2022/05/31(火) - 19:01
第3のチューブとして、様々なブランドが参入しつつあるTPUチューブ。今回インプレッションするのは、ドイツの老舗タイヤブランド、シュワルベが手掛ける"Aerothan(エアロザン)"だ。超軽量かつ低転がり抵抗を実現するという新世代チューブの実力に迫る。
ワイドリム&タイヤの普及や、それに伴う常用空気圧の低下、そして対応機材の増加もあり、一気に市民権を得てきたチューブレスシステム。文字通りチューブを排除することで、軽さや乗り心地、転がり抵抗といった性能面で大きなアドバンテージを得ているチューブレスタイヤだが、一方でクリンチャータイヤもまた決して手をこまねいているわけではない。
安定感のある気密性やトラブルへの対応力などはクリンチャーの大きなメリットでもあるし、性能面においても高性能なモデルが数多く用意されている。特に、シーラントが必須となるTLRタイヤは、シーラント分の重量や転がり抵抗への影響なども大きく一概にクリンチャーよりも高性能と言い切れない部分もある。
そこで高性能クリンチャータイヤの性能を引き出すために必要なのが、高性能なインナーチューブだ。そして高性能チューブ=ラテックスというのはベテランサイクリストの共通認識といえるだろう。しかし、ここ数年でその潮目は変わってきている。その立役者となっているのが、TPU(熱可塑性ポリウレタン)を採用した超軽量チューブだ。
TPUとは簡単に言えば少し伸縮性のあるプラスチック素材で、ブチルやラテックスといったゴム製チューブよりも薄く軽く作ることが出来ることが大きなメリットとなる。ポリウレタンチューブ自体は古くから存在していたものの、ここ最近でチューボリートやレボループといったブランドが超軽量モデルをリリースし一気に注目が集まった。
そんなTPUチューブというカテゴリーに、ドイツのタイヤブランドであるシュワルベが送り出したのがAEROTHANだ。この新モデルは軽さ、転がり抵抗、耐パンク性といったあらゆる面で既存のチューブをしのぐ高性能チューブとしてデビューした。
突き刺し耐性を図るプランジャーテストではブチルや他社のTPUチューブよりも優れており、ラテックスチューブと同レベルの最大伸縮性能を発揮。ラテックス比でより高い圧力に耐えることができる実験結果を残している。スネークバイトテストにおいても同様で、TLEタイヤと同等の性能を実現したとシュワルベは主張する。
それでいて、ラテックスやブチルチューブに対して大幅な軽量化を果たしている。29インチMTBチューブで既存のゴムチューブが140g前後であるのに対し、AEROTHANは87gをマーク。転がり抵抗テストにおいては、競合TPUチューブやブチルチューブが40km/hで走行時に16W以上の損失を出すのに対し、AEROTHANは14.5Wとラテックス(14W)やTLEタイヤ(13.9W)に迫る性能を実現。
さらに、熱にも強く、78km/hからのブレーキングテストにおいては唯一7回のテストに耐えたという。他のTPUチューブやラテックスチューブ、ブチルチューブよりも耐熱性に優れ、ブレーキングの熱によるバーストの危険性を最小限に抑えているため、リムブレーキでも安心して使用可能となっている。
このような優れた特性は、世界最大の化学企業であるBASFと協力して開発された新素材によるもの。TPUの弱点であった耐熱性を大幅に改善する新素材に加え、製造工程をも再設計したという。バルブとチューブを特許取得済みの高精度レーザー溶着プロセスによって接合することで、高い堅牢性とスムーズな乗り心地を実現した。
そんな高性能を誇るAEROTHANはRACE、ALLROUND、MTBという3カテゴリーが用意される。今回は、41gと最も軽量なロード用のAEROTHAN RACEを実際にインプレッションしていく。
‐編集部インプレッション
