2020/09/03(木) - 14:28
トレックのXCレーシングバイク「Procaliber」がフルモデルチェンジ。新ジオメトリーを採用することで厳しさを増すXCコースに対応したほか、ワイドなタイヤクリアランスやフロントシングル専用設計などトレンドを網羅する一台となった。
2015年にトレックのハードテールXCバイクとしてデビューしたProcaliber(プロキャリバー)。ハードテールバイクの軽量性とパワー伝達効率からくる優れた登坂性能はそのままに、同社が誇る衝撃吸収機構"IsoSpeed"を採用することで、オフロードでのトラクション性能の向上と疲労軽減を叶えたレーシングバイクだ。
トップエンドのレーシングバイクとしては、昨年登場したSupercaliberがその役を担うことになったが、長きに渡りヨランダ・ネフ(スイス)らをはじめとしたトレックファクトリーレーシングの選手らを支えてきたProcaliberも、現代XCシーンに合わせたモデルチェンジを果たしている。
より激しさを増すXCコースを最速でこなすべく、Supercaliberをベースにジオメトリーを刷新。ヘッドアングルを従来の69.3°から68.8°へと0.5°寝かせることで、ダウンヒルでのスタビリティを向上。同時にシートアングルを立たせ、リアセンターを詰めることで登坂区間での効率を高めている。
更に、ヘッドチューブ側をオフセットさせず直線的なデザインを可能にした"Straight Shotダウンチューブ"が高い剛性と軽量化に貢献する。これを可能とするのが、ハンドルが一定角度以上に切れてしまい、フォーククラウンやハンドルなどがフレームにヒットすることを防ぐ"Knock Block"テクノロジーだ。前作では最大切れ角が58°までだったが、今作では62°までハンドルが切れるようになった。
よりワイドなタイヤを装着できるよう、タイヤクリアランスは2.4インチまで拡大されている。XCOでは軽量な細身のタイヤを、王滝のようなXCマラソンでは快適性を重視したワイドタイヤを採用するなど、セッティングの幅が広がるアップデートだ。
また、既にスタンダードとして確立したフロントシングル専用設計となっている。余分な台座やワイヤー受けなども無く、スマートなルックスと軽量化を実現した。また、全モデルでチューブレスタイヤが標準装備となるのもポイントだ。
最新のMTBトレンドを全て抑えた新型Procaliberはアセンブルされるパーツが異なる9.6と9.5の2モデルが用意される。両モデルとも高強度なOCLV マウンテンカーボンを使用したカーボンフレームに100mmストロークのサスを組み合わせた29erの完成車となっている。
9.6はリモートロックアウト仕様のロックショックス Recon Gold RLにシマノ SLXというアセンブル。9.5はTurnKey ロックアウト仕様のロックショックス Judy SLにシマノ DEOREを組み合わせている。エンド規格はBoostとなっており、サイズはS、M、M/L、Lの4種類。税抜価格は9.6が305,000円、9.5が235,000円だ。
トレック Procaliber 9.6
フレーム:OCLV Mountain Carbon, IsoSpeed, tapered head tube, Knock Block, internal control routing, balanced post mount brake, Boost148
フォーク:RockShox Recon Gold RL, DebonAir spring, Motion Control damper, remote lockout, tapered steerer, 42mm offset, Boost110, 15mm Maxle Stealth, 100mm travel
コンポーネント:シマノ SLX
カラー:Matte Carbon Smoke/Gloss Trek Black
価格:305,000円(税抜)
トレック Procaliber 9.5
フレーム:OCLV Mountain Carbon, IsoSpeed, tapered head tube, Knock Block, internal control routing, balanced post mount brake, Boost148
フォーク:RockShox Judy SL, Solo Air spring, TurnKey lockout, tapered steerer, Boost110, 15mm Maxle Stealth, 100mm travel
コンポーネント:シマノ DEORE
カラー:Marigold to Radioactive Red Fade
価格:235,000円(税抜)
2015年にトレックのハードテールXCバイクとしてデビューしたProcaliber(プロキャリバー)。ハードテールバイクの軽量性とパワー伝達効率からくる優れた登坂性能はそのままに、同社が誇る衝撃吸収機構"IsoSpeed"を採用することで、オフロードでのトラクション性能の向上と疲労軽減を叶えたレーシングバイクだ。
トップエンドのレーシングバイクとしては、昨年登場したSupercaliberがその役を担うことになったが、長きに渡りヨランダ・ネフ(スイス)らをはじめとしたトレックファクトリーレーシングの選手らを支えてきたProcaliberも、現代XCシーンに合わせたモデルチェンジを果たしている。
より激しさを増すXCコースを最速でこなすべく、Supercaliberをベースにジオメトリーを刷新。ヘッドアングルを従来の69.3°から68.8°へと0.5°寝かせることで、ダウンヒルでのスタビリティを向上。同時にシートアングルを立たせ、リアセンターを詰めることで登坂区間での効率を高めている。
更に、ヘッドチューブ側をオフセットさせず直線的なデザインを可能にした"Straight Shotダウンチューブ"が高い剛性と軽量化に貢献する。これを可能とするのが、ハンドルが一定角度以上に切れてしまい、フォーククラウンやハンドルなどがフレームにヒットすることを防ぐ"Knock Block"テクノロジーだ。前作では最大切れ角が58°までだったが、今作では62°までハンドルが切れるようになった。
よりワイドなタイヤを装着できるよう、タイヤクリアランスは2.4インチまで拡大されている。XCOでは軽量な細身のタイヤを、王滝のようなXCマラソンでは快適性を重視したワイドタイヤを採用するなど、セッティングの幅が広がるアップデートだ。
また、既にスタンダードとして確立したフロントシングル専用設計となっている。余分な台座やワイヤー受けなども無く、スマートなルックスと軽量化を実現した。また、全モデルでチューブレスタイヤが標準装備となるのもポイントだ。
最新のMTBトレンドを全て抑えた新型Procaliberはアセンブルされるパーツが異なる9.6と9.5の2モデルが用意される。両モデルとも高強度なOCLV マウンテンカーボンを使用したカーボンフレームに100mmストロークのサスを組み合わせた29erの完成車となっている。
9.6はリモートロックアウト仕様のロックショックス Recon Gold RLにシマノ SLXというアセンブル。9.5はTurnKey ロックアウト仕様のロックショックス Judy SLにシマノ DEOREを組み合わせている。エンド規格はBoostとなっており、サイズはS、M、M/L、Lの4種類。税抜価格は9.6が305,000円、9.5が235,000円だ。
トレック Procaliber 9.6
フレーム:OCLV Mountain Carbon, IsoSpeed, tapered head tube, Knock Block, internal control routing, balanced post mount brake, Boost148
フォーク:RockShox Recon Gold RL, DebonAir spring, Motion Control damper, remote lockout, tapered steerer, 42mm offset, Boost110, 15mm Maxle Stealth, 100mm travel
コンポーネント:シマノ SLX
カラー:Matte Carbon Smoke/Gloss Trek Black
価格:305,000円(税抜)
トレック Procaliber 9.5
フレーム:OCLV Mountain Carbon, IsoSpeed, tapered head tube, Knock Block, internal control routing, balanced post mount brake, Boost148
フォーク:RockShox Judy SL, Solo Air spring, TurnKey lockout, tapered steerer, Boost110, 15mm Maxle Stealth, 100mm travel
コンポーネント:シマノ DEORE
カラー:Marigold to Radioactive Red Fade
価格:235,000円(税抜)
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