2010/06/15(火) - 17:02
予選1組目、狩野と森本は先頭交代を繰り返しながら2人でゴールを目指す。文字通りの頂上決戦。実業団ヒルクライム王決定戦は2人の接戦となり、狩野が予選・決勝ともにリードして総合時間の新記録で2連覇を果たした。長沼は決勝のコースレコードを樹立した。
6月13日(日)、第14回全日本実業団個人タイムトライアル選手権大会が長野県小谷村栂池高原で行われた。同日のJCFが秋田県で行う全日本個人TTは全くの平地で、福島晋一の優勝となったが、こちら実業団の全日本個人TTはヒルクライムだ。
リザルトが6月16日夕刻に発表となり、狩野の優勝が確定した。
このレースは2組で行われるマスドスタートの予選と、上位100人が出走する個人TTの決勝、合計2本のタイムで総合順位が決まるものだ。予選コースは市民レースのつがいけサイクルクラシックと同じく、JR白馬大池駅近くからスタートする17.1km標高差1200mのフルコース。決勝はゴンドラ中間駅近くスタートの11.7km標高差875mのコースで、ゴールは共に同じ栂池自然園駅だ。
過去のコースレコードは、1本目は09年狩野智也(当時シマノレーシング)の48分22秒8、2本目は07年田代恭崇(当時チームブリヂストン・アンカー) の34分38秒5、合計は09年狩野智也(当時シマノレーシング)の1時間23分49秒2だ。
2組に分けて行われた予選の上位者は上から、狩野智也(チームブリヂストン・アンカー)48分50秒、森本誠(イナーメ・アイランド信濃山形-TR)+7秒、畑中勇介(シマノレーシング)+35秒、平塚吉光(シマノレーシング)2分20秒、長沼隆行(宇都宮ブリッツェン)+2分23秒、鈴木譲(シマノレーシング)+2分31秒、野寺秀徳(シマノレーシング)+2分40秒らとなった。
決勝は予選上位100人のタイムで下から出走。およそ3時間後の13時予定だったが、1時間15分遅れて14時15分スタートに。そしておよそ120人が結果的に決勝を走った。長沼だけがすぐに速いとわかるほどのスピードで駆け上がる。昨年も決勝だけの1位は長沼だ。今年のタイム34分25秒は、07年に田代が出したタイムを13秒縮めるコースレコードだ。
決勝でも狩野は森本にリードして、あわせての総合タイムは狩野が1位となった。自身が昨年樹立した総合タイムを7秒ほど縮める記録だ。
結果 予選+決勝のタイム
TR
1位 狩野智也(チームブリヂストン・アンカー)1時間23分42秒9
2位 森本誠(イナーメ・アイランド信濃山形-TR)+18秒4
3位 畑中勇介(シマノレーシング)+1分04秒6
4位 長沼隆行(宇都宮ブリッツェン)+1分55秒4
5位 平塚吉光(シマノレーシング)+3分25秒0
6位 鈴木譲(シマノレーシング)+3分44秒8
7位 鎌田圭介(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)+4分37秒6
8位 野寺秀徳(シマノレーシング)+4分49秒2
9位 平林昌樹(湘南ベルマーレ)+5分14秒1
10位 新井剛(イナーメ・アイランド信濃山形-TR)+5分31秒8
FR (予選コース)
1位 西塚優美(SQUADRA CORSA cicli HIDE)1時間07分37秒2
2位 橋本みどり(なるしまフレンド)+1分40秒5
3位 吉井玲香(Vitesse-DIA-COMPE-Feminin)+4分48秒8
BR-1
1位 乾友行(竹芝サイクルレーシング)1時間31分43秒2
2位 山形昌士(CLUB viento)+1分28秒7
3位 佐々木英雄(Tacurino.net)+2分19秒2
4位 田端伸行(spacebikes.com)+3分17秒4
5位 吉岡将(SQUADRA CORSA cicli HIDE)+3分22秒8
6位 宮下星児(自在R&B)+3分50秒8
ER
1位 菅野正明(竹芝サイクルレーシング)1時間35分49秒1
2位 村山優弥(スワコレーシングチーム)+2分04秒0
3位 小俣栄一郎(竹芝サイクルレーシング)+4分19秒5
4位 田中修一(Nasu Fan Club)+4分21秒9
5位 井上友文(synerzy)+4分21秒9
