2020/04/22(水) - 16:51
シルベストサイクルが企画した奈良グラベルツーリングを走った参加者の皆さんのバイクを拝見。流行の兆しがあるグラベルバイクならではの工夫を見せていただきました。舗装路とオフロードがミックスした路面を走るツーリングに最適なバイクって?
ブリーザー INVERSION TEAM 山崎敏正さん
「幻のモスクワ五輪代表選手」のシルベストサイクル店長・山崎さんは今やショップいちのグラベルライド推進派だ。愛車はBREEZER(ブリーザー)のINVERSION TEAM。フレームキットで販売されているもの(¥138,000・税別)を、スラムRIVALのフロントシングル仕様で組み上げたバイクだ。
100cmを超えるロングホイールベースと低いBB下がりで走りに安定感があるというINVERSIONに、コスパに優れた軽量アルミホイール AREXRIMS CXD4にWTB venture40タイヤをセットし、走破性を高める。ギア比はF:40×R:10-42Tで、登りもじゅうぶんにこなせる。
お客さん引率ライドではランチやティータイムのためにバイクパッキングスタイルでコンロなどの荷物を積んでいくこともあり、Fフォークにはブラックバーン製の大型ケージ「OUTPOST CARGO CAGE」を取り付けている。ソロのキャンプライドではテントやシュラフの積載も安定して可能だ。サイコン&ライトホルダー、ボトルケージ穴を活用したアクセサリー取り付けも参考になる。
キャノンデールTopstone 中野耕一さん
世界で有名な日本人スプリンターと同じ発音のお名前のナカノコウイチさんの愛車はキャノンデールのグラベルバイクのベーシックモデル、Topstoneだ。アーミー系グリーンのフレームカラーにあわせるように、バッグやウェア、ヘルメットまで同系カラーでコーディネイトされているこだわりよう。
ユニークなのはフロントに取り付けたプラスチック製のバスケット。これは関西で有名なスーパー銭湯「天然温泉・水春」のシャンプーなど入浴グッズを収納するカゴだとのこと(笑)。ゴム帯ネットでフタをして、中身がすぐ取り出せるように工夫。サドルバッグにはバイクパッキング系のドライバッグホルダーを取り付け、今回のツーリングでは荷物がほぼ不要のためアウターケースにジャケットを収納してあった。
ボトルケージはトリプル。うち一つはツールバッグを取り付けている。そしてヘッドチューブにはイタリアの自転車教会「マドンナ・デル・ギザッロ」で売られている超レアなメタルバッヂが取り付けてあった。
ジェイミスRENEGADE 山尾裕子さん
グラベルライド入門者・山尾さんの愛車はグラベルバイクの超人気車種、ジェイミスRENEGADE。コンポはシマノ105&GRXのミックス仕様で、フロントはダブルにして軽いギア比を確保。ブレーキはケーブル引きで本体のキャリパーのみが油圧のハイブリッド式のTRP HYRDを使用。STIレバーは105のケーブル式レバーだ。
ジェイミスの多くの車種でも採用されるケーブル引きのディスクブレーキ。ケーブル式のメリットはセルフメンテナンスが容易なこと、レバーがスリムなものを使用できること、価格が安価(=本体価格が手頃になる)であることなどが挙げられる(総合的には油圧式のほうが高評価だが)。
ホイールは650Bサイズで、タイヤにはDONNELLY X'PLPOR 36Cをセットして使用。小径ホイールで取り回しの良さを重視したセッティング。フォークの両側にはブラックバーン製の大型ホルダー「OUTPOST CARGO CAGE を装着し、荷物を積んだピクニックライドの準備も万端だ。リラックスできるアップライトな乗車ポジションにあわせてハンドル高は高め。猫好きだからツールボトルとサドルのキーホルダーには猫が。
ジェイミスRENEGADE S3 峯田健司さん(ジェイミス ジャパン)
今回のグループライド中でもっとも乗車率の高い人気車種だったジェイミスRENEGADEに乗り、そのフレームにはRENEGADEロゴ入りバイクパッキングバッグ類を取り付けた模範的なジェイミスユーザーだと思ったこの方は、特別ゲストのジャイミスジャパンの峯田健司さんでした。
峯田さんが乗るのはRENEGADEシリーズではクロモリの上位モデルに位置するS3(¥178,000・税抜のモデル)。メインコンポはシマノGRXで、チェーンホイールにはFSA OMEGA Modular DM 46/30Tを採用。ダブル仕様で軽めのギア比を実現している。
メインフレームは3ボトル取り付け可能で、フォーク両脇にもケージ取り付けダボ、フェンダー&キャリア取り付けダボなども備え、ツーリング車(あるいはキャンピング車)に仕立てるに十分なユーティリティ性がある。
ジェイミスのRENEGADEシリーズはリーズナブルさ、バリエーションの多さ、サイズの豊富さなどで大ヒット。グラベル用途以上にキャンプツーリストに人気で、オリジナルのバッグ類さえリリースしてしまった。シルベストサイクルでも売れ筋バイクなんだとか。
