スイスブランドのアソスからロングライド向けのハイエンドモデルとして、"MILLE GT SUMMER BIB SHORTS GTO C2"が登場した。快適性や通気性に優れたビブショーツを200kmのロングライドでインプレッションしよう。
アソス MILLE GT SUMMER BIB SHORTS GTO C2(BLACK SERIES)
高品質なアパレルに定評のあるスイスブランド、アソス。ロングライド向け最上級ショーツ「CENTO」シリーズの後継モデルとして"MILLE GT SUMMER BIB SHORTS GTO C2"が新たにラインアップされた。
MILLE GT SUMMER BIB SHORTS GTO C2はアソスの最新テクノロジーをすべて搭載したトップモデル。S9シリーズの優れたテクノロジーが継承されたハイスペックモデルとして用意された。
このビブショーツの最大の特徴は非常に厚手のGTO C2パッドだ。3つの異なる高密度レイヤーで作られたTWIN21システムを採用。優れた通気性と衝撃吸収性に加え、股ずれが起きにくいストレスフリーなインサートだ。また、腰を支えてくれる肉厚のパッドながら、センター部分に縫い目のないゴールデンゲート構造が採用されており、皮膚とステッチが擦れること無く快適に着用できるパッドとなっている。
シームレス構造のSUPER FLAT XBIB
絹のような肌触りが特徴であるOSSIDIA生地を採用
レッグ部分に用いられる生地は、MILLE GTSショーツにも採用されたOSSIDIA。極細で高弾性な繊維を編み込んだ生地で、絹のような滑らかな肌触りとなっている。さらに、コンプレッション機能も備わっており、筋肉を程よくサポートしてくれ、疲労を低減してくれるため、ロングライドに適していると言える1着だ。
また、レッグ部分は2パターンのみで構成されるバタフライパネル構造が採用された。パネル数と縫い目を可能な限り減らすことで、皮膚とのスレやパッドのズレなどのトラブルを未然に回避。肌にストレスを掛けにくいため、快適なライドを楽しむことができるだろう。
センター部分に縫い目のないGTO C2 パッド
厚みがあるインパクトフォームパッド
ウェアのズレを防ぐドット形状のシリコンを備える
下腹部のパネルには菱形の幾何学模様が施された「LOSANGA(ロサンガ)」という新しい生地を採用している。LOSANGAは非常にしなやかで高い通気性を備えている生地であり、ライド中の汗やウェア内の蒸れ、前傾姿勢による股間の圧迫を低減してくれる。裾の内側に配置されたドット形状のシリコンは、切りっぱなしのROWカットデザインの裾と合わせて、脚を過度に締めつけ過ぎず、適度にホールドしてくれる。
肩紐は左右の肩紐が背中でX字に交差するSUPER FLAT X BIBというテクノロジーが用いられている。X字の下側が別パーツとなるA FRAME STRAPとすることで、パッドをずれることなくしっかりと密着させてくれる。
+3cmのロングモデルが用意される
リアバックのパネルにストラップが取り付けられる
腹部のパネルには新しい生地のLOSANGAを採用
高級感あふれるゴールドのブランドマーク
MILLE GT SUMMER BIB SHORTS GTO C2は丈の長さを選べるようになった。スタンダードモデルと+3cmのロングモデルが用意されている。ビブショーツのサイズに加え、丈の長さまで選択できるため、自身に合ったビブショーツを選ぶことができる。
カラーはブラックを基調にビブ背面部分がグレーになっている「BLACK SERIES」とビブがゴールドになっている「FLAMME D’OR(フラムドール)」(※ フランス語で金の炎の意)の2色が用意されている。続いて、CW編集部員の高木によるインプレッションに移ろう。
―編集部インプレッション
MILLE GT SUMMER BIB SHORTS GTO C2を200kmライドでテスト
これまで多くのブランドのサイクルウェアを使用してきたが、アソスと言えばやはりパッドの良さが群を抜いて良いイメージがあるブランドだ。歴代のアソスのビブショーツを着用してきたが、どれも快適さという要素は確実に備えられていた。このモデルも見た目からもパッドの厚さがある印象でロングライドに向いているモデルであることがうかがえる。
GTO C2パッドを触ってみると高弾性で快適そうに感じる。実際に履いていると、生地自体はしっかりしているが、適度にしなやかさがあり、とても履きやすい印象だった。また、200kmの長距離ライドで試すような機会があったが、アソスのパッドは他のブランドと比べ、前にも横にも広範囲にパッドが配置され、股ズレもしないため、とても快適にライドを楽しむことができた。下ハンドルを握り、サドルの前に座るような深い前傾姿勢のポジションでも、痛みは全く感じなかった。
ビブストラップの締め付けとドットのシリコンによって高いフィット感を実現している
ショーツやビブショーツではお腹周りの締め付けが気になることがあるが、下腹部に非常にしなやかな生地が用いられているおかげで、ライド中に腹部にストレスを感じることがなかった。通気性も備えられているため、ライド中に熱や汗が溜まりくいこともポイントだ。
裾部分はカットオフとされているため、締め付けは緩くストレスフリー。ドット形状のシリコングリップが搭載されていて、生地がずれることない。ビブストラップも幅広く、肩にかける部分も痛くならない。また、前身頃のビブストラップの取り付け部がお腹を避けるような仕様になっており、工夫された設計となっている。
さらに、ストラップの締め付けがしっかりしているため、ダンシングやシッティングで切り替える場面でもパッドがずれることなく、ライド中もストレスフリーで走ることができる。
深い前傾姿勢でもパッドを正しい位置に固定してくれる
アソスのビブショーツはこれまで丈の長さを選ぶことが出来なかったのだが、今回のこのモデルに関してはスタンダードモデルと+3cmのロングモデルが用意され、自身の身体に合ったビブショーツを選ぶことができる。今回は長いモデルを着用したが、身体をサポートされている感覚があり好印象であった。
今回、日本らしく湿度の高い夏の長距離ライドでテストしてみたが、ビブショーツの内部が蒸れることなく、優れたパッドのおかげでお尻に痛みを感じなかった。夏から秋にかけてカフェライドやロングライド、トレーニングライドまで多種多様な目的に合う万能なビブショーツであった。そんなビブショーツを探していたサイクリストに是非試してもらいたい。
アソス MILLE GT SUMMER BIB SHORTS GTO C2
種類:STANDARD、LONG
カラー : BLACK SERIES / FLAMME D’OR
サイズ:XS、S、M、L、XL、XLG、TIR
ライン : MILLE GT トータルコンフォート
重量:190g
価格:49,280円(税込)

