新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)や中根英登(EFエデュケーション・NIPPO)が参加するブエルタ・ア・ブルゴス(UCI2.Pro)が開幕。レース後半の落車にエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)たちが巻き込まれ、ステージ優勝はエドワード・プランカールト(ベルギー、アルペシン・フェニックス)の手に。
世界遺産、ブルゴス大聖堂からスタート (c)Vuelta a Burgos
ブエルタ・ア・ブルゴス2021第1ステージ コースプロフィール (c)Vuelta a Burgos8月14日(土)に開幕するブエルタ・ア・エスパーニャの前哨戦、ブエルタ・ア・ブルゴスがスペインのブルゴス県を舞台に開幕した。8月3日(火)から7日(土)までの5日間には平坦ステージから山岳ステージまでが詰め込まれ、最終日には超級山岳ラグナス・デ・ネイラ(登坂距離11.9km/平均勾配6.2%)の山岳決戦が用意されている。
第43回大会にはブエルタを目指す錚々たるメンバーが集った。イネオス・グレナディアーズはブエルタ初参戦となるエガン・ベルナルやダニエル・マルティネス(共にコロンビア)、アダム・イェーツ(イギリス)を送り込んだほか、2018年マイヨロホ(総合優勝)のサイモン・イェーツ(イギリス、バイクエクスチェンジ)、今年ジロ・デ・イタリア総合2位のダミアーノ・カルーゾ(イタリア)とミケル・ランダ(スペイン)バーレーン・ヴィクトリアスコンビが参戦。東京オリンピックからの連戦となった新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)と、一時帰国を経てスペインに戻った中根英登(EFエデュケーション・NIPPO)も顔を揃えた。
先頭グループを形成するパヴェル・シヴァコフ(ロシア、イネオス・グレナディアーズ)たち (c)Vuelta a Burgos
ブルゴス郊外の丘陵地帯を駆け抜ける先頭グループ (c)Vuelta a Burgos
ブルゴス周辺の丘陵コースを走る初日は序盤5名が逃げたものの、エシュロンで形成された追走グループが代わって先頭に立った。パヴェル・シヴァコフ(ロシア、イネオス・グレナディアーズ)やマッテーオ・トレンティン(イタリア、UAEチームエミレーツ)、ダニエル・オス(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)といった強力なメンバーが逃げ、メイン集団が残り25km地点で1分20秒差で追いかける展開となった。
新城と中根が集団先頭を牽引し、逃げグループとの差を急速に詰める中、残り19km地点で大きな落車が起きた。ここにイネオスのベルナルとイェーツ、マルティネスが巻き込まれ、復帰まで時間がかかった3人は共に集団復帰せずに遅れてフィニッシュ。チーム発表によれば3人は擦過傷と打撲を負っており、翌ステージを走る上で状態を観察していくという。
新城による猛ペースアップによって残り4kmを切って逃げグループは捕らえられ、残り1km地点から始まるサンミゲルの丘の上にある要塞、カスティーリョ・デ・ブルゴスを目指す登坂へ。ジロ明け初戦となるロマン・バルデ(フランス、チームDSM)のペースに追従できたのは僅か5名。最後は先行するゴンサロ・セラーノ(スペイン、モビスター)に寄せられながらも押し返し、スプリントを維持したエドワード・プランカールト(ベルギー、アルペシン・フェニックス)が勝利を奪った。
登坂スプリントで勝利したエドワード・プランカールト(ベルギー、アルペシン・フェニックス) (c)Vuelta a Burgos
リーダージャージに袖を通したエドワード・プランカールト(ベルギー、アルペシン・フェニックス) (c)Vuelta a Burgos
嬉しいプロ初勝利を掴んだプランカールトは、今年からアルペシン・フェニックスに所属する26歳。アンテルマルシェに所属するバティスト・プランカールトを兄に、昨年までスポートフラーンデレン・バロワーズで共に走ったエミエル・プランカールトを弟に持つスプリンターであり、今回の勝利で総合成績、山岳賞、そしてポイント賞と3つのランキングで首位に立っている。
この日集団牽引に力を使った新城はステージ89位、中根は117位で欧州レース復帰戦を終えている。


