キャノンデールが誇るアルミロード"CAAD13 Disc"のラインアップに、待望のシマノULTEGRA完成車が加わることになった。「カーボンフレームと互角に勝負する」ことを目指したアルミフレームに、レーシングコンポーネントが搭載されたことで、更にレーシーな1台に仕上がった。



キャノンデール CAAD13 Disc(ULTEGRA完成車、マーキュリー)キャノンデール CAAD13 Disc(ULTEGRA完成車、マーキュリー) (c)キャノンデール・ジャパン
キャノンデールの歴史と伝統が詰め込まれ、重要なモデルとして位置づけられるアルミロードシリーズのCAAD。かつては強豪チームのサエコが使用しレーシングフレームとして注目を集め、カーボンフレーム全盛となった今もカーボンに匹敵する性能を目指して開発が行われているシリーズだ。

現在のCAAD13は、2020年モデルで進化を果たしたSUPERSIX EVOと同時に登場。エアロダイナミクス向上を狙い生まれ変わったSUPERSIX EVOと同じく、フレームの各所にエアロフォルムを取り入れ、ラウンド形状のチューブと比較し最大30%もの空気抵抗削減に成功したという。

エアロ形状でもあるD型断面の27 KNØTシートポストや、接合部が下方に移動したシートステー、チェーンステーのSAVEテクノロジーなどを採用し、リア三角周りの柔軟性を緻密に設計することで、快適性や路面追従性などを強化。アルミ素材ながらスムーズなライディングを楽しめる乗り味を獲得している。

シマノULTEGRAをコンポーネントとした新たな完成車だシマノULTEGRAをコンポーネントとした新たな完成車だ (c)キャノンデール・ジャパン
シマノが誇るセカンドグレードのレーシングコンポーネントULTEGRAシマノが誇るセカンドグレードのレーシングコンポーネントULTEGRA (c)キャノンデール・ジャパン
ジオメトリーもSUPERSIX EVOと共通の設計が採用された。アグレッシブな走りを求めるエアロロードSYSTEMSIXと、アップライトなSYNAPSEの中間に当たるスタックとリーチの値に調整され、ホイールベースを若干延長することで、幅広いレベルのライダーが扱いやすいバイクを実現している。

また、実測30mmのタイヤを難なく飲み込むタイヤクリアランスが設けられているため、タイヤチョイス次第ではレースシーンだけではなく、週末サイクリングを快適に楽しめるだろう。また、フェンダーやラック用のマウントが備えられているため、カスタムの方向性次第で様々な遊び方ができるようにCAAD13は作られている。

今回登場した完成車に搭載されるULTEGRAは、シマノが誇るセカンドグレードのレーシングコンポーネントであり、CAAD13が持つレースの側面を引き立ててくれるはずだ。フレームカラーは水銀からインスパイアされた新色で、その名もマーキュリー。価格は297,000円(税込)。

タイヤは30mm幅まで装着できるため、チョイス次第で様々な走りができそうだタイヤは30mm幅まで装着できるため、チョイス次第で様々な走りができそうだ (c)キャノンデール・ジャパン


キャノンデール CAAD13 Disc
コンポーネント:シマノULTEGRA
カラー:Mercury
価格:297,000円(税込)


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