2020/04/28(火) - 16:00
シルベストサイクルが企画した奈良グラベルツーリングを走った参加者の皆さんのバイクを拝見。流行の兆しがあるグラベルバイクならではの工夫を見せていただきました。舗装路とオフロードがミックスした路面を走るツーリングに最適なバイクって? (vo.l1記事へ)
キャノンデールTopstone Carbon 渕上記理子さん
シルベストサイクルのスタッフで奈良グラベルライドの企画者である渕上記理子さん。今まで2台のグラベルバイクを乗り継いだが、今の愛車はキャノンデールTopstone CarbonUltegra RX 2。リアにサスペンションを搭載したカーボンフレームモデルだ。コンポは油圧式ディスクブレーキ仕様のアルテグラ、チェーンホイールはキャノンデールのオリジナルだ。
Topstone Carbonのキングピン式サスペンションはしなりを生かしたリーフ式サスが特徴で、「30mmほどの小ストロークですがその効果は十分。ペダリングロスがなくて路面追従性も良く、構造もシンプルなので軽量です」とお気に入り。
ハンドルはこだわりのエルゴ形状が特徴のチネリBIOMORPHE、サドルはSMPのDRAKON Lady、RALのサドルバッグに、ボトルには第1回グラインデューロin信越斑尾の参加賞である記念ボトルがセットされていた。
トライアスリートでありロードレーサーでもある渕上さん。今後のグラベルレース出場にも意欲的で、走りが軽く・俊敏になるカーボンチューブレスホイール導入に惹かれている。また走りパフォーマンス向上のためタイヤのチューブレス化もしたいと思っているとか。
ジェイミスRENEGADE 峯俊明子さん
グラベル入門者の峯俊さんの愛車はジェイミスRENEGADEの上位モデルであるC、つまりカーボンフレームモデルだ。シルベストスタッフの渕上記理子さん(上)のオススメで購入したモデルだとか。初心者女性が高価な上位カーボンモデルに乗るのは「皆さんに比べて体力的なハンデがあるので、グループで走るときにバイクの軽さが助けてくれるんです。乗り心地もいいし、これにして本当によかったです」とのこと。
ステムやハンドル等もハイグレードなものが装着されていて仕上がり重量も軽かった。コンポはシマノ105で、油圧式ディスクブレーキを搭載。タイヤはWTBのVenture 700×40Cで、十分な太さでオフロードを安心して走れる。
軽い荷物ならデイパック(ドイター製RACE X)に入れて背負うタイプ。シルベストのグラベル&バイクパッキングライドグループで作ったSilbest Tシャツもおしゃれだ。
キャノンデールSLATE +LEFTY 藤村豪昭さん
藤村さんが乗るのは片持ちのレフティサス搭載モデル、キャノンデールSLATE APEX 1だ。軽量なC1アルミフレームに30mmストロークのPBRロックアウト機構つきのLEFTY OLIVERサス仕様で、SLATEの2019年最終モデルだ。
650bホイール仕様で、細かなノブのあるWTB RESOLUTE 650×42Cタイヤはオフロード走行時のグリップ力も十分。スラムAPEXのフロントシングル仕様で、クランクブラザーズのケージ付きCANDYペダルを使用。
残念ながら2020年のラインナップからは姿を消してしまったSLATEだが、オン・オフ問わず、快適に走るためのギミック満載でどこでも行ける究極のマルチパーパスバイク。
TOPSTONE CARBONがグラベル高速ツーリングバイクとしたら、SLATEはよりアクションライド向きのグラベルバイク。藤村さんのバイクは今回の参加者中もっとも悪路走破性の高いバイクだったかもしれない。
3T EXPROPLO 綾野 真(CW編集部)
奈良グラベルツーリングの取材を行ったCW綾野も実際にグラベルバイクに乗って帯同撮影を行った。今回選んだバイクは3T(スリーティ)が誇るグラベルレーシングバイク EXPLORO(エクスプローロ)。マッシブなダウンチューブをはじめ、フレームの各チューブに空気抵抗削減のカムテールデザインが取り入れられたエアロ形状のレーシングバイクだ。ハイグレードのフルカーボンフレームのため超軽量に仕上っている。
今回はタイヤのエアボリュームを重視して650bサイズのホイール、3T製 DISCUS plus C25proを使用し、フル3Tパッケージで走った。セットしたタイヤはKENDAのALLVIUM Proのクリンチャー。サイドにノブを備えつつ、センターはダイヤ目となっているため走行抵抗を低く抑えつつ、コーナリンググリップを稼ぐタイプだ。
コンポはスラムのRIVALをメインにしたフロントシングル仕様で、最小ローギアは38T×34T。フロントに取り付けたBirdsmanのトップチューブバッグに補給食や(重さのかさむ)工具類、ステム脇に取り付けたapiduraのボトルホルダーバッグにはカメラの交換レンズを挿して携帯した。
3T EXPLOROは軽量で反応性が良く、俊敏に走れるグラベルレーサーで、オンロードならほとんどロードバイク並みに軽快に走れる。オフロードの走破性も文句なく、高速走行時も安定したハンドリングで飛ばせるのが魅力だ。まして今回は空気量を重視した650bタイヤを使用したため荒れた路面でもスムーズに走れた。グラベルといえども走りを重視したい人にオススメのバイクだ。
