ふじあざみラインを使い富士山5合目まで駆け上がる「富士山ヒルクライム」は森本誠(イナーメ・アイランド信濃山形-TR)が、大会新記録となる42分11秒で優勝を果たした。

マイペースを貫き通し、優勝を飾った森本誠(イナーメ・アイランド信濃山形-TR)。後方に2位の平塚選手が見えるマイペースを貫き通し、優勝を飾った森本誠(イナーメ・アイランド信濃山形-TR)。後方に2位の平塚選手が見える photo: Hideaki Takaghi

スタート直後からスピードを上げた狩野選手を擁するブリヂストンアンカーチームスタート直後からスピードを上げた狩野選手を擁するブリヂストンアンカーチーム photo: Hideaki Takaghiスタート開始から前大会記録保持者の狩野智也選手(ブリヂストンアンカー)が積極的にレースを引っ張る中、3km地点から抜け出した森本選手が、第2戦の伊吹山ヒルクライムを制した平塚吉光(シマノレーシング)の追い上げを寄せ付けず逃げ切った。

森本選手は、これまで多くのヒルクライム大会を制してきた実績をもっているが、強豪チームがひしめくジャパンサイクルロードレースツアーでの勝利は大金星と言える。

またジャパンサイクルツアーリーダーの証であるルビーレッドジャージは、5位に入った畑中勇介(シマノレーシング)が、引き続きキープした。
最初にできた有力選手が集まった先頭集団最初にできた有力選手が集まった先頭集団 photo: Hideaki Takaghi


優勝した森本選手(イナーメ・アイランド信濃山形-TR)のコメント
「正直優勝してびっくりしています。掛け合いになると弱いので、マイペースを心掛けました。シマノレーシングの連覇を止められて良かったです」。




Jサイクルツアー2010第6戦富士山ヒルクライム 結果
1位 モリモト・マコト イナーメ・アイランド信濃山形-TR 42:11
2位 ヒラツカ・ヨシミツ シマノレーシング  +00:43
3位 ガロッファロ ヴィチェンッォ TEAM NIPPO  +02:10
4位 ノデラヒデノリ シマノレーシング  +02:30
5位 ハタナカユウスケ シマノレーシング  +02:37
6位 ナガヌマタカユキ 宇都宮ブリッツェン +02:42
7位 カマタケイスケ パールイズミ・スミタ・ラバネロ  +02:52
8位 カノウトモヤ  チームブリヂストン・アンカー  +2:52:00
9位 スズキユズル シマノレーシング  +03:14
10位 スズキシンリ シマノレーシング +03:24

(※氏名等の表記はオフィシャル発表による)



<開催概要>
●Japan Cycle Road Race Tour  第6戦 富士山ヒルクライム
●開 催 日 2010年6月6日(日)
●会場・距離   11.4km 標高差1,200m 平均勾配10% 最大勾配22%
●会  場   静岡県駿東郡小山町 ふじあざみライン
●全日本実業団自転車競技連盟  http://www.jbcf.jp/

photo&text:全日本実業団自転車競技連盟 広報委員

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