2010/06/03(木) - 11:36
2010年6月2日、ルクセンブルクで第70回ツール・ド・ルクセンブルク(UCI2.HC)が開幕。ランス・アームストロング(アメリカ、レディオシャック)の出場で注目が集まる大会の初日、プロローグで土井雪広(日本、スキル・シマノ)がステージ46位に入った。
1935年に第1回大会が開催され、今年で開催75年目、70回目を迎えるツール・ド・ルクセンブルク。その名の通りベルギーとフランス、ドイツに挟まれた小国ルクセンブルクを舞台にしたステージレース。開催期間は5日間だ。
出場するのは16チームで、内訳はプロツアー6チーム、プロコンチネンタル9チーム、コンチネンタル1チーム。チームスカイ、サクソバンク、レディオシャック、エウスカルテル、カチューシャ、フランセーズデジューが顔を揃えた。
初日は恒例の首都ルクセンブルクを舞台にした2.659kmのプロローグ(個人タイムトライアル)。ここでフランスのプロコンチネンタルチーム、ソール・ソジャサンがトップ4に3名を送り込む強さを見せ、ジミー・アングルヴァン(フランス)が優勝した。
2007年大会のプロローグでも優勝しているアングルヴァンは、3年ぶりに個人総合リーダージャージを着用。ステージ2位はチームメイトのシリル・ルモワンヌ(フランス)だった。
出場選手中、最も大きな注目を集めていたのは、5月のツアー・オブ・カリフォルニアで激しく落車し、顔面を負傷したアームストロングだろう。1998年大会の総合優勝者でもあるアームストロングは、ステージ5位の成績で初日を終えた。
レディオシャックからはアンドレアス・クレーデン(ドイツ)も出場しており、初日はステージ9位とまずまず。なお、2007年大会の総合優勝者であり、昨年のプロローグで3分46秒のトップタイムで優勝したグレゴリー・ラスト(スイス)がステージ3位に入っている。
日本からは土井雪広(スキル・シマノ)が参戦。体調不良の中での出場だったが、124名中46位の好成績で初日を終えた。
土井は自身のブログで「好きなレースの一つだけど、正直言って今年の体調は最悪。今まで感じたことのない疲れが体を襲っていて、血液検査の結果、ヘマトクリット値がいつもよりかなり低く、そのほかのデータも悪い。でも、このレースは3度目の出場だけど、タイムは今までで一番良かった。この体調を考えるとちょっと安心したし、ポジティブに考えて走って良かったと思った」と語っている。土井は昨年の大会で第2ステージ8位、第4ステージ11位、総合成績19位と好成績を残している。
ツール・ド・ルクセンブルクは6月6日まで、全5ステージで開催予定だ。
ツール・ド・ルクセンブルク2010プロローグ結果
1位 ジミー・アングルヴァン(フランス、ソール・ソジャサン) 3'42"
2位 シリル・ルモワンヌ(フランス、ソール・ソジャサン) +08"
3位 グレゴリー・ラスト(スイス、レディオシャック)
4位 ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン) +09"
5位 ランス・アームストロング(アメリカ、レディオシャック)
6位 ダリル・インペイ(南アフリカ、レディオシャック) +10"
7位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ) +11"
8位 アイトール・ガルドス(スペイン、エウスカルテル)
9位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、レディオシャック) +12"
10位 ジェンピー・ドラッカー(ルクセンブルク、ディフェルダンジュ)
46位 土井雪広(日本、スキル・シマノ) +21"
個人総合成績
1位 ジミー・アングルヴァン(フランス、ソール・ソジャサン) 3'42"
2位 シリル・ルモワンヌ(フランス、ソール・ソジャサン) +08"
3位 グレゴリー・ラスト(スイス、レディオシャック)
4位 ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン) +09"
5位 ランス・アームストロング(アメリカ、レディオシャック)
6位 ダリル・インペイ(南アフリカ、レディオシャック) +10"
7位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ) +11"
8位 アイトール・ガルドス(スペイン、エウスカルテル)
9位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、レディオシャック) +12"
10位 ジェンピー・ドラッカー(ルクセンブルク、ディフェルダンジュ)
