2021/07/25(日) - 06:06
ニュージーランドのロードバイクブランド CHAPTER2 が新モデルTOAを発表した。エアロ、ケーブルフル内蔵、32mmタイヤクリアランスなど現在のトレンドをすべて取り込んだオールロードバイクだ。
かつてニールプライドのバイク部門を指揮していたマイク・プライド氏が、自身の人生の”第2章”という意味を込めて2017年に創業を開始したニュージーランドのバイクブランド、CHAPTER2(チャプター・ツー)。今回発表された新モデル「TOA(トア)」は同ブランド5作目となるロードバイクだ。
マオリ語で「戦いに勝利する」という意味のTOAは、同ブランドの初代モデルであるTERE(テレ)をもとに開発されたオールロードバイクだ。
TOAはTEREのDNAである「パフォーマンス・オールロード」という性質を受け継ぐが、同時にグラベルモデルの最新モデルであるAO(アオ)の持つ多様性をも取り込んで設計された。
スタンダードロードバイクとエアロロードの中間的な位置付けの「コンパクトエアロ」をコンセプトとしたTEREのフレーム形状を受け継いだTOA。オールラウンド性能に加えてエアロダイナミクスを向上すべく、ダウンチューブやヘッドチューブ、シートチューブ後部などの随所には適度なカムテールデザインが採用される。
また、シートステイをシートチューブの低い位置で接合する「ドロップドシートステイ」の採用も快適性向上と空気抵抗低減を狙ってのもの。
ステアリング周りのケーブル類はすべて内蔵とされ、同社オリジナルの一体型ハンドル「MANA(マナ)」の使用を前提としたフルインテグレーション設計で、エアロ形状のハンドルとつながるフレームのカムテール形状により、クリーンなルックスとともに最大限のエアロ効果を狙う。
ケーブル完全内蔵設計の新型MANAバーとともに分割式のスペーサーやワッシャーによりケーブルはハンドル〜ヘッドチューブに完全内蔵されるが、一般的なステムとハンドルを組み合わせてのセミインターナルケーブルルーティング(半内蔵)も可能となっている。
タイヤクリアランスは32mm対応という非常に余裕のあるもの。これは最近とくに性能向上が顕著なチューブレスホイール&タイヤ、リムのワイド化に合わせた設計で、ディスクブレーキ化に伴い28mm以上のワイドタイヤ仕様ホイールが標準化する流れに対応したもの。今後ますますワイド化するタイヤを使用する可能性と、グラベルライドにも対応するマージンを持たせた設計だ。
ボトムブラケットにはクリスキングが開発したT47を採用する。アルミスリーブを挿入することによりプレスフィット方式に比べて少しの重量増はあるが、大口径化によるBB周辺の剛性向上によるたわみの減少、クランクのメーカーや種類を選ばない汎用性と高いメンテナンス性を兼ね備え、設計上ワイドリム&タイヤのホイールへの対応にも優れるといったメリットがある方式だ。
カーボンマテリアルは日本のTORAY(東レ)製カーボンを100%採用。フレーム製造時にラテックス・マンドレルを使用する成型方法により高精度なフレーム成型を可能にするとともにTEREと比較してヘッド周辺で23.58%、BB周辺で7.3%の剛性向上を実現している。
また、振動減衰性に優れる専用シートポストと内蔵シートクランプにより高いバーティカルコンプライアンス(縦方向の振動吸収性)を確保し、快適な乗り心地も実現。リアルレーシングに対応する性能とオールロードに匹敵する快適性を両立している。
なおブレーキタイプはディスクブレーキ仕様のみ。コンポはシマノ、スラム、カンパ等の電動コンポとケーブル式すべてに対応している。
カラーはエッセンシャルコレクションとしてグロス(艶あり)ブラックにエメラルドグリーンの差し色が入る「TUHUA(トゥフア)」が標準色となるが、リミテッドエディションのTONGARIRO( トンガリロ)も同時発売となる。
世界でのファーストロットの発売本数はエッセンシャルコレクションが62、リミテッドエディションが85の合計146本。オンライン予約はすでに開始されており、予約による発送は10月11日が予定されている。なお7月24/25日に開催中のサイクルモード大阪でもCHAPTER2ブースにおいてサンプルモデルが展示される。なお日本価格等は後日発表される予定だ。
オンライン注文によりユーザーが直接購入することが可能だが、CHAPTER2ジャパンではプロショップを通じての注文と購入、コンポ&パーツの組み上げを推奨している。
CHAPTER2 TOA
フレームサイズ:XS, S, M, L & XL
フレーム重量:1105g Size M
フォーク重量:425g
シートポスト重量:135g
MANAハンドルセット重量:395g (100-420mm)
スルーアクスル:FR 12x100mm, RR 12x142mm(E-Thru M12x1.5mm)
