2010/05/31(月) - 02:38
新城幸也(Bboxブイグテレコム)がジロ・デ・イタリアを総合93位で完走。日本人初のツール・ド・フランスとジロの2つのグランツール完走経験者となった。
5月30日、新城幸也はイタリア・ヴェローナで行なわれたジロ・デ・イタリアの最終第21ステージの個人タイムトライアルをトップのグスタフ・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)から1分53秒遅れのステージ97位で走りきり、個人総合では93位で完走を果たした。
新城はこれで2009年ツール・ド・フランスに引き続き、自身2度目となるグランツール(※)の完走を果たした初めての日本人となった。
新城は第5ステージでは逃げを打ち、ステージ3位に入るという快挙も残した。
新城はジェイスポーツの電話インタビューのなかで次のように話す。
-ようやく完走した今の気持ちは?
「気持ち的には昨日(第20ステージ)でボク的には終わっていました。このジロは天気が悪かったし、いい勉強になりました」
-2つ目のグランツールを完走して
「集団のスピードに対応できるようになりましたね。平地のスピードが身についた。前に上がりたいときに上がれるようになりました」
-今後のことについては?
「今後のことは何とも言えないですね。ボクも知らないので。まずはフランスの家に帰ってゆっくり休みます」
-日本のファンにメッセージを
たくさんの応援、ブログの書き込みなどをありがとうございました。皆さんの応援があったので、とても良いモチベーションになりました。7月のこと(ツール・ド・フランス)はどうなるか分からないけれど、また頑張ります」
ジャン=ルネ・ベルノドーゼネラルマネジャー(Bboxブイグテレコム)のコメント
「率直な所、驚きとしか言いようがない素晴らしい結果だった。ユキヤはジロ・デ・イタリア初出場で、コンディショニングに関しても春先にコンディションを落とした流れだったので、無事完走出来れば上出来だと思っていた。ところが第5ステージでは3位。しかもあの逃げを主導した展開の後のこの結果は非常に価値があると言えるだろう。さらに13位を2度経験し、非常にアグレッシブで狡猾、隅に置けないジャポネ(日本人)だと云うことがバレてしまったね(笑)これから続く数年間、いや10年以上?ユキヤの名前をヨーロッパで聞くことが多くなることだろう。
ジロ全体を通してはトマ・ヴォクレールの2位や、とりわけ“女王ステージ(etape de reine=最難関ステージの意味)”にてヨアン・チョップが優勝するという、もうチーム史上最高のジロ・デ・イタリアとなったよ!。この流れをツール・ド・フランスでも維持したいね。」
※グランツール 世界三大ツールの総称。ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャを指す。
photo:Kei.Tsuji
text:MakotoAYANO
5月30日、新城幸也はイタリア・ヴェローナで行なわれたジロ・デ・イタリアの最終第21ステージの個人タイムトライアルをトップのグスタフ・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)から1分53秒遅れのステージ97位で走りきり、個人総合では93位で完走を果たした。
新城はこれで2009年ツール・ド・フランスに引き続き、自身2度目となるグランツール(※)の完走を果たした初めての日本人となった。
新城は第5ステージでは逃げを打ち、ステージ3位に入るという快挙も残した。
新城はジェイスポーツの電話インタビューのなかで次のように話す。
-ようやく完走した今の気持ちは?
「気持ち的には昨日(第20ステージ)でボク的には終わっていました。このジロは天気が悪かったし、いい勉強になりました」
-2つ目のグランツールを完走して
「集団のスピードに対応できるようになりましたね。平地のスピードが身についた。前に上がりたいときに上がれるようになりました」
-今後のことについては?
「今後のことは何とも言えないですね。ボクも知らないので。まずはフランスの家に帰ってゆっくり休みます」
-日本のファンにメッセージを
たくさんの応援、ブログの書き込みなどをありがとうございました。皆さんの応援があったので、とても良いモチベーションになりました。7月のこと(ツール・ド・フランス)はどうなるか分からないけれど、また頑張ります」
ジャン=ルネ・ベルノドーゼネラルマネジャー(Bboxブイグテレコム)のコメント
「率直な所、驚きとしか言いようがない素晴らしい結果だった。ユキヤはジロ・デ・イタリア初出場で、コンディショニングに関しても春先にコンディションを落とした流れだったので、無事完走出来れば上出来だと思っていた。ところが第5ステージでは3位。しかもあの逃げを主導した展開の後のこの結果は非常に価値があると言えるだろう。さらに13位を2度経験し、非常にアグレッシブで狡猾、隅に置けないジャポネ(日本人)だと云うことがバレてしまったね(笑)これから続く数年間、いや10年以上?ユキヤの名前をヨーロッパで聞くことが多くなることだろう。
ジロ全体を通してはトマ・ヴォクレールの2位や、とりわけ“女王ステージ(etape de reine=最難関ステージの意味)”にてヨアン・チョップが優勝するという、もうチーム史上最高のジロ・デ・イタリアとなったよ!。この流れをツール・ド・フランスでも維持したいね。」
※グランツール 世界三大ツールの総称。ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャを指す。
photo:Kei.Tsuji
text:MakotoAYANO
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