2020/01/13(月) - 09:07
バーレン・マクラーレンをサポートするルディプロジェクトのラインアップより、フラッグシップヘルメット「SPECTRUM」をピックアップ。世界最高峰のレースで使用するためにエアロ、通気性を追求したモデルだ。SPECTRUMとのコーディネートにぴったりなアイウェア「KEYBLADE」と合わせて紹介しよう。
ルディプロジェクト SPECTRUM
新城幸也やソンニ・コルブレリらバーレーン・マクラーレンが使用するヘルメット「SPECTRUM(スペクトラム)」。一見するとエアロダイナミクスを追求したような造形だが、通気性なども併せ持ったオールラウンドなヘルメットだ。ツール・ド・フランス2019で当時バーレーン・メリダの選手がステージ勝利を挙げた時に着用しており、夏場のレースでもパフォーマンスを発揮している。
基本的なシェルデザインはエッジ部分が少ない卵型形状。近年のヘルメットでは普遍的となったエアロダイナミクスに配慮したデザインだ。もちろん風洞での実験を経て生み出されているため、プロのニーズに答えられる程のエアロダイナミクスには期待できるはずだ。
その上で通気性を確保していることがSPECTRUMの特徴。シェル全体にベンチレーションホールを設ける設計ではなく、大きな口を開くホールとシェル内部の溝によりエアフローを生み出す設計を採用。頭上やサイド部分には通気口が設けられていないものの、前頭部の通気口から取り込まれた風はヘルメット内部を通り抜けてくれるため、熱がヘルメット内部にこもりにくい。
特に、サイド部分の通気口から後方の通気口が確認できるほど空気の通り道は確保されている。額部分から内部に入る風は、通気口が設けられていない前頭部に届く設計を採用。また、SPECTRUMにはINTEGRATED AIRFRAMEというパーツが組み込まれている。このパーツは額部分のパッドとシェル本体との間に空間を生み出すため、額のパッドに熱がこもりにくいはずだ。
大きな開口部を設けながらも、帽体は肉厚に作られているため、CE/EN、CPSC、AS/NZSといった安全規格をクリアするプロテクション性能を獲得。SPECTRUMは3ピース構造のアウターシェルとEPSフォームのインモールド成形で作られており、優れた安全性、通気性、エアロ性能を実現している。実測重量は303g(Lサイズ、カタログ重量は300g)。カタログ値ではSサイズ230g、Mサイズで260gだ。
SPECTRUMに使用されるアジャスターはRSR 10Mというもの。後頭部のサポーター位置を上下に調整できることはもちろん、サポーター自体が頭の曲線にフィットする形状とされているため、フィット感に優れていることが特徴だ。シェル後頭部に設けられたリフレクターと、メタリックシルバーにペイントされたアジャスターシステムにより、被視認性を確保していることもポイントだ。
サイズラインアップはS(51-55cm)、M(55-59cm)、L(59-62cm)という3種類。頭囲58cm、典型的な丸型頭を持つ筆者が今回Lサイズを試着。カタログ表記だけ見ると"L"はワンサイズ大きいと思われたが、実際にはアジャスターのダイヤルを回し切ることはなく、ベストフィットなポジションを見つけることができた。
帽体も丸型頭にマッチする真円に近い形状とされているため、シェルのどこかが頭に当たり痛みを引き起こすことはない。いわゆるアジアンフィットを求めている方でも着用することが可能だ。
ルディプロジェクト SPECTRUM
サイズ:S、M、L
重量:303g(Lサイズ、実測値)
カラー:TITANIUM STEALTH (MATTE)、WHITE - BLACK (MATTE)、RED - BLACK (MATTE-SHINY)、YELLOW FLUO - BLACK (MATTE)、PACIFIC BLUE - BLACK (MATTE)、BLACK - BRONZE (MATTE)
価格:31,000円(税抜)
ルディプロジェクト KEYBLADE
先述したSPECTRUMのBLACK-BRONZEカラーとのマッチングが非常に良いカラーのアイウェアが、KEYBLADEのラインアップに用意されている。SPECTRUM同様に高級感あふれるブロンズをメインカラーとし、こめかみ部分からブラックに変化していくデザインを採用。落ち着きのある大人なカラーリングに彩られており、ゴージャスなコーディネートができるはずだ。
KEYBLADEとは自転車のみならずランニングやアウトドアアクティビティで使いやすい2眼式スタイルの新モデル。通気性にフォーカスした設計が採用され、様々なテクノロジーが盛り込まれていることが特徴。
レンズ側に採用されたのはヴェント・コントローラーというテクノロジー。レンズのポジションを上下に段階で調整することができ、レンズを下方にセットした状態ではベンチレーションホールが現れる。レンズ位置によってアイウェア内側に入り込む空気の流れを調整することが可能となっている。レンズの下部にもベンチレーションホールが設けられている。
加えてKEYBLADEではフレーム上部に排気ポートを設ける「縦型パワーフローヴェントシステム」を採用している。テンプル部分やブリッジ部分のベンチレーションホールに加え、空気の通り道を増やすことでレンズの曇りを軽減。ヴェント・コントローラーシステムと合わせ、KEYBLADEには優れた通気性を期待できそうだ。
テンプルチップとノーズパッドは無段階に調整可能。ユーザーの顔の形にフィットした掛け心地を得られるため、長時間着用し続けてもストレスは少ないだろう。レンズは縦方向にもワイドなレンズを採用することで、広い視野を確保している。視力矯正レンズにも対応。重量は32g。
ルディプロジェクト KEYBLADE