実はこのご時勢の中で、TL対応のロード用ホイールを持っていない私こと、CW編集部員の安岡。テストバイクやホイールなどでTLタイヤの性能は体感しているし、もちろんMTBはチューブレスで運用している。個人的な感想で言えば、エアボリュームが大きくなればなるほどチューブレスのメリットは大きくなるのではないか、と思っていて、25C程度のタイヤではメリット/デメリットを天秤にかけるとクリンチャーに分があるというスタンスだ。(ホイールを更新するお金がない言い訳という説は措いておいてほしい……)
そんなクリンチャー派の私にとって、TPUチューブは非常に気になっていた存在だ。高性能クリンチャーと組み合わせれば、シーラント入りのチューブレスレディタイヤ並み、あるいはそれ以上の軽量性と転がり抵抗を実現できるというのは非常に魅力的である。
ということもあり、実はTPUチューブ自体は以前試していたことがある。確かに漕ぎだしは圧倒的に軽くなるし、ブチルに比べると転がりも良かった。一方で、乗り心地が硬めになるため、特徴を理解して使用することが求められる決戦用チューブという印象だった。
そんな私がAEROTHANをテストしてみようと思ったのは、展示会で触った編集部員から「他のTPUチューブとは全然質感が違いますよ」と教えてもらったから。曰く、しっとりした手ざわりでしなやかなのだという。それは興味をそそられる、ということでサンプルを送っていただくことに。
しっかりした外装から、モデル名が印字された幅広のゴムで留められたチューブが登場。いざ広げてみると、確かに過去に使用していたTPUチューブとはまた違った触り心地である。AEROTHANはしっとりしていてビニール感の強い質感だ。
少し引っ張ってみると、これまでのTPUチューブはほぼ伸びないのに対し、AEROTHANは目に見えて伸縮する。例えるなら普通のデニムと、ストレッチ素材のデニム程度の差だ。ちなみにこの例えで行くなら、普通のゴムチューブはライクラのスパッツくらいの伸縮性の差がある。
バルブとの接着箇所の面積も広く、バルブホールと擦れてパンクという心配はしなくてもよさそう。またチューブの接合処理も非常に美しい。1周に渡ってムラなく溶着されており、ここから空気が漏れそうな不安はゼロ。
さて、それでは実際に装着してみよう。TPUチューブ全般に言えることだが、ゴムチューブよりも伸縮性に乏しいため、タイヤに装着する前に空気を入れすぎるとすぐにバーストしてしまう。ちなみに私は一度やらかしたことがあるが、AEROTHANの感触からすると他のTPUチューブよりは許容量は大きそうなので、初TPUチューブとしても扱いやすそうだ。
空気を入れ過ぎないようにあえてハンドポンプで少し空気を入れ、チューブをタイヤの中に。あとは通常のチューブと同じ。ただTPUチューブはゴムチューブよりも滑りやすいので、タイヤからチューブがはみ出やすくその点は少しコツが必要かもしれない。
さて、セッティングが終わったらいざ実走へ。月並みだが、漕ぎ出しは劇的に軽くなる。実測43gという重量は、通常80g程度のブチル/ラテックスチューブのほぼ半分。前後でチューブ1本分軽くなっているのだから、当然といえば当然だが明らかに踏み出しが軽い。
ブチルチューブ比で言えば、転がりに関しても改善しているように感じる。少し前のチューブレスタイヤのような硬質なロードノイズで「空洞感」のあるライドフィールがTPUチューブらしい。
他のTPUチューブとの比較で言えば、漕ぎ出しや転がりに関しては僅差といったところ。一方、乗り心地に関してはAEROTHANと他のTPUチューブは少し趣を異にしている。これまでの経験から、TPUチューブはブチルなどのゴムチューブと比べると初期の変形量自体が少ないためか、振動収束は速く感じるものの、その分ダイレクトに衝撃が身体に伝わってくるという印象があった。
AEROTHANにもそのようなフィーリングはもちろん通底してはいるのだが、ブチルチューブから交換しても違和感はかなり少なく抑えられている。例えば、段差を乗り越えた際の衝撃もかなり丸めてくれるし、荒れた路面でも跳ねづらい。ちょうどブチルチューブと既存TPUチューブの中間のような乗り心地だと言えるだろう。
