2020/01/02(木) - 15:01
元旦恒例のDVV第6戦「GPスヴェンネイス」でマチュー・ファンデルポール(オランダ、アルペシン・フェニックス)が圧勝。女子はセイリン・デルカルメンアルバラード(オランダ)が、男子U23でアントワン・ブノワ(フランス)が勝利して新体制アルペシン・フェニックスが3カテゴリーを制覇。U23織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)は46位、積田連(SNEL CYCLOCROSS TEAM)は50位だった。
ベルギーのバールで開催されたDVVファルゼクリンゲン・トロフェー第6戦は、年明け早々1月1日の恒例レースとして親しまれれている大会。この街ゆかりのシクロクロスレジェンド、スヴェン・ネイス(現テレネット・フィデア監督)を称えて「GPスヴェンネイス」と呼ばれ、新体制のチームや、新機材、新デザインのジャージが披露される場としてもお馴染みだ。
今年の大きな流れはマチュー・ファンデルポールやセイリン・デルカルメンアルバラード(共にオランダ)が所属するコレンドン・サーカスがアルペシン・フェニックスに名称変更したほか、サーカス・ワンティゴベール(2019年までワンティ・グループゴベール)のシクロクロスチームであるトルマンス・シクロクロスチームが誕生し、好調のコルヌ・ファンケッセル(オランダ)とクィンティン・ヘルマンス(ベルギー)がテレネット・バロワーズから移籍したこと。また、コレンドン・サーカスから離脱したトム・メーウセン(ベルギー)はグループヘンス・マースコンテナーズのメンバーとなりレース活動を継続している。
EFエデュケーションファーストのモレノ・ホフランド(オランダ)と、新しいドゥクーニンク・クイックステップジャージに身を包んだゼネク・スティバル(チェコ)、そしてワンティのロードメンバーであるクサンドロ・ムーリッセ(ベルギー)が参加した男子レースでは、この日も世界王者ファンデルポールが主導権を握った。
序盤こそマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール)がリードしたものの、ファンデルポールがペースを上げるとかろうじてエリ・イゼルビッド(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール)が追従できたのみ。レース中盤にファンデルポールがもう一段加速すると、そのイゼルビッドも水を空けられた。
「このバールのコースはインターバルが多く、新年集まってくれる観客からも力をもらえるんだ。途中では毎年滑りやすい区間で一度落車したけれど、例年ほど危なくはなかったかな」というファンデルポールはこの日、余裕の走りで独走を続けた。
その後方ではイゼルビッドとファントーレンハウトのパウェルズサウゼン・ビンゴールコンビと、ファンケッセルとヘルマンスのトルマンスコンビ、そしてトーマス・ピッドコック(イギリス、トリニティレーシング)が激しい2位争いを繰り広げた。終盤に入ると下りのテーブルトップ区間でジャンプを披露するピッドコックがリードを稼ぎ、ここにジュニア時代からライバル関係を築いているイゼルビッドが合流。2人のランデブーは最終周回まで続き、最後は「ピっドコックも速かったけれど、自分は最終周回でも脚を残せていた」というイゼルビッドが先行。こうして表彰台のメンバーが選び出された。
「今回チームのスポンサーとなった2社にとっても素晴らしい勝利になった」と言うファンデルポールが圧勝した23秒後にイゼルビッドが入り、その17秒後にピッドコックが3位フィニッシュ。終盤のアタック合戦で遅れたファンケッセルは4位となり、新ジャージでのポディウム獲得はならなかった。
49名がエントリーした女子レースでは、序盤から新しいジャージに身を包むセイリン・デルカルメンアルバラード(オランダ、アルペシン・フェニックス)とアンマリー・ワースト(オランダ、777)が飛ばす展開に。1周目の下りテーブルトップ区間では先頭付近にいたルース・セルス(IKO・クレラン)が激しく落車する事態も起きた。
3周目に入ると「難しいコースだけど上手く走ることができた。アンマリー(ワースト)よりも今日は強く感じていた」と言うアルバラードがワーストを切り離して独走を開始する。後方からはオランダ王者のルシンダ・ブラント(オランダ、テレネット・バロワーズ)が2番手まで上げたものの、その時既にアルバラードは大きなリードを稼いでいた。
最後までペースを保ち続けたアルバラードが、目標とする世界選手権に向けて幸先良く2020年初勝利。11月から一度も表彰台を逃していない好調21歳がシーズン9勝目を射止めた。2位にはブラント、3位にはワースト、4位には欧州王者ヤラ・カステライン(オランダ、777)が入り、この日も上位をオランダ勢が独占することとなった。
また、U23男子レースには欧州遠征中の織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と積田連(SNEL CYCLOCROSS TEAM)が出場。勝利したアントワン・ブノワ(フランス、アルペシン・フェニックス)から6分44秒遅れの織田が46位で完走し、50位積田は惜しくも完走ならず。
「スタート直後の混戦で2,3回つまづいてしまったのですが、そこから混戦の中で前のパックに追いついて、そこから抜け出してを繰り返す展開でした。例年の氷ではありませんが、その分激マッドコンディションなので滑りやすく、選手たちもあちこちに飛んでいってしまう難しいレースでした。自分のコンディションは維持できていますし、レースにも慣れてきたので今後のレースでもさらに上げていきたいです」とは織田。積田は「スタートは上手く入れて、グリッドよりちょい上げくらい。自分としてはマッドコンディションにも慣れてきて収穫もあって、レースを楽しめました」と自身のSNSで報告している。
