2010/06/07(月) - 11:54
2010年6月6日、フランスでクリテリウム・ドゥ・ドーフィネ(UCIプロツアー)が開幕。初日の6.8km(個人タイムトライアル)で、スペインチャンピオンジャージを着るアルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)が優勝し、青ラインの入ったマイヨジョーヌに袖を通した。
ドーフィネ初日はレマン湖の畔に位置するエヴィアン・レ・バンを舞台にした6.8kmの個人タイムトライアル。湖近くをスタートし、高低差100mほどの上りをこなしてエヴィアン・レ・バンに戻る。下りもテクニカルなコースだ。
下馬評通り、スペインのチャンピオンジャージを着るコンタドールが、前半の上り区間でトップタイムをマーク。下りでもタイムを伸ばしたコンタドールは、タジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、チームHTC・コロンビア)の暫定トップタイムを2秒上回る8分34秒で優勝した。平均スピードは47.626km/h。
4度目のドーフィネ出場で、ステージ初優勝を飾るとともに、マイヨジョーヌに袖を通したコンタドール。大会制覇に向けて最高のスタートを切ったが、レース後のインタビューで、本人は総合優勝が第一目標ではないということを公言した。
「今日は良い走りが出来たが、まだコンディションは7月の自分には及ばない。このドーフィネは(4月25日の)リエージュ〜バストーニュ〜リエージュぶりの出場レース。このレースでの目標は、ツール・ド・フランスに向けて調整を合わせること。明日、他の選手にリーダージャージが移っても構わない。3週間後に迫ったツール本戦よりも慎重に走りたいと思う」。
あくまでもこのドーフィネは7月のツール・ド・フランスの準備レースという位置づけ。大会制覇にこだわらない考えだ。とは言っても、この日の走りを見る限り、山岳ステージでの活躍は想像に容易い。
ステージ2位はアメリカ期待の新人ヴァンガーデレン。4月のツアー・オブ・ターキーで総合2位に入った選手であり、今後の山岳ステージでの活躍に注目が集まる。ステージ3位にはナショナルチャンピオンジャージを着て走ったヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、レディオシャック)が入った。
ステージ優勝が期待されたデーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン・トランジションズ)はステージ13位に。過去に2度総合優勝しているクリストフ・モロー(フランス、ケースデパーニュ)はステージ25位、デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)はステージ35位と少し出遅れている。
クリテリウム・ドゥ・ドーフィネは6月13日まで8日間に渡って開催される。第1ステージは比較的難易度の低いコースで、ゴールの6km手前に3級山岳が設定されている。上りで縮小した集団によるゴールスプリント勝負が繰り広げられるはずだ。
選手コメントはレース公式サイトより。
クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ2010プロローグ結果
1位 アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ) 8'34"
2位 タジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、チームHTC・コロンビア +02"
3位 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、レディオシャック) +05"
4位 ジェレイント・トーマス(イギリス、チームスカイ) +10"
5位 ダリオ・カタルド(イタリア、クイックステップ) +12"
6位 レミ・ポリオル(フランス、コフィディス)
7位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ)
8位 パトリック・グレッチュ(ドイツ、チームHTC・コロンビア) +13"
9位 ポール・マルテンス(ドイツ、ラボバンク)
10位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン) +14"
個人総合成績
1位 アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ) 8'34"
2位 タジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、チームHTC・コロンビア +02"
3位 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、レディオシャック) +05"
4位 ジェレイント・トーマス(イギリス、チームスカイ) +10"
5位 ダリオ・カタルド(イタリア、クイックステップ) +12"
6位 レミ・ポリオル(フランス、コフィディス)
7位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ)
8位 パトリック・グレッチュ(ドイツ、チームHTC・コロンビア) +13"
9位 ポール・マルテンス(ドイツ、ラボバンク)
10位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン) +14"
ポイント賞
アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)
山岳賞
アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)
チーム総合成績
チームHTC・コロンビア
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos, A.S.O.
ドーフィネ初日はレマン湖の畔に位置するエヴィアン・レ・バンを舞台にした6.8kmの個人タイムトライアル。湖近くをスタートし、高低差100mほどの上りをこなしてエヴィアン・レ・バンに戻る。下りもテクニカルなコースだ。
下馬評通り、スペインのチャンピオンジャージを着るコンタドールが、前半の上り区間でトップタイムをマーク。下りでもタイムを伸ばしたコンタドールは、タジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、チームHTC・コロンビア)の暫定トップタイムを2秒上回る8分34秒で優勝した。平均スピードは47.626km/h。
4度目のドーフィネ出場で、ステージ初優勝を飾るとともに、マイヨジョーヌに袖を通したコンタドール。大会制覇に向けて最高のスタートを切ったが、レース後のインタビューで、本人は総合優勝が第一目標ではないということを公言した。
「今日は良い走りが出来たが、まだコンディションは7月の自分には及ばない。このドーフィネは(4月25日の)リエージュ〜バストーニュ〜リエージュぶりの出場レース。このレースでの目標は、ツール・ド・フランスに向けて調整を合わせること。明日、他の選手にリーダージャージが移っても構わない。3週間後に迫ったツール本戦よりも慎重に走りたいと思う」。
あくまでもこのドーフィネは7月のツール・ド・フランスの準備レースという位置づけ。大会制覇にこだわらない考えだ。とは言っても、この日の走りを見る限り、山岳ステージでの活躍は想像に容易い。
ステージ2位はアメリカ期待の新人ヴァンガーデレン。4月のツアー・オブ・ターキーで総合2位に入った選手であり、今後の山岳ステージでの活躍に注目が集まる。ステージ3位にはナショナルチャンピオンジャージを着て走ったヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、レディオシャック)が入った。
ステージ優勝が期待されたデーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン・トランジションズ)はステージ13位に。過去に2度総合優勝しているクリストフ・モロー(フランス、ケースデパーニュ)はステージ25位、デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)はステージ35位と少し出遅れている。
クリテリウム・ドゥ・ドーフィネは6月13日まで8日間に渡って開催される。第1ステージは比較的難易度の低いコースで、ゴールの6km手前に3級山岳が設定されている。上りで縮小した集団によるゴールスプリント勝負が繰り広げられるはずだ。
選手コメントはレース公式サイトより。
クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ2010プロローグ結果
1位 アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ) 8'34"
2位 タジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、チームHTC・コロンビア +02"
3位 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、レディオシャック) +05"
4位 ジェレイント・トーマス(イギリス、チームスカイ) +10"
5位 ダリオ・カタルド(イタリア、クイックステップ) +12"
6位 レミ・ポリオル(フランス、コフィディス)
7位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ)
8位 パトリック・グレッチュ(ドイツ、チームHTC・コロンビア) +13"
9位 ポール・マルテンス(ドイツ、ラボバンク)
10位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン) +14"
個人総合成績
1位 アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ) 8'34"
2位 タジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、チームHTC・コロンビア +02"
3位 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、レディオシャック) +05"
4位 ジェレイント・トーマス(イギリス、チームスカイ) +10"
5位 ダリオ・カタルド(イタリア、クイックステップ) +12"
6位 レミ・ポリオル(フランス、コフィディス)
7位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ)
8位 パトリック・グレッチュ(ドイツ、チームHTC・コロンビア) +13"
9位 ポール・マルテンス(ドイツ、ラボバンク)
10位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン) +14"
ポイント賞
アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)
山岳賞
アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)
チーム総合成績
チームHTC・コロンビア
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos, A.S.O.
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