2020/05/08(金) - 16:39
洗練されたデザインとアジアンフィットを両立したロードヘルメットを展開するKPLUS(ケープラス)より、オールラウンドモデルの「SUREVO」をインプレッション。カムテール形状でエアロを追求しつつ、効果的に空けられた開口部によって抜群の通気性を発揮するヘルメットだ。
台湾発のヘルメットブランド、KPLUS(ケープラス)より今回インプレッションしたのは、オールラウンドモデルの「SUREVO(シューレボ)」。エッジの立ったトラディショナルなシェルデザインを採用しつつも、滑らかな流線形を各所に取り入れることで今風なルックスに仕上がった点は、さすがデザインにも重きを置くケープラスといったところ(製品詳細記事はこちら)。
特に今回テストしたオーロラブルーのカラーは、アウターシェルに薄っすらと等高線を描いた手の込んだ美しいグラフィックとなっており、"モノ"としての所有欲も満たしてくれる。見た目もカッコよくサイクリングを楽しみたいライダーにとってヘルメットは重要なアイテムの一つ。SUREVOは気分が上がるデザインの良さが第一に挙げられるポイントになりそうだ。
ケープラスは全製品アジアンフィットというラインアップで、日本人の頭にマッチする円形に近い帽体形状を採用する。今回Mサイズを使用したのだが、カブトのS/Mサイズよりは大きめで、ブランドによってはLサイズ相当をカバーするのではないかという空間の広さがあった。
アジアンフィットらしい横幅と頭のハチの部分に余裕がある作りで、かぶったときに変に当たるところもなく、海外ブランドとは思えない良好なフィット感だ。比較的頭の大きな人でもチョイスできるメリットの反面、細身のヨーロッパフィットを好む人だと横幅が広すぎると感じる可能性はあるので注意してほしい。
走り出して顕著に感じるのは、ブランドが狙う通りの高い通気性。帽体内側に空気の通り道となる溝を細かく設けており、頭部全体に風が抜けていくような感覚があった。特に縦長で大口のホールが空いた頭部の斜め上、頭頂部と側頭部の間に風が入ってくる感覚が強く、顎を引いた深い前傾ポジションで積極的に空気を取り込んでくれた。
ただ風が当たって涼しいだけでなく、きちんと頭部の熱を逃がすようなエアフローを追求している点が好印象。そのため、比較的ハイスピードで風を受けるような走り方をすると、このヘルメットの良さを最大限感じることができた。対して、ヒルクライムなどスローペースなライドだと、一般的なオールラウンドヘルメットといったイメージに留まる。
また、手にとった時のしっかり感もケープラスの特徴で、質量を感じさせるシェルの厚みが安心感を生み出している。開口部が多いものの独自のデュアルシェル構造なども合わさり帽体の強度は十分。その分300g近い(Mサイズ)重量はあるが頭部の保護を優先した作りは評価できる点だ。
指先の滑り止めラバーが装備されたダイヤル、カチカチッと小気味良い回転音、上下3段階で調整できるフィッティングシステムも使い勝手は良好。個人的には、スムーズな着脱を見せてくれるあご紐のマグネットバックルが非常に使いやすいと感じた。近年、丸みを帯びたエアロなシェルデザインのヘルメットが増える中、エッジの立ったSUREVOの形状に惹かれるサイクリストも多いはず。公式オンラインショップでも購入が可能なため、ぜひチェックしてみてほしい。
※2020年5月10日(日)まで公式オンラインショップにて送料無料キャンペーンを実施中。
ケープラス SUREVO
仕様:New Asian Fit
パッド:5mm、10mm、5mmメモリーフォーム
バックル:FIDLOCK製マグネットバックル
カラー:AURORA BLUE、LAVA RED、SILVER、TITANIUM GREY、BLACK、WHITE
サイズ:S、M、L
税抜価格:
25,800円(AURORA BLUE、LAVA RED)
24,800円(SILVER、TITANIUM GREY、BLACK、WHITE)
製品ページ:https://kplus-helmet.jp/collections/surevo