高品質なアパレルに定評のあるスイスブランド、アソス。ロングライド向け最上級ショーツ「CENTO」シリーズの後継モデルとして"MILLE GT SUMMER BIB SHORTS GTO C2"が新たにラインアップされた。
MILLE GT SUMMER BIB SHORTS GTO C2はアソスの最新テクノロジーをすべて搭載したトップモデル。S9シリーズの優れたテクノロジーが継承されたハイスペックモデルとして用意された。
このビブショーツの最大の特徴は非常に厚手のGTO C2パッドだ。3つの異なる高密度レイヤーで作られたTWIN21システムを採用。優れた通気性と衝撃吸収性に加え、股ずれが起きにくいストレスフリーなインサートだ。また、腰を支えてくれる肉厚のパッドながら、センター部分に縫い目のないゴールデンゲート構造が採用されており、皮膚とステッチが擦れること無く快適に着用できるパッドとなっている。


レッグ部分に用いられる生地は、MILLE GTSショーツにも採用されたOSSIDIA。極細で高弾性な繊維を編み込んだ生地で、絹のような滑らかな肌触りとなっている。さらに、コンプレッション機能も備わっており、筋肉を程よくサポートしてくれ、疲労を低減してくれるため、ロングライドに適していると言える1着だ。
また、レッグ部分は2パターンのみで構成されるバタフライパネル構造が採用された。パネル数と縫い目を可能な限り減らすことで、皮膚とのスレやパッドのズレなどのトラブルを未然に回避。肌にストレスを掛けにくいため、快適なライドを楽しむことができるだろう。