ただ空気圧を落として乗り心地を改善しようとすると、転がりの軽さというメリットが薄れてしまうことも事実。そこは、乗り心地と転がりを同時に改善できるラテックスやチューブレスには敵わない点である。
一方、空気の保持力という意味では全く心配なく、6気圧入れていたタイヤが1週間で4.5気圧に下がるくらいと、通常のブチルチューブと遜色ないレベル。1日に1気圧以上抜けてしまうラテックスに対してのメリットはここだろう。また、チューブレスに対しても、エア漏れの心配や作業の容易さといった取り回しの良さはアドバンテージといえる。
付け加えるなら、TPUチューブは非常に薄くコンパクトになるので、予備チューブとして携帯するにももってこい。携行時にはあまりにも薄すぎるモデルだと取り扱いに注意が必要となってくるが、AEROTHANは薄すぎることもなくトラブルの不安も少ない。
まとめると、ブチルチューブの利便性を確保しつつ、ラテックスやチューブレスに迫る走行性能を実現するのがこのAEROTHANということになる。他のTPUチューブと比べると、重量や転がりの軽さでは及ばないモデルもあるものの、TPUチューブ特有の硬めの乗り味を和らげることで、普段のトレーニングやロングライドでも使いやすいチューブとなっている。TPUチューブに興味はあるという方の初めての1本としても、違和感なく使いやすいモデルといえるだろう。クリンチャーの利便性を損なわず走行性能を底上げしたいと思っている方にはぜひ試してほしい次世代チューブだ。
text:Naoki Yasuoka
ワイドリム&タイヤの普及や、それに伴う常用空気圧の低下、そして対応機材の増加もあり、一気に市民権を得てきたチューブレスシステム。文字通りチューブを排除することで、軽さや乗り心地、転がり抵抗といった性能面で大きなアドバンテージを得ているチューブレスタイヤだが、一方でクリンチャータイヤもまた決して手をこまねいているわけではない。
安定感のある気密性やトラブルへの対応力などはクリンチャーの大きなメリットでもあるし、性能面においても高性能なモデルが数多く用意されている。特に、シーラントが必須となるTLRタイヤは、シーラント分の重量や転がり抵抗への影響なども大きく一概にクリンチャーよりも高性能と言い切れない部分もある。
そこで高性能クリンチャータイヤの性能を引き出すために必要なのが、高性能なインナーチューブだ。そして高性能チューブ=ラテックスというのはベテランサイクリストの共通認識といえるだろう。しかし、ここ数年でその潮目は変わってきている。その立役者となっているのが、TPU(熱可塑性ポリウレタン)を採用した超軽量チューブだ。
TPUとは簡単に言えば少し伸縮性のあるプラスチック素材で、ブチルやラテックスといったゴム製チューブよりも薄く軽く作ることが出来ることが大きなメリットとなる。ポリウレタンチューブ自体は古くから存在していたものの、ここ最近でチューボリートやレボループといったブランドが超軽量モデルをリリースし一気に注目が集まった。
そんなTPUチューブというカテゴリーに、ドイツのタイヤブランドであるシュワルベが送り出したのがAEROTHANだ。この新モデルは軽さ、転がり抵抗、耐パンク性といったあらゆる面で既存のチューブをしのぐ高性能チューブとしてデビューした。
突き刺し耐性を図るプランジャーテストではブチルや他社のTPUチューブよりも優れており、ラテックスチューブと同レベルの最大伸縮性能を発揮。ラテックス比でより高い圧力に耐えることができる実験結果を残している。スネークバイトテストにおいても同様で、TLEタイヤと同等の性能を実現したとシュワルベは主張する。
それでいて、ラテックスやブチルチューブに対して大幅な軽量化を果たしている。29インチMTBチューブで既存のゴムチューブが140g前後であるのに対し、AEROTHANは87gをマーク。転がり抵抗テストにおいては、競合TPUチューブやブチルチューブが40km/hで走行時に16W以上の損失を出すのに対し、AEROTHANは14.5Wとラテックス(14W)やTLEタイヤ(13.9W)に迫る性能を実現。