※JCF公認ヘルメット
impression&photo:Yuto Murata
台湾発のヘルメットブランド、KPLUS(ケープラス)より今回インプレッションしたのは、オールラウンドモデルの「SUREVO(シューレボ)」。エッジの立ったトラディショナルなシェルデザインを採用しつつも、滑らかな流線形を各所に取り入れることで今風なルックスに仕上がった点は、さすがデザインにも重きを置くケープラスといったところ(製品詳細記事はこちら)。
特に今回テストしたオーロラブルーのカラーは、アウターシェルに薄っすらと等高線を描いた手の込んだ美しいグラフィックとなっており、"モノ"としての所有欲も満たしてくれる。見た目もカッコよくサイクリングを楽しみたいライダーにとってヘルメットは重要なアイテムの一つ。SUREVOは気分が上がるデザインの良さが第一に挙げられるポイントになりそうだ。
ケープラスは全製品アジアンフィットというラインアップで、日本人の頭にマッチする円形に近い帽体形状を採用する。今回Mサイズを使用したのだが、カブトのS/Mサイズよりは大きめで、ブランドによってはLサイズ相当をカバーするのではないかという空間の広さがあった。
アジアンフィットらしい横幅と頭のハチの部分に余裕がある作りで、かぶったときに変に当たるところもなく、海外ブランドとは思えない良好なフィット感だ。比較的頭の大きな人でもチョイスできるメリットの反面、細身のヨーロッパフィットを好む人だと横幅が広すぎると感じる可能性はあるので注意してほしい。
走り出して顕著に感じるのは、ブランドが狙う通りの高い通気性。帽体内側に空気の通り道となる溝を細かく設けており、頭部全体に風が抜けていくような感覚があった。特に縦長で大口のホールが空いた頭部の斜め上、頭頂部と側頭部の間に風が入ってくる感覚が強く、顎を引いた深い前傾ポジションで積極的に空気を取り込んでくれた。
ただ風が当たって涼しいだけでなく、きちんと頭部の熱を逃がすようなエアフローを追求している点が好印象。そのため、比較的ハイスピードで風を受けるような走り方をすると、このヘルメットの良さを最大限感じることができた。対して、ヒルクライムなどスローペースなライドだと、一般的なオールラウンドヘルメットといったイメージに留まる。
また、手にとった時のしっかり感もケープラスの特徴で、質量を感じさせるシェルの厚みが安心感を生み出している。開口部が多いものの独自のデュアルシェル構造なども合わさり帽体の強度は十分。その分300g近い(Mサイズ)重量はあるが頭部の保護を優先した作りは評価できる点だ。
指先の滑り止めラバーが装備されたダイヤル、カチカチッと小気味良い回転音、上下3段階で調整できるフィッティングシステムも使い勝手は良好。個人的には、スムーズな着脱を見せてくれるあご紐のマグネットバックルが非常に使いやすいと感じた。近年、丸みを帯びたエアロなシェルデザインのヘルメットが増える中、エッジの立ったSUREVOの形状に惹かれるサイクリストも多いはず。公式オンラインショップでも購入が可能なため、ぜひチェックしてみてほしい。
※2020年5月10日(日)まで公式オンラインショップにて送料無料キャンペーンを実施中。
ケープラス SUREVO
仕様:New Asian Fit
パッド:5mm、10mm、5mmメモリーフォーム
バックル:FIDLOCK製マグネットバックル
カラー:AURORA BLUE、LAVA RED、SILVER、TITANIUM GREY、BLACK、WHITE
サイズ:S、M、L
税抜価格:
25,800円(AURORA BLUE、LAVA RED)
24,800円(SILVER、TITANIUM GREY、BLACK、WHITE)
製品ページ:https://kplus-helmet.jp/collections/surevo
※JCF公認ヘルメット
impression&photo:Yuto Murata
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