースの3日目。集団スプリントを制したフィリップ・ジルベール(ベルギー、ロット・スーダル)が自身2年8ヶ月振り、同大会では2005年以来17年振りとなる区間勝利を挙げた。
この日逃げグループを形成したアレックス・コールマン(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)ら3名 (c)www.4joursdedunkerque.org
ダンケルク4日間レース2022第3ステージコースマップ (c)www.4joursdedunkerque.org内陸の街ペロンヌから北上し、モン=サン=テロワを目指すダンケルク4日間レース第3ステージ。170kmコースの後半から、フィニッシュライン手前にモン=サン=テロワ(距離0.6km/平均4.3%)が現れる12kmのコースを5周する。この日も大集団による登坂スプリントで決着した。
道幅の狭い未舗装路が幾度となく落車を誘発したこの日、アレックス・コールマン(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)など3名が逃げグループを形成。メイン集団はリーダージャージを有するフランスのコンチネンタルチーム「サンミッシェル・オーベル93」や、ここまでフィニッシュスプリントに絡むことができていないアルペシン・フェニックスなどが牽引を担当した。
周回コースに入った残り23km地点でアンドレアス・クロン(デンマーク、ロット・スーダル)とアレクサンドル・ドゥレットル(フランス、コフィディス)、ケヴィン・ヴォークラン(フランス、アルケア・サムシック)の3名がプロトンから飛び出すも決まらず。コントロールがトタルエネルジーに代わったメイン集団が残り7kmで逃げを吸収した。
途中、コース脇に設置されたフェンスの脚にバイクが絡まり集団落車が発生する事態も。しかし集団後方での落車だったので、先頭で勝利を狙うエース選手たちが集団スプリントになだれ込んだ。
2005年大会以来となるダンケルク4日間で勝利を挙げたフィリップ・ジルベール(ベルギー、ロット・スーダル) photo:Lotto Soudal
ロレンゾ・マンザン(フランス、トタルエネルジー)を先頭にフィニッシュまで続く600mの登坂に入ると、その背後から飛び出したのはトタルのジュリアン・シモン(フランス)ではなく、フィリップ・ジルベール(ベルギー、ロット・スーダル)だった。
集団の4番手で登坂を開始したジルベールは、緩やかな左コーナーをアウト側からマンザンを抜いて先頭へ。その登坂スピードにシモンは追従できず、迫る前日勝者ジェイソン・テソン(フランス、サンミッシェル・オーベル93)も退ける。ジルベールが両手を突き上げ先頭でフィニッシュラインを通過した。
2019年9月11日のブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ以来となる、約2年8ヶ月(967日)振りの勝利を挙げたジルベール。「ここまでの道のりは長かった。しかしこの勝利を素晴らしい走りを見せてくれたチームの皆と分かち合うことができて嬉しいよ。感動的な勝利だ。最後にこの大会で勝利を挙げてから17年の時が経った。でも腕を天に突き上げる方法は忘れていなかったみたいだね」とコメント。
笑顔で表彰台に上がったフィリップ・ジルベール(ベルギー、ロット・スーダル) photo:Lotto Soudal
「当初はアルノー・デリーの総合優勝を狙うべくやってきたのだが、不運にもアルノーが初日に落車してリタイア。だから僕たちは戦術の変更を強いられた。そして僕たちは完璧なレース運びができた。僕たちにはまだまだ豊富な手札が揃っている。明日以降のレースも積極的なレースをしたいね」と今季限りの引退を発表しているジルベールは、残りのレースに対する意気込を語った。


道幅の狭い未舗装路が幾度となく落車を誘発したこの日、アレックス・コールマン(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)など3名が逃げグループを形成。メイン集団はリーダージャージを有するフランスのコンチネンタルチーム「サンミッシェル・オーベル93」や、ここまでフィニッシュスプリントに絡むことができていないアルペシン・フェニックスなどが牽引を担当した。
周回コースに入った残り23km地点でアンドレアス・クロン(デンマーク、ロット・スーダル)とアレクサンドル・ドゥレットル(フランス、コフィディス)、ケヴィン・ヴォークラン(フランス、アルケア・サムシック)の3名がプロトンから飛び出すも決まらず。コントロールがトタルエネルジーに代わったメイン集団が残り7kmで逃げを吸収した。
途中、コース脇に設置されたフェンスの脚にバイクが絡まり集団落車が発生する事態も。しかし集団後方での落車だったので、先頭で勝利を狙うエース選手たちが集団スプリントになだれ込んだ。

ロレンゾ・マンザン(フランス、トタルエネルジー)を先頭にフィニッシュまで続く600mの登坂に入ると、その背後から飛び出したのはトタルのジュリアン・シモン(フランス)ではなく、フィリップ・ジルベール(ベルギー、ロット・スーダル)だった。
集団の4番手で登坂を開始したジルベールは、緩やかな左コーナーをアウト側からマンザンを抜いて先頭へ。その登坂スピードにシモンは追従できず、迫る前日勝者ジェイソン・テソン(フランス、サンミッシェル・オーベル93)も退ける。ジルベールが両手を突き上げ先頭でフィニッシュラインを通過した。
2019年9月11日のブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ以来となる、約2年8ヶ月(967日)振りの勝利を挙げたジルベール。「ここまでの道のりは長かった。しかしこの勝利を素晴らしい走りを見せてくれたチームの皆と分かち合うことができて嬉しいよ。感動的な勝利だ。最後にこの大会で勝利を挙げてから17年の時が経った。でも腕を天に突き上げる方法は忘れていなかったみたいだね」とコメント。

「当初はアルノー・デリーの総合優勝を狙うべくやってきたのだが、不運にもアルノーが初日に落車してリタイア。だから僕たちは戦術の変更を強いられた。そして僕たちは完璧なレース運びができた。僕たちにはまだまだ豊富な手札が揃っている。明日以降のレースも積極的なレースをしたいね」と今季限りの引退を発表しているジルベールは、残りのレースに対する意気込を語った。
ダンケルク4日間レース2022第3ステージ結果
1位 | フィリップ・ジルベール(ベルギー、ロット・スーダル) | 4:22:14 |
2位 | ジェイソン・テソン(フランス、サンミッシェル・オーベル93) | |
3位 | ジュリアン・シモン(フランス、トタルエネルジー) | |
4位 | ピエール・バルビエ(フランス、B&Bホテルズ KTM) | |
5位 | ユーゴ・オフステテール(フランス、アルケア・サムシック) |
個人総合成績
1位 | アーヴィッド・デクレイン(オランダ、ヒューマンパワードヘルス) | 11:57:43 |
2位 | フィリップ・ジルベール(ベルギー、ロット・スーダル) | |
3位 | サミュエル・ルルー(フランス、ゴースポーツ・ルーベリールメトロポール) | 0:01 |
4位 | ヘルベン・タイッセン(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) | 0:04 |
5位 | エヴァルダス・シシュケヴィチュス(リトアニア、ゴースポーツ・ルーベリールメトロポール) |
その他の特別賞
ポイント賞 | ジェイソン・テソン(フランス、サンミッシェル・オーベル93) |
山岳賞 | アレックス・コールマン(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ) |
ヤングライダー賞 | ヘルベン・タイッセン(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) |
チーム総合成績 | アルケア・サムシック |
text:Sotaro.Arakawa
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