2020/02/02(日) - 10:26
ツアー・ダウンアンダーを走ったチームバイクを紹介するシリーズも後半に突入。第4弾はイスラエル・スタートアップネイションのファクター、ロット・スーダルのリドレー、ミッチェルトン・スコットのスコットを紹介します。第5弾はこちら。
イスラエル・スタートアップネイション
UCIワールドチームの仲間入りを果たしたイスラエル・スタートアップネイションはデローザからファクターに乗り換えた。軽量なO2をセレクトする選手も多い中、エーススプリンターのアンドレ・グライペル(ドイツ)は双胴ダウンチューブとOTISフォーク&ハンドルが特徴的なONEに乗った。黒基調のフレームに、チームカラーの白色と水色が加わるデザイン。
基本的にシマノのデュラエースDI2(油圧ディスクブレーキ)で組み上げられているが、セラミックスピードのOSPWプーリーとボトムブラケットや、4iiii(フォーアイ)のパワーメーター、KMCのチェーン、スイスストップのディスクブレーキローター&パッドなど独特のパーツセレクト。グライペルはフロントチェーンリング55/42Tにリアカセット11-30Tという組み合わせでダウンアンダーを走った。
セッレイタリアの各種サドルを使用し、コンピューターはブライトン。タイヤは「ヤラアカデミー」と書かれたマキシスが開発中のチューブラーを使用。ホイールはファクターの姉妹ブランドであるブラックインクで統一されている。
イスラエル・スタートアップネイション
UCIワールドチームの仲間入りを果たしたイスラエル・スタートアップネイションはデローザからファクターに乗り換えた。軽量なO2をセレクトする選手も多い中、エーススプリンターのアンドレ・グライペル(ドイツ)は双胴ダウンチューブとOTISフォーク&ハンドルが特徴的なONEに乗った。黒基調のフレームに、チームカラーの白色と水色が加わるデザイン。
基本的にシマノのデュラエースDI2(油圧ディスクブレーキ)で組み上げられているが、セラミックスピードのOSPWプーリーとボトムブラケットや、4iiii(フォーアイ)のパワーメーター、KMCのチェーン、スイスストップのディスクブレーキローター&パッドなど独特のパーツセレクト。グライペルはフロントチェーンリング55/42Tにリアカセット11-30Tという組み合わせでダウンアンダーを走った。
セッレイタリアの各種サドルを使用し、コンピューターはブライトン。タイヤは「ヤラアカデミー」と書かれたマキシスが開発中のチューブラーを使用。ホイールはファクターの姉妹ブランドであるブラックインクで統一されている。
フレーム | ファクター ONE |
グループセット | シマノ デュラエース DI2 11速/ディスクブレーキ |
ホイール | ブラックインク シックスティ |
パワーメーター | 4iiii(フォーアイ) |
サドル | セッレイタリア |
ハンドル | ファクター OTIS Evo |
ペダル | シマノ デュラエース |
タイヤ | マキシス ヤラアカデミー |
コンピューター | ブライトン |
ロット・スーダル
引き続きベルギーのリドレーに乗るベルギーのロット・スーダル。エーススプリンターのカレブ・ユアン(オーストラリア)はエアロロードのノアファーストの乗ったが、写真のトーマス・デヘント(ベルギー)をはじめ、ヘリウムSLXの比率が高かった。ハンドル周りのケーブル類は完全内装されている。
グループセットはカンパニョーロのスーパーレコードEPSで、ダウンアンダーではすべてのバイクがディスクブレーキ化を果たしていた。ホイールはカンパニョーロの新型ボーラWTOではなく、チューブラーモデルをラインナップしているボーラワンを使用する。パーツ構成に大きな変更点はなく、ハンドル周りやシートポストはデダエレメンティ、サドルはセッレイタリア、タイヤはヴィットリア、ペダルはルック、ボトムブラケットはCベアーセラミック、バーテープはリザードスキンズ。
SRMのパワーメーターがスポンサーについているが、デヘントのバイクはパワーメーター無し。アダム・ハンセン(オーストラリア)はSRMのパワーメーターに加えてLEOMOのモーションセンサーを装着してレースを走っていた。
フレーム | リドレー Helium SLX |
グループセット | カンパニョーロ スーパーレコードEPS 12速/ディスクブレーキ |
ホイール | カンパニョーロ ボーラワン |
パワーメーター | SRM(写真は無し) |
サドル | セッレイタリア |
ハンドル | デダエレメンティ |
ペダル | ルック KEOブレード |
タイヤ | ヴィットリア |
コンピューター | SRM PC8 |
ミッチェルトン・スコット
惜しくも大会3連覇を逃したが、連日チームとして強力な動きを見せたミッチェルトン・スコット。写真はオーストラリアチャンピオンに輝いたキャメロン・マイヤー(オーストラリア)のスコット・アディクトRC。2019年7月のツール・ド・フランスでデビューしたバイクで、怪しく光を放つ独特のメタリックペイントが施されている。
シマノのデュラエースDI2のフルセットで、パワーメーターやホイール、ペダルもデュラエース。フロントチェーンリングは53/39Tもしくは54/42Tの二種類で、リアカセットは11-30Tで固定。
ミッチェルトン・スコットはディスクブレーキ完全移行を済ませたチームの一つ。選手が自らホイール交換をする際には、スルーアクスルに装着された脱着式レバーを使用する。このレバーの先端にはステムなどの調整に便利なT25のトルクスレンチが備わっている。ハンドル周りのケーブル類は完全内装で、サドルやシートポスト、ステム一体型ハンドルはスコットのシンクロス。ピレリのPゼロチューブラータイヤを投入している。
フレーム | スコット Addict RC |
グループセット | シマノ デュラエース DI2 11速/ディスクブレーキ |
ホイール | シマノ デュラエース |
パワーメーター | シマノ デュラエース |
サドル | シンクロス |
ハンドル | シンクロス クレストン |
ペダル | シマノ デュラエース |
タイヤ | ピレリ |
コンピューター | ガーミン |
text:Kei Tsuji
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