第43回大会にはブエルタを目指す錚々たるメンバーが集った。イネオス・グレナディアーズはブエルタ初参戦となるエガン・ベルナルやダニエル・マルティネス(共にコロンビア)、アダム・イェーツ(イギリス)を送り込んだほか、2018年マイヨロホ(総合優勝)のサイモン・イェーツ(イギリス、バイクエクスチェンジ)、今年ジロ・デ・イタリア総合2位のダミアーノ・カルーゾ(イタリア)とミケル・ランダ(スペイン)バーレーン・ヴィクトリアスコンビが参戦。東京オリンピックからの連戦となった新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)と、一時帰国を経てスペインに戻った中根英登(EFエデュケーション・NIPPO)も顔を揃えた。


ブルゴス周辺の丘陵コースを走る初日は序盤5名が逃げたものの、エシュロンで形成された追走グループが代わって先頭に立った。パヴェル・シヴァコフ(ロシア、イネオス・グレナディアーズ)やマッテーオ・トレンティン(イタリア、UAEチームエミレーツ)、ダニエル・オス(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)といった強力なメンバーが逃げ、メイン集団が残り25km地点で1分20秒差で追いかける展開となった。
新城と中根が集団先頭を牽引し、逃げグループとの差を急速に詰める中、残り19km地点で大きな落車が起きた。ここにイネオスのベルナルとイェーツ、マルティネスが巻き込まれ、復帰まで時間がかかった3人は共に集団復帰せずに遅れてフィニッシュ。チーム発表によれば3人は擦過傷と打撲を負っており、翌ステージを走る上で状態を観察していくという。
新城による猛ペースアップによって残り4kmを切って逃げグループは捕らえられ、残り1km地点から始まるサンミゲルの丘の上にある要塞、カスティーリョ・デ・ブルゴスを目指す登坂へ。ジロ明け初戦となるロマン・バルデ(フランス、チームDSM)のペースに追従できたのは僅か5名。最後は先行するゴンサロ・セラーノ(スペイン、モビスター)に寄せられながらも押し返し、スプリントを維持したエドワード・プランカールト(ベルギー、アルペシン・フェニックス)が勝利を奪った。


嬉しいプロ初勝利を掴んだプランカールトは、今年からアルペシン・フェニックスに所属する26歳。アンテルマルシェに所属するバティスト・プランカールトを兄に、昨年までスポートフラーンデレン・バロワーズで共に走ったエミエル・プランカールトを弟に持つスプリンターであり、今回の勝利で総合成績、山岳賞、そしてポイント賞と3つのランキングで首位に立っている。
この日集団牽引に力を使った新城はステージ89位、中根は117位で欧州レース復帰戦を終えている。
ブエルタ・ア・ブルゴス2021第1ステージ結果
1位 | エドワード・プランカールト(ベルギー、アルペシン・フェニックス) | 3:34:42 |
2位 | ゴンサロ・セラーノ(スペイン、モビスター) | |
3位 | ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(イタリア、エオーロ・コメタ) | 0:01 |
4位 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
5位 | ロマン・バルデ(フランス、チームDSM) | 0:03 |
6位 | ロバート・スタナード(オーストラリア、バイクエクスチェンジ) | 0:09 |
7位 | ミゲル・フロレス(コロンビア、アルケア・サムシック) | |
8位 | イェツセ・ボル(オランダ、ブルゴスBH) | |
9位 | ミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
10位 | ケヴィン・ラダノワ(フランス、アルケア・サムシック) | |
89位 | 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス) | 4:43 |
117位 | 中根英登(EFエデュケーション・NIPPO) | 11:46 |
個人総合成績
1位 | エドワード・プランカールト(ベルギー、アルペシン・フェニックス) | 3:34:42 |
2位 | ゴンサロ・セラーノ(スペイン、モビスター) | |
3位 | ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(イタリア、エオーロ・コメタ) | 0:01 |
4位 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
5位 | ロマン・バルデ(フランス、チームDSM) | 0:03 |
6位 | ロバート・スタナード(オーストラリア、バイクエクスチェンジ) | 0:09 |
7位 | ミゲル・フロレス(コロンビア、アルケア・サムシック) | |
8位 | イェツセ・ボル(オランダ、ブルゴスBH) | |
9位 | ミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
10位 | ケヴィン・ラダノワ(フランス、アルケア・サムシック) |
その他の特別賞
山岳賞 | エドワード・プランカールト(ベルギー、アルペシン・フェニックス) |
ポイント賞 | エドワード・プランカールト(ベルギー、アルペシン・フェニックス) |
ヤングライダー賞 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) |
チーム総合成績 | バーレーン・ヴィクトリアス |
Amazon.co.jp
This item is no longer valid on Amazon.