2020/10/21(水) - 11:47
開幕初日から激しい総合争いが繰り広げられたブエルタ第1ステージ。切れ味鋭い飛び出しでマイヨロホを獲得した前回王者ログリッチや、追走が届かなかったカラパス、アシストしながらも山岳賞を手に入れたクス、そして11分遅れでフィニッシュしたフルームなどのコメントを紹介します。
ステージ優勝&マイヨロホ&ポイント賞 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)
素晴らしいスタートが切れた。この勝利はとても嬉しいし、我々の強さを示すことができた。チームは皆ステージを通して完璧な働きをしてくれ、彼らの努力に勝利で報いることができた。最後の登りは全力で踏んだ。セップ(クス)は本当に速かったよ。このリーダージャージに再び袖を通すことができて誇りに思う。また、家で見ている人たちに素晴らしいレースを届けたい。このブエルタを楽しみたい。今シーズンはそうしなきゃいけないと思うんだ。
ステージ2位 リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ)
今日はいつものようにベストを尽くした。ブエルタをこのような形でスタートできて嬉しいよ。この厳しい日に素晴らしい働きを見せてくれたチームに感謝したい。だけど全力で挑まなければならないレースが、まだあと17ステージが待っている。
ステージ3位 ダニエル・マーティン(アイルランド、イスラエル・スタートアップネイション)
計画通りの走りだった。僕たちは一日一日を大切にするだけだ。プレッシャーはないんだからね。ただ楽しむだけだよ。僕らのチームはとても若く、彼らにとって総合順位を争う走りは素晴らしい経験になるだろう。レースはまだ始まったばかりだが、いいスタートが切れたと思う。グランツールの開幕にしては厳しいレースだったということは、フィニッシュした選手のタイム差をみれば明らかだろう。最後の登りではかなり強い向かい風が吹いていたので、追いつ追われつの戦いになった。プリモシュの最後のアタックは強すぎたよ。でもその戦いに参加できて嬉しいんだ。明日のステージに向けて、良い脚が残っているといいね。
ステージ4位 エステバン・チャベス(コロンビア、ミッチェルトン・スコット)
個人的にもチームとしても、このようなスタートを切ることができて本当に嬉しい。本当にアグレッシブな開幕戦だったけど、個人的には好きだった。自分の調子も、ライバルたちの調子も明らかになった。それにスプリントステージやタイムトライアルのようなストレスもなかった。
強い選手たちの調子は良さそうだ。明日もまた試練のステージだ。僕の脚が普段どおりならば、明日の方が合っている。このような形で(グランツール)をスタートできて嬉しいよ。チームは僕に100%のサポートをしてくれたし、いい感じだよ。
自分の走りが4、5年前と同じではなことを理解しているので、最後の登りではアタックには乗らず、賢く走る必要があった。もしついていっていたら、脚が終わり遅れていただろう。最後まで彼らと一緒にフィニッシュまでたどり着けたし、最後のコースを把握していたので残り500mでスプリントしなければならないことは分っていた。緊張したし、ブレーキを踏まない選手が勝利するんだ。
ステージ6位&新人賞 エンリク・マス(スペイン、モビスター)
このステージでの勝利を目標にしていたので、チームに謝ったんだ。僕たちはそのために努力したのに達成できなかったのだからね。でも有力な選手たちと一緒にフィニッシュできたことは良かったと思う。今日は難しい日だったが、調子は良かった。突風や、ブエルタで一番マシだったとはいえ寒さがレースを危険にした。でもこれらに慣れなければいけない。風が道を汚し、枝が道に落ちていた。これがEFの選手が落車した原因かもしれないね。このブエルタに晴れた日もあるだろうが、レースの大半は寒さと雨になるだろう。
レースが厳しくなればなるほど、僕らにとって有利になる。全18ステージが難しいレースになることを願っている。天候に左右されるだろうが、レースが難しくなればなるほどチャンスはやってくる。個人的にはこのようなコンディションは好きじゃないんだけどね。
ステージ8位&山岳賞 セップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)
急勾配で難しい登りだと分っていた。だからこそアタックに適していたので仕掛けたんだ。プリモシュがこのような形でフィニッシュしたのは嬉しい。マイヨロホを守ることが最優先事項だ。このブエルタが、個人的に今年一番のレースだ。
11分22秒遅れでフィニッシュしたクリストファー・フルーム(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
リチャル(カラパス)が2位に入ったことで我々にとって素晴らしい日になった。彼はチームのエースで、僕たちは彼を可能な限り全力でサポートし、総合優勝を狙っていく。
個人的には最終山岳に入る辺りで遅れてしまった。先頭のかなり後方で登り始め、(他の選手の)落車の影響で遅れてしまったんだ。ここに来ることができて、また2年ぶりにグランツールを走ることができてとても嬉しいよ。これからは一日一日を大切に走り、自分ができる最大限のことをしていきたい。
感覚は良かった。ただレースを十分に走れていないので、トップコンディションまではまだ少し足りていない。でも今日は間違いなく改善が見られ、レースを通して更に調子を上げていければいいと思っている。
