2020/09/28(月) - 17:19
ツール・ド・フランスでエンリク・マスの総合5位とチーム総合1位を獲得したモビスター。アレハンドロ・バルベルデが使用し話題を呼んだキャニオンの新型Aeroadや、軽量オールラウンダーのUltimateなど、モビスターのコーポレートカラーにペイントされたバイクたちにフォーカスを当てる。
ツール・ド・フランスを走ったバイクの中でも注目を集めたのが、モビスターのエースであるアレハンドロ・バルベルデが駆った新型Aeroadだろう。フル内装化されたケーブル/ブレーキホースはもちろん、フレーム形状にもアップデートが加わったことでエアロダイナミクスの向上を図ったものと思われる。
40歳となった今もなおプロトン屈指の実力と勝負勘を兼ね備えるバルベルデは、全ステージで一貫してこの新型Aeroadに乗りつづけた。
総合5位を獲得したエンリク・マスとマルク・ソレルは、チームカラーではなく軽量マットブラック塗装のUltimateをツールで使用した。また、キャニオンからはUltimate CF SLXよりも軽い、Ultimate CFRがリリースされているため、マスとソレルのバイクはこのグレードに該当する可能性もある。
モビスターは今年カンパニョーロからスラムへとコンポーネントを切り替えており、コンポーネントは無線電動12速のRED eTap AXSを使用中。一般販売されているクランクセットは50/37Tが最大ギアだが、マットブラック塗装の52/39Tや、54/41Tが供給されている。フロント54Txリア10Tの組み合わせの場合、ギア比は驚きの5.4に達する。
ホイールはジップの202 NSWや303 NSWだが、ラインアップには存在しないディスクブレーキ用チューブラー版。モデル名を識別するプリントが施されていないホイールも存在するが、リムハイトから推測すると404 NSWと思われる。組み合わせるタイヤはコンチネンタルのプロ供給専用品であるCOMPETITION PRO LTD。
キャニオンのタイムトライアルバイク"Speedmax"にはディスクブレーキ仕様が存在しないため、これに併せてモビスターもTTステージのみリムブレーキバイクで挑むことに。ホイールはジップの858 NSWとSuper-9の組み合わせがポピュラーだ。
サドルとシューズのサプライヤーはフィジーク。バルベルデはノーマルノーズのANTARESを使用しており、ゼロオフセットのシートポストにサドルを極端に前進させるポジションにセッティング。ダリオ・カタルドとネルソン・オリヴェイラは3DプリントクッションのADAPTIVEサドルを使用中だ。マスはショートノーズのARGO VENTOをチョイスしている。
シューズに関してはバルベルデを中心とした多くの選手がR1B INFINITOを使用しているが、マスはアッパーをニット素材に変更したR1B INFINITO KNIT、ソレルはクロージャーにベルクロを採用したR1 POWERSTRAPを選択した。
text:Gakuto Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
ツール・ド・フランスを走ったバイクの中でも注目を集めたのが、モビスターのエースであるアレハンドロ・バルベルデが駆った新型Aeroadだろう。フル内装化されたケーブル/ブレーキホースはもちろん、フレーム形状にもアップデートが加わったことでエアロダイナミクスの向上を図ったものと思われる。
40歳となった今もなおプロトン屈指の実力と勝負勘を兼ね備えるバルベルデは、全ステージで一貫してこの新型Aeroadに乗りつづけた。
総合5位を獲得したエンリク・マスとマルク・ソレルは、チームカラーではなく軽量マットブラック塗装のUltimateをツールで使用した。また、キャニオンからはUltimate CF SLXよりも軽い、Ultimate CFRがリリースされているため、マスとソレルのバイクはこのグレードに該当する可能性もある。
モビスターは今年カンパニョーロからスラムへとコンポーネントを切り替えており、コンポーネントは無線電動12速のRED eTap AXSを使用中。一般販売されているクランクセットは50/37Tが最大ギアだが、マットブラック塗装の52/39Tや、54/41Tが供給されている。フロント54Txリア10Tの組み合わせの場合、ギア比は驚きの5.4に達する。
ホイールはジップの202 NSWや303 NSWだが、ラインアップには存在しないディスクブレーキ用チューブラー版。モデル名を識別するプリントが施されていないホイールも存在するが、リムハイトから推測すると404 NSWと思われる。組み合わせるタイヤはコンチネンタルのプロ供給専用品であるCOMPETITION PRO LTD。
キャニオンのタイムトライアルバイク"Speedmax"にはディスクブレーキ仕様が存在しないため、これに併せてモビスターもTTステージのみリムブレーキバイクで挑むことに。ホイールはジップの858 NSWとSuper-9の組み合わせがポピュラーだ。
サドルとシューズのサプライヤーはフィジーク。バルベルデはノーマルノーズのANTARESを使用しており、ゼロオフセットのシートポストにサドルを極端に前進させるポジションにセッティング。ダリオ・カタルドとネルソン・オリヴェイラは3DプリントクッションのADAPTIVEサドルを使用中だ。マスはショートノーズのARGO VENTOをチョイスしている。
シューズに関してはバルベルデを中心とした多くの選手がR1B INFINITOを使用しているが、マスはアッパーをニット素材に変更したR1B INFINITO KNIT、ソレルはクロージャーにベルクロを採用したR1 POWERSTRAPを選択した。
text:Gakuto Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
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