text&photo:Makoto.AYANO
キャノンデールTopstone Carbon 渕上記理子さん
シルベストサイクルのスタッフで奈良グラベルライドの企画者である渕上記理子さん。今まで2台のグラベルバイクを乗り継いだが、今の愛車はキャノンデールTopstone CarbonUltegra RX 2。リアにサスペンションを搭載したカーボンフレームモデルだ。コンポは油圧式ディスクブレーキ仕様のアルテグラ、チェーンホイールはキャノンデールのオリジナルだ。
Topstone Carbonのキングピン式サスペンションはしなりを生かしたリーフ式サスが特徴で、「30mmほどの小ストロークですがその効果は十分。ペダリングロスがなくて路面追従性も良く、構造もシンプルなので軽量です」とお気に入り。
ハンドルはこだわりのエルゴ形状が特徴のチネリBIOMORPHE、サドルはSMPのDRAKON Lady、RALのサドルバッグに、ボトルには第1回グラインデューロin信越斑尾の参加賞である記念ボトルがセットされていた。
トライアスリートでありロードレーサーでもある渕上さん。今後のグラベルレース出場にも意欲的で、走りが軽く・俊敏になるカーボンチューブレスホイール導入に惹かれている。また走りパフォーマンス向上のためタイヤのチューブレス化もしたいと思っているとか。
ジェイミスRENEGADE 峯俊明子さん
グラベル入門者の峯俊さんの愛車はジェイミスRENEGADEの上位モデルであるC、つまりカーボンフレームモデルだ。シルベストスタッフの渕上記理子さん(上)のオススメで購入したモデルだとか。初心者女性が高価な上位カーボンモデルに乗るのは「皆さんに比べて体力的なハンデがあるので、グループで走るときにバイクの軽さが助けてくれるんです。乗り心地もいいし、これにして本当によかったです」とのこと。
ステムやハンドル等もハイグレードなものが装着されていて仕上がり重量も軽かった。コンポはシマノ105で、油圧式ディスクブレーキを搭載。タイヤはWTBのVenture 700×40Cで、十分な太さでオフロードを安心して走れる。
軽い荷物ならデイパック(ドイター製RACE X)に入れて背負うタイプ。シルベストのグラベル&バイクパッキングライドグループで作ったSilbest Tシャツもおしゃれだ。
キャノンデールSLATE +LEFTY 藤村豪昭さん
藤村さんが乗るのは片持ちのレフティサス搭載モデル、キャノンデールSLATE APEX 1だ。軽量なC1アルミフレームに30mmストロークのPBRロックアウト機構つきのLEFTY OLIVERサス仕様で、SLATEの2019年最終モデルだ。
650bホイール仕様で、細かなノブのあるWTB RESOLUTE 650×42Cタイヤはオフロード走行時のグリップ力も十分。スラムAPEXのフロントシングル仕様で、クランクブラザーズのケージ付きCANDYペダルを使用。
残念ながら2020年のラインナップからは姿を消してしまったSLATEだが、オン・オフ問わず、快適に走るためのギミック満載でどこでも行ける究極のマルチパーパスバイク。
TOPSTONE CARBONがグラベル高速ツーリングバイクとしたら、SLATEはよりアクションライド向きのグラベルバイク。藤村さんのバイクは今回の参加者中もっとも悪路走破性の高いバイクだったかもしれない。
3T EXPROPLO 綾野 真(CW編集部)
奈良グラベルツーリングの取材を行ったCW綾野も実際にグラベルバイクに乗って帯同撮影を行った。今回選んだバイクは3T(スリーティ)が誇るグラベルレーシングバイク EXPLORO(エクスプローロ)。マッシブなダウンチューブをはじめ、フレームの各チューブに空気抵抗削減のカムテールデザインが取り入れられたエアロ形状のレーシングバイクだ。ハイグレードのフルカーボンフレームのため超軽量に仕上っている。
今回はタイヤのエアボリュームを重視して650bサイズのホイール、3T製 DISCUS plus C25proを使用し、フル3Tパッケージで走った。セットしたタイヤはKENDAのALLVIUM Proのクリンチャー。サイドにノブを備えつつ、センターはダイヤ目となっているため走行抵抗を低く抑えつつ、コーナリンググリップを稼ぐタイプだ。
コンポはスラムのRIVALをメインにしたフロントシングル仕様で、最小ローギアは38T×34T。フロントに取り付けたBirdsmanのトップチューブバッグに補給食や(重さのかさむ)工具類、ステム脇に取り付けたapiduraのボトルホルダーバッグにはカメラの交換レンズを挿して携帯した。
3T EXPLOROは軽量で反応性が良く、俊敏に走れるグラベルレーサーで、オンロードならほとんどロードバイク並みに軽快に走れる。オフロードの走破性も文句なく、高速走行時も安定したハンドリングで飛ばせるのが魅力だ。まして今回は空気量を重視した650bタイヤを使用したため荒れた路面でもスムーズに走れた。グラベルといえども走りを重視したい人にオススメのバイクだ。
text&photo:Makoto.AYANO
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