46位 土井雪広(日本、スキル・シマノ) +21"
text:Kei Tsuji
photo:www.aotdl.com
1935年に第1回大会が開催され、今年で開催75年目、70回目を迎えるツール・ド・ルクセンブルク。その名の通りベルギーとフランス、ドイツに挟まれた小国ルクセンブルクを舞台にしたステージレース。開催期間は5日間だ。
出場するのは16チームで、内訳はプロツアー6チーム、プロコンチネンタル9チーム、コンチネンタル1チーム。チームスカイ、サクソバンク、レディオシャック、エウスカルテル、カチューシャ、フランセーズデジューが顔を揃えた。
初日は恒例の首都ルクセンブルクを舞台にした2.659kmのプロローグ(個人タイムトライアル)。ここでフランスのプロコンチネンタルチーム、ソール・ソジャサンがトップ4に3名を送り込む強さを見せ、ジミー・アングルヴァン(フランス)が優勝した。
2007年大会のプロローグでも優勝しているアングルヴァンは、3年ぶりに個人総合リーダージャージを着用。ステージ2位はチームメイトのシリル・ルモワンヌ(フランス)だった。
出場選手中、最も大きな注目を集めていたのは、5月のツアー・オブ・カリフォルニアで激しく落車し、顔面を負傷したアームストロングだろう。1998年大会の総合優勝者でもあるアームストロングは、ステージ5位の成績で初日を終えた。
レディオシャックからはアンドレアス・クレーデン(ドイツ)も出場しており、初日はステージ9位とまずまず。なお、2007年大会の総合優勝者であり、昨年のプロローグで3分46秒のトップタイムで優勝したグレゴリー・ラスト(スイス)がステージ3位に入っている。
日本からは土井雪広(スキル・シマノ)が参戦。体調不良の中での出場だったが、124名中46位の好成績で初日を終えた。
土井は自身のブログで「好きなレースの一つだけど、正直言って今年の体調は最悪。今まで感じたことのない疲れが体を襲っていて、血液検査の結果、ヘマトクリット値がいつもよりかなり低く、そのほかのデータも悪い。でも、このレースは3度目の出場だけど、タイムは今までで一番良かった。この体調を考えるとちょっと安心したし、ポジティブに考えて走って良かったと思った」と語っている。土井は昨年の大会で第2ステージ8位、第4ステージ11位、総合成績19位と好成績を残している。
ツール・ド・ルクセンブルクは6月6日まで、全5ステージで開催予定だ。
ツール・ド・ルクセンブルク2010プロローグ結果
1位 ジミー・アングルヴァン(フランス、ソール・ソジャサン) 3'42"
2位 シリル・ルモワンヌ(フランス、ソール・ソジャサン) +08"
3位 グレゴリー・ラスト(スイス、レディオシャック)
4位 ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン) +09"
5位 ランス・アームストロング(アメリカ、レディオシャック)
6位 ダリル・インペイ(南アフリカ、レディオシャック) +10"
7位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ) +11"
8位 アイトール・ガルドス(スペイン、エウスカルテル)
9位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、レディオシャック) +12"
10位 ジェンピー・ドラッカー(ルクセンブルク、ディフェルダンジュ)
46位 土井雪広(日本、スキル・シマノ) +21"
個人総合成績
1位 ジミー・アングルヴァン(フランス、ソール・ソジャサン) 3'42"
2位 シリル・ルモワンヌ(フランス、ソール・ソジャサン) +08"
3位 グレゴリー・ラスト(スイス、レディオシャック)
4位 ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン) +09"
5位 ランス・アームストロング(アメリカ、レディオシャック)
6位 ダリル・インペイ(南アフリカ、レディオシャック) +10"
7位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ) +11"
8位 アイトール・ガルドス(スペイン、エウスカルテル)
9位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、レディオシャック) +12"
10位 ジェンピー・ドラッカー(ルクセンブルク、ディフェルダンジュ)
46位 土井雪広(日本、スキル・シマノ) +21"
text:Kei Tsuji
photo:www.aotdl.com