次編につづく。
text&photo:Makoto.AYANO
ブリーザー INVERSION TEAM 山崎敏正さん
「幻のモスクワ五輪代表選手」のシルベストサイクル店長・山崎さんは今やショップいちのグラベルライド推進派だ。愛車はBREEZER(ブリーザー)のINVERSION TEAM。フレームキットで販売されているもの(¥138,000・税別)を、スラムRIVALのフロントシングル仕様で組み上げたバイクだ。
100cmを超えるロングホイールベースと低いBB下がりで走りに安定感があるというINVERSIONに、コスパに優れた軽量アルミホイール AREXRIMS CXD4にWTB venture40タイヤをセットし、走破性を高める。ギア比はF:40×R:10-42Tで、登りもじゅうぶんにこなせる。
お客さん引率ライドではランチやティータイムのためにバイクパッキングスタイルでコンロなどの荷物を積んでいくこともあり、Fフォークにはブラックバーン製の大型ケージ「OUTPOST CARGO CAGE」を取り付けている。ソロのキャンプライドではテントやシュラフの積載も安定して可能だ。サイコン&ライトホルダー、ボトルケージ穴を活用したアクセサリー取り付けも参考になる。
キャノンデールTopstone 中野耕一さん
世界で有名な日本人スプリンターと同じ発音のお名前のナカノコウイチさんの愛車はキャノンデールのグラベルバイクのベーシックモデル、Topstoneだ。アーミー系グリーンのフレームカラーにあわせるように、バッグやウェア、ヘルメットまで同系カラーでコーディネイトされているこだわりよう。
ユニークなのはフロントに取り付けたプラスチック製のバスケット。これは関西で有名なスーパー銭湯「天然温泉・水春」のシャンプーなど入浴グッズを収納するカゴだとのこと(笑)。ゴム帯ネットでフタをして、中身がすぐ取り出せるように工夫。サドルバッグにはバイクパッキング系のドライバッグホルダーを取り付け、今回のツーリングでは荷物がほぼ不要のためアウターケースにジャケットを収納してあった。
ボトルケージはトリプル。うち一つはツールバッグを取り付けている。そしてヘッドチューブにはイタリアの自転車教会「マドンナ・デル・ギザッロ」で売られている超レアなメタルバッヂが取り付けてあった。
ジェイミスRENEGADE 山尾裕子さん
グラベルライド入門者・山尾さんの愛車はグラベルバイクの超人気車種、ジェイミスRENEGADE。コンポはシマノ105&GRXのミックス仕様で、フロントはダブルにして軽いギア比を確保。ブレーキはケーブル引きで本体のキャリパーのみが油圧のハイブリッド式のTRP HYRDを使用。STIレバーは105のケーブル式レバーだ。
ジェイミスの多くの車種でも採用されるケーブル引きのディスクブレーキ。ケーブル式のメリットはセルフメンテナンスが容易なこと、レバーがスリムなものを使用できること、価格が安価(=本体価格が手頃になる)であることなどが挙げられる(総合的には油圧式のほうが高評価だが)。
ホイールは650Bサイズで、タイヤにはDONNELLY X'PLPOR 36Cをセットして使用。小径ホイールで取り回しの良さを重視したセッティング。フォークの両側にはブラックバーン製の大型ホルダー「OUTPOST CARGO CAGE を装着し、荷物を積んだピクニックライドの準備も万端だ。リラックスできるアップライトな乗車ポジションにあわせてハンドル高は高め。猫好きだからツールボトルとサドルのキーホルダーには猫が。
ジェイミスRENEGADE S3 峯田健司さん(ジェイミス ジャパン)
今回のグループライド中でもっとも乗車率の高い人気車種だったジェイミスRENEGADEに乗り、そのフレームにはRENEGADEロゴ入りバイクパッキングバッグ類を取り付けた模範的なジェイミスユーザーだと思ったこの方は、特別ゲストのジャイミスジャパンの峯田健司さんでした。
峯田さんが乗るのはRENEGADEシリーズではクロモリの上位モデルに位置するS3(¥178,000・税抜のモデル)。メインコンポはシマノGRXで、チェーンホイールにはFSA OMEGA Modular DM 46/30Tを採用。ダブル仕様で軽めのギア比を実現している。
メインフレームは3ボトル取り付け可能で、フォーク両脇にもケージ取り付けダボ、フェンダー&キャリア取り付けダボなども備え、ツーリング車(あるいはキャンピング車)に仕立てるに十分なユーティリティ性がある。
ジェイミスのRENEGADEシリーズはリーズナブルさ、バリエーションの多さ、サイズの豊富さなどで大ヒット。グラベル用途以上にキャンプツーリストに人気で、オリジナルのバッグ類さえリリースしてしまった。シルベストサイクルでも売れ筋バイクなんだとか。
次編につづく。
text&photo:Makoto.AYANO
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