2021年モデルでAeolusホイールをディスクブレーキモデルへと全面刷新したボントレガー。トレック・セガフレードがレースで使用する"Aeolus RSL 37 Tubular Disc"を発表した。リムハイト37mmで重量1,250gという、ディスクブレーキホイールでブランド史上最軽量を実現したチューブラーモデルだ。



ボントレガー Aeolus RSL 37 Tubular Discボントレガー Aeolus RSL 37 Tubular Disc (c)トレック・ジャパン
トレックは新型Émondaのローンチと同時にボントレガーのAeolusホイールをディスクブレーキ専用設計に刷新。そのタイミングではクリンチャー/TLRモデルのみの登場となったが、今回フラッグシップグレードのチューブラーモデル"Aeolus RSL 37 Tubular Disc"が新たにラインアップに加わることが発表された。

このチューブラーモデルはトレック・セガフレードがレースで使用するためのプロスペックモデル。高性能なクリンチャーやチューブレスプロダクトが誕生しているものの、世界最高峰レースの現場では未だチューブラータイヤが絶大な信頼を得ており、各社プロ機材としてチューブラーを用意し続けている。現在ツール・ド・フランスを走るリッチー・ポートの足元にもこのホイールが装着されている。

シクロクロスタイヤも支える幅28mmとされているシクロクロスタイヤも支える幅28mmとされている (c)トレック・ジャパンRatchet EXP機構を備えたDT240ハブが採用されているRatchet EXP機構を備えたDT240ハブが採用されている (c)トレック・ジャパン

エアロダイナミクスを煮詰めた37mmハイトのリム形状エアロダイナミクスを煮詰めた37mmハイトのリム形状 (c)トレック・ジャパン
今作の特徴は何と言っても1,250gという軽量性だろう。ビードフックを要さない今回のチューブラーモデルは、先行して登場したクリンチャー/TLRモデルよりも75gも軽量に仕上げられており、ディスクブレーキ用ホイールとしてはボントレガー史上最軽量を達成している。

また、37mmというハイトのリムは、数千種類ものリム形状を3D解析し、その中から最適なものを風洞実験でテストし性能を煮詰めた形状が採用されており、旧モデルのXXX 4(47mmハイト)に迫るエアロダイナミクスを獲得しているという。リム幅は28mmでシクロクロス用タイヤもしっかりと支えられるように設計されている。

ハブはDTスイス240の内部機構を採用しつつ、最新の"Ratchet EXP"フリーが搭載されている。36Tのスターラチェットは細かく面が噛み合うため、優れたパワー伝達効率を発揮してくれる。標準装備のフリーボディはシマノ10/11速、スラム10/11速用で、12速用は別売オプションとして用意されている。ディスクブレーキローターの取り付け規格はセンターロックだ。価格は294,500円(税抜)。

ボントレガー Aeolus RSL 37 Tubular Discを使用するリッチー・ポートボントレガー Aeolus RSL 37 Tubular Discを使用するリッチー・ポート photo:Makoto.AYANO
リッチー・ポートのバイクにAeolus RSL 37 Tubular Discが装着されているリッチー・ポートのバイクにAeolus RSL 37 Tubular Discが装着されている photo:Makoto.AYANO


ボントレガー Aeolus RSL 37
タイプ:チューブラー
リム素材:OCLV RSL
リムハイト:37mm
リム幅:幅28mm
ハブ:DT240(Ratchet EXPフリーハブ、36Tラチェット)
重量:1,250g(フロント570g/リア680g)
価格:294,500円(税抜)


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