2022/03/19(土) - 19:33
今年で6回目を迎えた稲城クロス。Vol.1に引きつづき、1年半ぶりの開催となったアットホームなシクロクロスイベントに集まったみなさんの愛車を紹介していきましょう。
マイコさん(maiko_bike)トレック Crockett
真っ白なトレックのアルミCXバイク、Crockettが似合うこちらのマイコさん。「前のレースよりも順位を上げることを目標に走っています」とのことで、CL2に出走されていましたが無事に目標は達成できた様子。
こちらの愛車はシクロクロスレースでの先輩ともいえる方から譲られたものだそう。現在CL1を走られている猛者から受け継いだということで、確かにかなり使い込まれた風格のある1台でした。
ちなみになんとケープラスのアンバサダーも務められているとのことで、この日も同社のNOVAを着用。チャンピオンシステム主催のイベントということもあり、ケープラス率高めのイベントだった気もします。
片岡誉さん(轍屋自転車店) トレック Boone9
青葉区にあるプロショップ、轍屋自転車店の店長である片岡さん。普段はC1で走っており、店長選手権でもかなり上位でフィニッシュされていた実力の持ち主。そんな片岡店長の愛車はトレックのCXレーサーであるBoone。
「ちょうどモデルチェンジしたところなので、旧モデルになってしまいましたけど、前後にIsoSpeedが入っているのは良いですね。軽いのに体に優しいし、トラクションもかけやすいです」と片岡店長。
実は一見プロジェクトワンなのかと思いきや、Booneにはこのカラーの設定がないそう。「カスタムペイントで、ロゴも出来るだけ再現してます」とのこと。正直、純正カラーではないといわれても信じられないほどの仕上がりでした。
ほかにも、グロータックのイコールブレーキを使用したり、DI2のジャンクションをステム下ではなくサイクルコンピューターマウントの下に配置することで、ステムを握りやすくするなど、実践的な工夫がされたレーサーらしい仕上がりの1台でした。
花香聡美さん ネスト GAVEL
今回の稲城クロスが始めてのCXレースデビューという花香さん。もともと陸上競技出身で、最近ロードバイクにも乗り始めたのだとか。「会社の仲間がシクロクロスに出場してるのを応援しに行って、運動会みたいな雰囲気が面白いなって。一度くらいは出てみてもいいかなとチャレンジしてみました」と花香さん。
そんな経緯もあり、今回は会場からもほど近い自転車店でネストのグラベルバイクをレンタルされたのだとか。試走後の取材だったのですが、「実際走ると想像よりもヤバかったです(笑)」とのこと。ですが、本番では常に笑顔で走っている姿が印象的でした。
小坂部恵一さん ビアンキ ZOLDER PRO
シクロクロス会場では珍しい(ような気がする)ビアンキを駆っておられたのがこちらの小坂部さん。ロードバイクのイメージが強いビアンキですが、実際は昨シーズンにワウトがこのZOLDER PROを使用しており、オフロードバイクにも強いブランド。
「実際乗ってみてもすごく良いですね。コーナーリングがスパッと決まるので、今日のようなコースは最高です」と小坂部さん。GRX DI2をメインコンポーネントとした完全レース仕様で、ホイールもチューブラーという隙の無い仕上がり。
グラデーションしているロゴと合わせたマジョーラカラーのバーテープがステキですね、とお話していると「実はこれ、僕が選んだんじゃないんです(笑)お店にお任せしたらこれが巻かれていて」なんていうエピソードも。ちょっと冒険しても大丈夫だというショップと小坂部さんとの間の信頼関係が窺える1台でした。
麻生久智さん(オッティモ) ワンバイエス JFF #805Z
こちらの麻生さんが駆るのは東京サンエスのオリジナルブランド、ワンバイエスのアルミCXモデル JFF #805Z。シルバーのシンプルなフレームワークでありながら、日本人が乗りやすいジオメトリーの1台として国内CXレーサーから人気を集めたモデルだ。
そんなある意味堅実な印象のフレームに、飛び道具ともいえるラウフのリーフスプリングサスペンションフォークを組み合わせるという脱帽モノのセンスに思わず取材のお願いをさせていただいたのでした。
「実際のところ、このフォークを使いたくてフレームを選んだんですよ。フォークが先でフレームが後なんです」と語る麻生さん。ラウフのフォークを使おうと思った理由についてお尋ねすると「やっぱり誰も使ってないというのは1番ですね。実際使ってみて、メリットがあるかというと、どうでしょう(笑)トラクションはかかりやすいので、難しいコースのほうが嬉しいですね」とのことでした。
山口優子さん(WINSPACE VELONUTS CYCLINGCLUB)ウィンスペース G2グラベル
アバンギャルドな色遣いのバイクに乗られていた山口さん。ちょっと見慣れないシルエットのこのバイクは、新進気鋭のアジアブランド、ウィンスペースのグラベルモデルなのだとか。
「実は1週間前に納車されたばかりで、先週に午前半休とってこのコースで練習してました」と、ピカピカの新車だそう!(試走後の取材だったので泥はついていますが)実際の乗り味も極上だとのことで「シクロクロスだけでなく、グラベルもチャレンジしていきたいです!」と山口さん。
GRX DI2にウィンスペースオリジナルのクランク、そしてルンのグラベルホイール"GRAPID "をアセンブル。バーテープにはピンクのスパカズ、サドルにはブルーのアスチュートを組み合わせ、トータルコーディネートもバッチリなセンスが光る1台でした。
