ローター ALDHU CARBON　待望のロード用ダイレクトマウント式カーボンクランクが登場

Q-RINGSでお馴染みのスパニッシュパーツブランドのローターが、ロード用カーボンクランクのALDHU CARBONを発表した。クランク、スパイダー、チェーンリング全てが別体式となっており、様々な組み合わせで使うことのできるクランクだ。

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ローター ALDHU Carbon (c)ダイアテック
楕円チェーンリングのQ-RINGSやパワーメーターのINPOWERシリーズで知られているローター。近年はローターが得意とするアルミクランク"ALDHU"のリリースを皮切りに、ダイレクトマウント式クランクセットの開発に舵を切り、ミドルグレードのVEGASTやMTB用カーボンクランクKAPICなどを次々に投入してきた。

INPOWERシリーズでお馴染みのパワーメーターも、スパイダーアーム型のINSPIDERをリリースし、ダイレクトマウント式クランクセットのラインアップを確かなものとしてきたローター。そして、開発に4年を費やしたカーボン製クランクALDHU CARBONを遂に発表した。

ブランド初となるカーボン製クランクで目指したのはもちろん軽量性とパワー伝達性。ディスクブレーキのロードバイクは重量が増加する傾向にあるため、ローターは剛性を犠牲にせず重量削減を目指すべくカーボン製ロード用クランクの開発に着手した。

ローター ALDHU CARBON（DMチェーンリング装着イメージ） (c)ダイアテック
ローター ALDHU CARBON（INSPIDER装着イメージ） (c)ダイアテックローター ALDHU CARBON（DMチェーンリング装着イメージ） (c)ダイアテック


徹底した開発を経たALDHU CARBONはALDHUアルミ版よりも100gのダイエットに成功。50/34T DMチェーンリングを組み合わせた172.5mmクランクセットの合計重量は523.5gとなり、DURA-ACE R9100（170mm・50/34T）の609gより大幅に軽量となっている。

剛性も垂直方向に11％、水平方向に36.1％向上し、ライダーのパワーをリニアにチェーンに伝えてくれるクランクとなっていることも特徴だ。ALDHU CARBONは30mmアクスルと組み合わせて設計されている。この30mmアクスルには左ペダルを踏み込む時に捻れることで発生するパワーの損失を低減すると謳うTWIN LEGテクノロジーという設計が与えられている。

ALDHU CARBONはクランクとアクスルシャフト、チェーンリングが別体とされているため、ユーザーの自転車に合わせた組み合わせが可能だ。軽量仕様やエアロ仕様など様々なカスタムが行える上、後々INSPIDERを買い増した時にアーレンキー1本でインストールすることも可能。将来的な拡張性を考慮する方や、ロードやCXなど競技を横断的に楽しむ方にぴったりな仕様だろう。組み合わせなどは下記スペック欄を参照してもらいたい。

ローター ALDHU CARBON (c)ダイアテック

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ローター ALDHU CARBON
長さ：165mm、170mm、172.5mm、175mm
重量：260g（172.5mm）
アクスル：30mm
Q-FACTOR：147mm（スタンダードアクスル使用時）
チェーンライン：2X 43.5mm、1X 44.5mm（スタンダードアクスル使用時）
価格：58,000円（税抜）