変速システムは各コンポメーカーの電動および機械式の両方に対応しています。お詫びして訂正します(2021/7/30)
かつてニールプライドのバイク部門を指揮していたマイク・プライド氏が、自身の人生の”第2章”という意味を込めて2017年に創業を開始したニュージーランドのバイクブランド、CHAPTER2(チャプター・ツー)。今回発表された新モデル「TOA(トア)」は同ブランド5作目となるロードバイクだ。
マオリ語で「戦いに勝利する」という意味のTOAは、同ブランドの初代モデルであるTERE(テレ)をもとに開発されたオールロードバイクだ。
TOAはTEREのDNAである「パフォーマンス・オールロード」という性質を受け継ぐが、同時にグラベルモデルの最新モデルであるAO(アオ)の持つ多様性をも取り込んで設計された。
スタンダードロードバイクとエアロロードの中間的な位置付けの「コンパクトエアロ」をコンセプトとしたTEREのフレーム形状を受け継いだTOA。オールラウンド性能に加えてエアロダイナミクスを向上すべく、ダウンチューブやヘッドチューブ、シートチューブ後部などの随所には適度なカムテールデザインが採用される。
また、シートステイをシートチューブの低い位置で接合する「ドロップドシートステイ」の採用も快適性向上と空気抵抗低減を狙ってのもの。
ステアリング周りのケーブル類はすべて内蔵とされ、同社オリジナルの一体型ハンドル「MANA(マナ)」の使用を前提としたフルインテグレーション設計で、エアロ形状のハンドルとつながるフレームのカムテール形状により、クリーンなルックスとともに最大限のエアロ効果を狙う。
ケーブル完全内蔵設計の新型MANAバーとともに分割式のスペーサーやワッシャーによりケーブルはハンドル〜ヘッドチューブに完全内蔵されるが、一般的なステムとハンドルを組み合わせてのセミインターナルケーブルルーティング(半内蔵)も可能となっている。
タイヤクリアランスは32mm対応という非常に余裕のあるもの。これは最近とくに性能向上が顕著なチューブレスホイール&タイヤ、リムのワイド化に合わせた設計で、ディスクブレーキ化に伴い28mm以上のワイドタイヤ仕様ホイールが標準化する流れに対応したもの。今後ますますワイド化するタイヤを使用する可能性と、グラベルライドにも対応するマージンを持たせた設計だ。
ボトムブラケットにはクリスキングが開発したT47を採用する。アルミスリーブを挿入することによりプレスフィット方式に比べて少しの重量増はあるが、大口径化によるBB周辺の剛性向上によるたわみの減少、クランクのメーカーや種類を選ばない汎用性と高いメンテナンス性を兼ね備え、設計上ワイドリム&タイヤのホイールへの対応にも優れるといったメリットがある方式だ。
カーボンマテリアルは日本のTORAY(東レ)製カーボンを100%採用。フレーム製造時にラテックス・マンドレルを使用する成型方法により高精度なフレーム成型を可能にするとともにTEREと比較してヘッド周辺で23.58%、BB周辺で7.3%の剛性向上を実現している。
また、振動減衰性に優れる専用シートポストと内蔵シートクランプにより高いバーティカルコンプライアンス(縦方向の振動吸収性)を確保し、快適な乗り心地も実現。リアルレーシングに対応する性能とオールロードに匹敵する快適性を両立している。
なおブレーキタイプはディスクブレーキ仕様のみ。コンポはシマノ、スラム、カンパ等の電動コンポとケーブル式すべてに対応している。
カラーはエッセンシャルコレクションとしてグロス(艶あり)ブラックにエメラルドグリーンの差し色が入る「TUHUA(トゥフア)」が標準色となるが、リミテッドエディションのTONGARIRO( トンガリロ)も同時発売となる。
世界でのファーストロットの発売本数はエッセンシャルコレクションが62、リミテッドエディションが85の合計146本。オンライン予約はすでに開始されており、予約による発送は10月11日が予定されている。なお7月24/25日に開催中のサイクルモード大阪でもCHAPTER2ブースにおいてサンプルモデルが展示される。なお日本価格等は後日発表される予定だ。
オンライン注文によりユーザーが直接購入することが可能だが、CHAPTER2ジャパンではプロショップを通じての注文と購入、コンポ&パーツの組み上げを推奨している。
CHAPTER2 TOA
フレームサイズ:XS, S, M, L & XL
フレーム重量:1105g Size M
フォーク重量:425g
シートポスト重量:135g
MANAハンドルセット重量:395g (100-420mm)
スルーアクスル:FR 12x100mm, RR 12x142mm(E-Thru M12x1.5mm)
変速システムは各コンポメーカーの電動および機械式の両方に対応しています。お詫びして訂正します(2021/7/30)
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