text&photo:Naoki Yasuoka
マイコさん(maiko_bike)トレック Crockett
真っ白なトレックのアルミCXバイク、Crockettが似合うこちらのマイコさん。「前のレースよりも順位を上げることを目標に走っています」とのことで、CL2に出走されていましたが無事に目標は達成できた様子。
こちらの愛車はシクロクロスレースでの先輩ともいえる方から譲られたものだそう。現在CL1を走られている猛者から受け継いだということで、確かにかなり使い込まれた風格のある1台でした。
ちなみになんとケープラスのアンバサダーも務められているとのことで、この日も同社のNOVAを着用。チャンピオンシステム主催のイベントということもあり、ケープラス率高めのイベントだった気もします。
片岡誉さん(轍屋自転車店) トレック Boone9
青葉区にあるプロショップ、轍屋自転車店の店長である片岡さん。普段はC1で走っており、店長選手権でもかなり上位でフィニッシュされていた実力の持ち主。そんな片岡店長の愛車はトレックのCXレーサーであるBoone。
「ちょうどモデルチェンジしたところなので、旧モデルになってしまいましたけど、前後にIsoSpeedが入っているのは良いですね。軽いのに体に優しいし、トラクションもかけやすいです」と片岡店長。
実は一見プロジェクトワンなのかと思いきや、Booneにはこのカラーの設定がないそう。「カスタムペイントで、ロゴも出来るだけ再現してます」とのこと。正直、純正カラーではないといわれても信じられないほどの仕上がりでした。
ほかにも、グロータックのイコールブレーキを使用したり、DI2のジャンクションをステム下ではなくサイクルコンピューターマウントの下に配置することで、ステムを握りやすくするなど、実践的な工夫がされたレーサーらしい仕上がりの1台でした。
花香聡美さん ネスト GAVEL
今回の稲城クロスが始めてのCXレースデビューという花香さん。もともと陸上競技出身で、最近ロードバイクにも乗り始めたのだとか。「会社の仲間がシクロクロスに出場してるのを応援しに行って、運動会みたいな雰囲気が面白いなって。一度くらいは出てみてもいいかなとチャレンジしてみました」と花香さん。
そんな経緯もあり、今回は会場からもほど近い自転車店でネストのグラベルバイクをレンタルされたのだとか。試走後の取材だったのですが、「実際走ると想像よりもヤバかったです(笑)」とのこと。ですが、本番では常に笑顔で走っている姿が印象的でした。
小坂部恵一さん ビアンキ ZOLDER PRO
シクロクロス会場では珍しい(ような気がする)ビアンキを駆っておられたのがこちらの小坂部さん。ロードバイクのイメージが強いビアンキですが、実際は昨シーズンにワウトがこのZOLDER PROを使用しており、オフロードバイクにも強いブランド。
「実際乗ってみてもすごく良いですね。コーナーリングがスパッと決まるので、今日のようなコースは最高です」と小坂部さん。GRX DI2をメインコンポーネントとした完全レース仕様で、ホイールもチューブラーという隙の無い仕上がり。
グラデーションしているロゴと合わせたマジョーラカラーのバーテープがステキですね、とお話していると「実はこれ、僕が選んだんじゃないんです(笑)お店にお任せしたらこれが巻かれていて」なんていうエピソードも。ちょっと冒険しても大丈夫だというショップと小坂部さんとの間の信頼関係が窺える1台でした。
麻生久智さん(オッティモ) ワンバイエス JFF #805Z
こちらの麻生さんが駆るのは東京サンエスのオリジナルブランド、ワンバイエスのアルミCXモデル JFF #805Z。シルバーのシンプルなフレームワークでありながら、日本人が乗りやすいジオメトリーの1台として国内CXレーサーから人気を集めたモデルだ。
そんなある意味堅実な印象のフレームに、飛び道具ともいえるラウフのリーフスプリングサスペンションフォークを組み合わせるという脱帽モノのセンスに思わず取材のお願いをさせていただいたのでした。
「実際のところ、このフォークを使いたくてフレームを選んだんですよ。フォークが先でフレームが後なんです」と語る麻生さん。ラウフのフォークを使おうと思った理由についてお尋ねすると「やっぱり誰も使ってないというのは1番ですね。実際使ってみて、メリットがあるかというと、どうでしょう(笑)トラクションはかかりやすいので、難しいコースのほうが嬉しいですね」とのことでした。
山口優子さん(WINSPACE VELONUTS CYCLINGCLUB)ウィンスペース G2グラベル
アバンギャルドな色遣いのバイクに乗られていた山口さん。ちょっと見慣れないシルエットのこのバイクは、新進気鋭のアジアブランド、ウィンスペースのグラベルモデルなのだとか。
「実は1週間前に納車されたばかりで、先週に午前半休とってこのコースで練習してました」と、ピカピカの新車だそう!(試走後の取材だったので泥はついていますが)実際の乗り味も極上だとのことで「シクロクロスだけでなく、グラベルもチャレンジしていきたいです!」と山口さん。
GRX DI2にウィンスペースオリジナルのクランク、そしてルンのグラベルホイール"GRAPID "をアセンブル。バーテープにはピンクのスパカズ、サドルにはブルーのアスチュートを組み合わせ、トータルコーディネートもバッチリなセンスが光る1台でした。
text&photo:Naoki Yasuoka
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