さらに、熱にも強く、78km/hからのブレーキングテストにおいては唯一7回のテストに耐えたという。他のTPUチューブやラテックスチューブ、ブチルチューブよりも耐熱性に優れ、ブレーキングの熱によるバーストの危険性を最小限に抑えているため、リムブレーキでも安心して使用可能となっている。
このような優れた特性は、世界最大の化学企業であるBASFと協力して開発された新素材によるもの。TPUの弱点であった耐熱性を大幅に改善する新素材に加え、製造工程をも再設計したという。バルブとチューブを特許取得済みの高精度レーザー溶着プロセスによって接合することで、高い堅牢性とスムーズな乗り心地を実現した。
そんな高性能を誇るAEROTHANはRACE、ALLROUND、MTBという3カテゴリーが用意される。今回は、41gと最も軽量なロード用のAEROTHAN RACEを実際にインプレッションしていく。
‐編集部インプレッション
実はこのご時勢の中で、TL対応のロード用ホイールを持っていない私こと、CW編集部員の安岡。テストバイクやホイールなどでTLタイヤの性能は体感しているし、もちろんMTBはチューブレスで運用している。個人的な感想で言えば、エアボリュームが大きくなればなるほどチューブレスのメリットは大きくなるのではないか、と思っていて、25C程度のタイヤではメリット/デメリットを天秤にかけるとクリンチャーに分があるというスタンスだ。(ホイールを更新するお金がない言い訳という説は措いておいてほしい……)
そんなクリンチャー派の私にとって、TPUチューブは非常に気になっていた存在だ。高性能クリンチャーと組み合わせれば、シーラント入りのチューブレスレディタイヤ並み、あるいはそれ以上の軽量性と転がり抵抗を実現できるというのは非常に魅力的である。
ということもあり、実はTPUチューブ自体は以前試していたことがある。確かに漕ぎだしは圧倒的に軽くなるし、ブチルに比べると転がりも良かった。一方で、乗り心地が硬めになるため、特徴を理解して使用することが求められる決戦用チューブという印象だった。
そんな私がAEROTHANをテストしてみようと思ったのは、展示会で触った編集部員から「他のTPUチューブとは全然質感が違いますよ」と教えてもらったから。曰く、しっとりした手ざわりでしなやかなのだという。それは興味をそそられる、ということでサンプルを送っていただくことに。
しっかりした外装から、モデル名が印字された幅広のゴムで留められたチューブが登場。いざ広げてみると、確かに過去に使用していたTPUチューブとはまた違った触り心地である。AEROTHANはしっとりしていてビニール感の強い質感だ。
少し引っ張ってみると、これまでのTPUチューブはほぼ伸びないのに対し、AEROTHANは目に見えて伸縮する。例えるなら普通のデニムと、ストレッチ素材のデニム程度の差だ。ちなみにこの例えで行くなら、普通のゴムチューブはライクラのスパッツくらいの伸縮性の差がある。
バルブとの接着箇所の面積も広く、バルブホールと擦れてパンクという心配はしなくてもよさそう。またチューブの接合処理も非常に美しい。1周に渡ってムラなく溶着されており、ここから空気が漏れそうな不安はゼロ。
さて、それでは実際に装着してみよう。TPUチューブ全般に言えることだが、ゴムチューブよりも伸縮性に乏しいため、タイヤに装着する前に空気を入れすぎるとすぐにバーストしてしまう。ちなみに私は一度やらかしたことがあるが、AEROTHANの感触からすると他のTPUチューブよりは許容量は大きそうなので、初TPUチューブとしても扱いやすそうだ。
空気を入れ過ぎないようにあえてハンドポンプで少し空気を入れ、チューブをタイヤの中に。あとは通常のチューブと同じ。ただTPUチューブはゴムチューブよりも滑りやすいので、タイヤからチューブがはみ出やすくその点は少しコツが必要かもしれない。