6位 漆原隆英(パインヒルズ'90)+5分19秒6
photo&text:高木秀彰
6月13日(日)、第14回全日本実業団個人タイムトライアル選手権大会が長野県小谷村栂池高原で行われた。同日のJCFが秋田県で行う全日本個人TTは全くの平地で、福島晋一の優勝となったが、こちら実業団の全日本個人TTはヒルクライムだ。
リザルトが6月16日夕刻に発表となり、狩野の優勝が確定した。
このレースは2組で行われるマスドスタートの予選と、上位100人が出走する個人TTの決勝、合計2本のタイムで総合順位が決まるものだ。予選コースは市民レースのつがいけサイクルクラシックと同じく、JR白馬大池駅近くからスタートする17.1km標高差1200mのフルコース。決勝はゴンドラ中間駅近くスタートの11.7km標高差875mのコースで、ゴールは共に同じ栂池自然園駅だ。
過去のコースレコードは、1本目は09年狩野智也(当時シマノレーシング)の48分22秒8、2本目は07年田代恭崇(当時チームブリヂストン・アンカー) の34分38秒5、合計は09年狩野智也(当時シマノレーシング)の1時間23分49秒2だ。
2組に分けて行われた予選の上位者は上から、狩野智也(チームブリヂストン・アンカー)48分50秒、森本誠(イナーメ・アイランド信濃山形-TR)+7秒、畑中勇介(シマノレーシング)+35秒、平塚吉光(シマノレーシング)2分20秒、長沼隆行(宇都宮ブリッツェン)+2分23秒、鈴木譲(シマノレーシング)+2分31秒、野寺秀徳(シマノレーシング)+2分40秒らとなった。
決勝は予選上位100人のタイムで下から出走。およそ3時間後の13時予定だったが、1時間15分遅れて14時15分スタートに。そしておよそ120人が結果的に決勝を走った。長沼だけがすぐに速いとわかるほどのスピードで駆け上がる。昨年も決勝だけの1位は長沼だ。今年のタイム34分25秒は、07年に田代が出したタイムを13秒縮めるコースレコードだ。
決勝でも狩野は森本にリードして、あわせての総合タイムは狩野が1位となった。自身が昨年樹立した総合タイムを7秒ほど縮める記録だ。
結果 予選+決勝のタイム
TR
1位 狩野智也(チームブリヂストン・アンカー)1時間23分42秒9
2位 森本誠(イナーメ・アイランド信濃山形-TR)+18秒4
3位 畑中勇介(シマノレーシング)+1分04秒6
4位 長沼隆行(宇都宮ブリッツェン)+1分55秒4
5位 平塚吉光(シマノレーシング)+3分25秒0
6位 鈴木譲(シマノレーシング)+3分44秒8
7位 鎌田圭介(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)+4分37秒6
8位 野寺秀徳(シマノレーシング)+4分49秒2
9位 平林昌樹(湘南ベルマーレ)+5分14秒1
10位 新井剛(イナーメ・アイランド信濃山形-TR)+5分31秒8
FR (予選コース)
1位 西塚優美(SQUADRA CORSA cicli HIDE)1時間07分37秒2
2位 橋本みどり(なるしまフレンド)+1分40秒5
3位 吉井玲香(Vitesse-DIA-COMPE-Feminin)+4分48秒8
BR-1
1位 乾友行(竹芝サイクルレーシング)1時間31分43秒2
2位 山形昌士(CLUB viento)+1分28秒7
3位 佐々木英雄(Tacurino.net)+2分19秒2
4位 田端伸行(spacebikes.com)+3分17秒4
5位 吉岡将(SQUADRA CORSA cicli HIDE)+3分22秒8
6位 宮下星児(自在R&B)+3分50秒8
ER
1位 菅野正明(竹芝サイクルレーシング)1時間35分49秒1
2位 村山優弥(スワコレーシングチーム)+2分04秒0
3位 小俣栄一郎(竹芝サイクルレーシング)+4分19秒5
4位 田中修一(Nasu Fan Club)+4分21秒9
5位 井上友文(synerzy)+4分21秒9
6位 漆原隆英(パインヒルズ'90)+5分19秒6
photo&text:高木秀彰
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