下腹部のパネルには菱形の幾何学模様が施された「LOSANGA(ロサンガ)」という新しい生地を採用している。LOSANGAは非常にしなやかで高い通気性を備えている生地であり、ライド中の汗やウェア内の蒸れ、前傾姿勢による股間の圧迫を低減してくれる。裾の内側に配置されたドット形状のシリコンは、切りっぱなしのROWカットデザインの裾と合わせて、脚を過度に締めつけ過ぎず、適度にホールドしてくれる。
肩紐は左右の肩紐が背中でX字に交差するSUPER FLAT X BIBというテクノロジーが用いられている。X字の下側が別パーツとなるA FRAME STRAPとすることで、パッドをずれることなくしっかりと密着させてくれる。




MILLE GT SUMMER BIB SHORTS GTO C2は丈の長さを選べるようになった。スタンダードモデルと+3cmのロングモデルが用意されている。ビブショーツのサイズに加え、丈の長さまで選択できるため、自身に合ったビブショーツを選ぶことができる。
カラーはブラックを基調にビブ背面部分がグレーになっている「BLACK SERIES」とビブがゴールドになっている「FLAMME D’OR(フラムドール)」(※ フランス語で金の炎の意)の2色が用意されている。続いて、CW編集部員の高木によるインプレッションに移ろう。
―編集部インプレッション

これまで多くのブランドのサイクルウェアを使用してきたが、アソスと言えばやはりパッドの良さが群を抜いて良いイメージがあるブランドだ。歴代のアソスのビブショーツを着用してきたが、どれも快適さという要素は確実に備えられていた。このモデルも見た目からもパッドの厚さがある印象でロングライドに向いているモデルであることがうかがえる。
GTO C2パッドを触ってみると高弾性で快適そうに感じる。実際に履いていると、生地自体はしっかりしているが、適度にしなやかさがあり、とても履きやすい印象だった。また、200kmの長距離ライドで試すような機会があったが、アソスのパッドは他のブランドと比べ、前にも横にも広範囲にパッドが配置され、股ズレもしないため、とても快適にライドを楽しむことができた。下ハンドルを握り、サドルの前に座るような深い前傾姿勢のポジションでも、痛みは全く感じなかった。

ショーツやビブショーツではお腹周りの締め付けが気になることがあるが、下腹部に非常にしなやかな生地が用いられているおかげで、ライド中に腹部にストレスを感じることがなかった。通気性も備えられているため、ライド中に熱や汗が溜まりくいこともポイントだ。
裾部分はカットオフとされているため、締め付けは緩くストレスフリー。ドット形状のシリコングリップが搭載されていて、生地がずれることない。ビブストラップも幅広く、肩にかける部分も痛くならない。また、前身頃のビブストラップの取り付け部がお腹を避けるような仕様になっており、工夫された設計となっている。
さらに、ストラップの締め付けがしっかりしているため、ダンシングやシッティングで切り替える場面でもパッドがずれることなく、ライド中もストレスフリーで走ることができる。

アソスのビブショーツはこれまで丈の長さを選ぶことが出来なかったのだが、今回のこのモデルに関してはスタンダードモデルと+3cmのロングモデルが用意され、自身の身体に合ったビブショーツを選ぶことができる。今回は長いモデルを着用したが、身体をサポートされている感覚があり好印象であった。
今回、日本らしく湿度の高い夏の長距離ライドでテストしてみたが、ビブショーツの内部が蒸れることなく、優れたパッドのおかげでお尻に痛みを感じなかった。夏から秋にかけてカフェライドやロングライド、トレーニングライドまで多種多様な目的に合う万能なビブショーツであった。そんなビブショーツを探していたサイクリストに是非試してもらいたい。
アソス MILLE GT SUMMER BIB SHORTS GTO C2
種類:STANDARD、LONG
カラー : BLACK SERIES / FLAMME D’OR
サイズ:XS、S、M、L、XL、XLG、TIR
ライン : MILLE GT トータルコンフォート
重量:190g
価格:49,280円(税込)
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