text:Sotaro.Arakawa
ステージ優勝&マイヨロホ&ポイント賞 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)
素晴らしいスタートが切れた。この勝利はとても嬉しいし、我々の強さを示すことができた。チームは皆ステージを通して完璧な働きをしてくれ、彼らの努力に勝利で報いることができた。最後の登りは全力で踏んだ。セップ(クス)は本当に速かったよ。このリーダージャージに再び袖を通すことができて誇りに思う。また、家で見ている人たちに素晴らしいレースを届けたい。このブエルタを楽しみたい。今シーズンはそうしなきゃいけないと思うんだ。
ステージ2位 リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ)
今日はいつものようにベストを尽くした。ブエルタをこのような形でスタートできて嬉しいよ。この厳しい日に素晴らしい働きを見せてくれたチームに感謝したい。だけど全力で挑まなければならないレースが、まだあと17ステージが待っている。
ステージ3位 ダニエル・マーティン(アイルランド、イスラエル・スタートアップネイション)
計画通りの走りだった。僕たちは一日一日を大切にするだけだ。プレッシャーはないんだからね。ただ楽しむだけだよ。僕らのチームはとても若く、彼らにとって総合順位を争う走りは素晴らしい経験になるだろう。レースはまだ始まったばかりだが、いいスタートが切れたと思う。グランツールの開幕にしては厳しいレースだったということは、フィニッシュした選手のタイム差をみれば明らかだろう。最後の登りではかなり強い向かい風が吹いていたので、追いつ追われつの戦いになった。プリモシュの最後のアタックは強すぎたよ。でもその戦いに参加できて嬉しいんだ。明日のステージに向けて、良い脚が残っているといいね。
ステージ4位 エステバン・チャベス(コロンビア、ミッチェルトン・スコット)
個人的にもチームとしても、このようなスタートを切ることができて本当に嬉しい。本当にアグレッシブな開幕戦だったけど、個人的には好きだった。自分の調子も、ライバルたちの調子も明らかになった。それにスプリントステージやタイムトライアルのようなストレスもなかった。
強い選手たちの調子は良さそうだ。明日もまた試練のステージだ。僕の脚が普段どおりならば、明日の方が合っている。このような形で(グランツール)をスタートできて嬉しいよ。チームは僕に100%のサポートをしてくれたし、いい感じだよ。
自分の走りが4、5年前と同じではなことを理解しているので、最後の登りではアタックには乗らず、賢く走る必要があった。もしついていっていたら、脚が終わり遅れていただろう。最後まで彼らと一緒にフィニッシュまでたどり着けたし、最後のコースを把握していたので残り500mでスプリントしなければならないことは分っていた。緊張したし、ブレーキを踏まない選手が勝利するんだ。
ステージ6位&新人賞 エンリク・マス(スペイン、モビスター)
このステージでの勝利を目標にしていたので、チームに謝ったんだ。僕たちはそのために努力したのに達成できなかったのだからね。でも有力な選手たちと一緒にフィニッシュできたことは良かったと思う。今日は難しい日だったが、調子は良かった。突風や、ブエルタで一番マシだったとはいえ寒さがレースを危険にした。でもこれらに慣れなければいけない。風が道を汚し、枝が道に落ちていた。これがEFの選手が落車した原因かもしれないね。このブエルタに晴れた日もあるだろうが、レースの大半は寒さと雨になるだろう。
レースが厳しくなればなるほど、僕らにとって有利になる。全18ステージが難しいレースになることを願っている。天候に左右されるだろうが、レースが難しくなればなるほどチャンスはやってくる。個人的にはこのようなコンディションは好きじゃないんだけどね。
ステージ8位&山岳賞 セップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)
急勾配で難しい登りだと分っていた。だからこそアタックに適していたので仕掛けたんだ。プリモシュがこのような形でフィニッシュしたのは嬉しい。マイヨロホを守ることが最優先事項だ。このブエルタが、個人的に今年一番のレースだ。
11分22秒遅れでフィニッシュしたクリストファー・フルーム(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
リチャル(カラパス)が2位に入ったことで我々にとって素晴らしい日になった。彼はチームのエースで、僕たちは彼を可能な限り全力でサポートし、総合優勝を狙っていく。
個人的には最終山岳に入る辺りで遅れてしまった。先頭のかなり後方で登り始め、(他の選手の)落車の影響で遅れてしまったんだ。ここに来ることができて、また2年ぶりにグランツールを走ることができてとても嬉しいよ。これからは一日一日を大切に走り、自分ができる最大限のことをしていきたい。
感覚は良かった。ただレースを十分に走れていないので、トップコンディションまではまだ少し足りていない。でも今日は間違いなく改善が見られ、レースを通して更に調子を上げていければいいと思っている。
text:Sotaro.Arakawa
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