さて、セッティングが終わったらいざ実走へ。月並みだが、漕ぎ出しは劇的に軽くなる。実測43gという重量は、通常80g程度のブチル/ラテックスチューブのほぼ半分。前後でチューブ1本分軽くなっているのだから、当然といえば当然だが明らかに踏み出しが軽い。
ブチルチューブ比で言えば、転がりに関しても改善しているように感じる。少し前のチューブレスタイヤのような硬質なロードノイズで「空洞感」のあるライドフィールがTPUチューブらしい。
他のTPUチューブとの比較で言えば、漕ぎ出しや転がりに関しては僅差といったところ。一方、乗り心地に関してはAEROTHANと他のTPUチューブは少し趣を異にしている。これまでの経験から、TPUチューブはブチルなどのゴムチューブと比べると初期の変形量自体が少ないためか、振動収束は速く感じるものの、その分ダイレクトに衝撃が身体に伝わってくるという印象があった。
AEROTHANにもそのようなフィーリングはもちろん通底してはいるのだが、ブチルチューブから交換しても違和感はかなり少なく抑えられている。例えば、段差を乗り越えた際の衝撃もかなり丸めてくれるし、荒れた路面でも跳ねづらい。ちょうどブチルチューブと既存TPUチューブの中間のような乗り心地だと言えるだろう。
ただ空気圧を落として乗り心地を改善しようとすると、転がりの軽さというメリットが薄れてしまうことも事実。そこは、乗り心地と転がりを同時に改善できるラテックスやチューブレスには敵わない点である。
一方、空気の保持力という意味では全く心配なく、6気圧入れていたタイヤが1週間で4.5気圧に下がるくらいと、通常のブチルチューブと遜色ないレベル。1日に1気圧以上抜けてしまうラテックスに対してのメリットはここだろう。また、チューブレスに対しても、エア漏れの心配や作業の容易さといった取り回しの良さはアドバンテージといえる。
付け加えるなら、TPUチューブは非常に薄くコンパクトになるので、予備チューブとして携帯するにももってこい。携行時にはあまりにも薄すぎるモデルだと取り扱いに注意が必要となってくるが、AEROTHANは薄すぎることもなくトラブルの不安も少ない。
まとめると、ブチルチューブの利便性を確保しつつ、ラテックスやチューブレスに迫る走行性能を実現するのがこのAEROTHANということになる。他のTPUチューブと比べると、重量や転がりの軽さでは及ばないモデルもあるものの、TPUチューブ特有の硬めの乗り味を和らげることで、普段のトレーニングやロングライドでも使いやすいチューブとなっている。TPUチューブに興味はあるという方の初めての1本としても、違和感なく使いやすいモデルといえるだろう。クリンチャーの利便性を損なわず走行性能を底上げしたいと思っている方にはぜひ試してほしい次世代チューブだ。
text:Naoki Yasuoka
シュワルベ AEROTHAN
車輪径 | 幅 | バルブ長(重量) | 税込価格 |
---|---|---|---|
RACE | |||
700C | 23-28 | 40mm(41g)、60mm(43g)、80mm(45g) | 5500円 |
700C | 28-35 | 40mm(50g)、60mm(52g)、80mm(54g) | 5500円 |
ALLROAD | |||
700C | 37-50 | 40mm(61g)、60mm(62g) | 5500円 |
MTB | |||
26" | 54-62 | 40mm(81g) | 5500円 |
27.5" | 54-62 | 40mm(83g) | 5500円 |
27.5+" | 62-75 | 40mm(109g) | 5500円 |
29" | 54-62 | 40mm(87g) | 5500円 |
29+" | 62-75 | 40mm(116g) | 5500円 |
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