フレームカラー:BRONZE FADE BLACK
レンズ:SMOKE
価格:16,500円(税抜)
ルディプロジェクト SPECTRUM
新城幸也やソンニ・コルブレリらバーレーン・マクラーレンが使用するヘルメット「SPECTRUM(スペクトラム)」。一見するとエアロダイナミクスを追求したような造形だが、通気性なども併せ持ったオールラウンドなヘルメットだ。ツール・ド・フランス2019で当時バーレーン・メリダの選手がステージ勝利を挙げた時に着用しており、夏場のレースでもパフォーマンスを発揮している。
基本的なシェルデザインはエッジ部分が少ない卵型形状。近年のヘルメットでは普遍的となったエアロダイナミクスに配慮したデザインだ。もちろん風洞での実験を経て生み出されているため、プロのニーズに答えられる程のエアロダイナミクスには期待できるはずだ。
その上で通気性を確保していることがSPECTRUMの特徴。シェル全体にベンチレーションホールを設ける設計ではなく、大きな口を開くホールとシェル内部の溝によりエアフローを生み出す設計を採用。頭上やサイド部分には通気口が設けられていないものの、前頭部の通気口から取り込まれた風はヘルメット内部を通り抜けてくれるため、熱がヘルメット内部にこもりにくい。
特に、サイド部分の通気口から後方の通気口が確認できるほど空気の通り道は確保されている。額部分から内部に入る風は、通気口が設けられていない前頭部に届く設計を採用。また、SPECTRUMにはINTEGRATED AIRFRAMEというパーツが組み込まれている。このパーツは額部分のパッドとシェル本体との間に空間を生み出すため、額のパッドに熱がこもりにくいはずだ。
大きな開口部を設けながらも、帽体は肉厚に作られているため、CE/EN、CPSC、AS/NZSといった安全規格をクリアするプロテクション性能を獲得。SPECTRUMは3ピース構造のアウターシェルとEPSフォームのインモールド成形で作られており、優れた安全性、通気性、エアロ性能を実現している。実測重量は303g(Lサイズ、カタログ重量は300g)。カタログ値ではSサイズ230g、Mサイズで260gだ。
SPECTRUMに使用されるアジャスターはRSR 10Mというもの。後頭部のサポーター位置を上下に調整できることはもちろん、サポーター自体が頭の曲線にフィットする形状とされているため、フィット感に優れていることが特徴だ。シェル後頭部に設けられたリフレクターと、メタリックシルバーにペイントされたアジャスターシステムにより、被視認性を確保していることもポイントだ。
サイズラインアップはS(51-55cm)、M(55-59cm)、L(59-62cm)という3種類。頭囲58cm、典型的な丸型頭を持つ筆者が今回Lサイズを試着。カタログ表記だけ見ると"L"はワンサイズ大きいと思われたが、実際にはアジャスターのダイヤルを回し切ることはなく、ベストフィットなポジションを見つけることができた。
帽体も丸型頭にマッチする真円に近い形状とされているため、シェルのどこかが頭に当たり痛みを引き起こすことはない。いわゆるアジアンフィットを求めている方でも着用することが可能だ。
ルディプロジェクト SPECTRUM
サイズ:S、M、L
重量:303g(Lサイズ、実測値)
カラー:TITANIUM STEALTH (MATTE)、WHITE - BLACK (MATTE)、RED - BLACK (MATTE-SHINY)、YELLOW FLUO - BLACK (MATTE)、PACIFIC BLUE - BLACK (MATTE)、BLACK - BRONZE (MATTE)
価格:31,000円(税抜)
ルディプロジェクト KEYBLADE
先述したSPECTRUMのBLACK-BRONZEカラーとのマッチングが非常に良いカラーのアイウェアが、KEYBLADEのラインアップに用意されている。SPECTRUM同様に高級感あふれるブロンズをメインカラーとし、こめかみ部分からブラックに変化していくデザインを採用。落ち着きのある大人なカラーリングに彩られており、ゴージャスなコーディネートができるはずだ。
KEYBLADEとは自転車のみならずランニングやアウトドアアクティビティで使いやすい2眼式スタイルの新モデル。通気性にフォーカスした設計が採用され、様々なテクノロジーが盛り込まれていることが特徴。
レンズ側に採用されたのはヴェント・コントローラーというテクノロジー。レンズのポジションを上下に段階で調整することができ、レンズを下方にセットした状態ではベンチレーションホールが現れる。レンズ位置によってアイウェア内側に入り込む空気の流れを調整することが可能となっている。レンズの下部にもベンチレーションホールが設けられている。
加えてKEYBLADEではフレーム上部に排気ポートを設ける「縦型パワーフローヴェントシステム」を採用している。テンプル部分やブリッジ部分のベンチレーションホールに加え、空気の通り道を増やすことでレンズの曇りを軽減。ヴェント・コントローラーシステムと合わせ、KEYBLADEには優れた通気性を期待できそうだ。
テンプルチップとノーズパッドは無段階に調整可能。ユーザーの顔の形にフィットした掛け心地を得られるため、長時間着用し続けてもストレスは少ないだろう。レンズは縦方向にもワイドなレンズを採用することで、広い視野を確保している。視力矯正レンズにも対応。重量は32g。
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フレームカラー:BRONZE FADE BLACK
レンズ:SMOKE
価格:16,500円(税抜)
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