ベルギーのバールで開催されたDVVファルゼクリンゲン・トロフェー第6戦は、年明け早々1月1日の恒例レースとして親しまれれている大会。この街ゆかりのシクロクロスレジェンド、スヴェン・ネイス(現テレネット・フィデア監督)を称えて「GPスヴェンネイス」と呼ばれ、新体制のチームや、新機材、新デザインのジャージが披露される場としてもお馴染みだ。
今年の大きな流れはマチュー・ファンデルポールやセイリン・デルカルメンアルバラード(共にオランダ)が所属するコレンドン・サーカスがアルペシン・フェニックスに名称変更したほか、サーカス・ワンティゴベール(2019年までワンティ・グループゴベール)のシクロクロスチームであるトルマンス・シクロクロスチームが誕生し、好調のコルヌ・ファンケッセル(オランダ)とクィンティン・ヘルマンス(ベルギー)がテレネット・バロワーズから移籍したこと。また、コレンドン・サーカスから離脱したトム・メーウセン(ベルギー)はグループヘンス・マースコンテナーズのメンバーとなりレース活動を継続している。
EFエデュケーションファーストのモレノ・ホフランド(オランダ)と、新しいドゥクーニンク・クイックステップジャージに身を包んだゼネク・スティバル(チェコ)、そしてワンティのロードメンバーであるクサンドロ・ムーリッセ(ベルギー)が参加した男子レースでは、この日も世界王者ファンデルポールが主導権を握った。
序盤こそマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール)がリードしたものの、ファンデルポールがペースを上げるとかろうじてエリ・イゼルビッド(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール)が追従できたのみ。レース中盤にファンデルポールがもう一段加速すると、そのイゼルビッドも水を空けられた。
「このバールのコースはインターバルが多く、新年集まってくれる観客からも力をもらえるんだ。途中では毎年滑りやすい区間で一度落車したけれど、例年ほど危なくはなかったかな」というファンデルポールはこの日、余裕の走りで独走を続けた。
その後方ではイゼルビッドとファントーレンハウトのパウェルズサウゼン・ビンゴールコンビと、ファンケッセルとヘルマンスのトルマンスコンビ、そしてトーマス・ピッドコック(イギリス、トリニティレーシング)が激しい2位争いを繰り広げた。終盤に入ると下りのテーブルトップ区間でジャンプを披露するピッドコックがリードを稼ぎ、ここにジュニア時代からライバル関係を築いているイゼルビッドが合流。2人のランデブーは最終周回まで続き、最後は「ピっドコックも速かったけれど、自分は最終周回でも脚を残せていた」というイゼルビッドが先行。こうして表彰台のメンバーが選び出された。
「今回チームのスポンサーとなった2社にとっても素晴らしい勝利になった」と言うファンデルポールが圧勝した23秒後にイゼルビッドが入り、その17秒後にピッドコックが3位フィニッシュ。終盤のアタック合戦で遅れたファンケッセルは4位となり、新ジャージでのポディウム獲得はならなかった。
49名がエントリーした女子レースでは、序盤から新しいジャージに身を包むセイリン・デルカルメンアルバラード(オランダ、アルペシン・フェニックス)とアンマリー・ワースト(オランダ、777)が飛ばす展開に。1周目の下りテーブルトップ区間では先頭付近にいたルース・セルス(IKO・クレラン)が激しく落車する事態も起きた。
3周目に入ると「難しいコースだけど上手く走ることができた。アンマリー(ワースト)よりも今日は強く感じていた」と言うアルバラードがワーストを切り離して独走を開始する。後方からはオランダ王者のルシンダ・ブラント(オランダ、テレネット・バロワーズ)が2番手まで上げたものの、その時既にアルバラードは大きなリードを稼いでいた。
最後までペースを保ち続けたアルバラードが、目標とする世界選手権に向けて幸先良く2020年初勝利。11月から一度も表彰台を逃していない好調21歳がシーズン9勝目を射止めた。2位にはブラント、3位にはワースト、4位には欧州王者ヤラ・カステライン(オランダ、777)が入り、この日も上位をオランダ勢が独占することとなった。
また、U23男子レースには欧州遠征中の織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と積田連(SNEL CYCLOCROSS TEAM)が出場。勝利したアントワン・ブノワ(フランス、アルペシン・フェニックス)から6分44秒遅れの織田が46位で完走し、50位積田は惜しくも完走ならず。
「スタート直後の混戦で2,3回つまづいてしまったのですが、そこから混戦の中で前のパックに追いついて、そこから抜け出してを繰り返す展開でした。例年の氷ではありませんが、その分激マッドコンディションなので滑りやすく、選手たちもあちこちに飛んでいってしまう難しいレースでした。自分のコンディションは維持できていますし、レースにも慣れてきたので今後のレースでもさらに上げていきたいです」とは織田。積田は「スタートは上手く入れて、グリッドよりちょい上げくらい。自分としてはマッドコンディションにも慣れてきて収穫もあって、レースを楽しめました」と自身のSNSで報告している。
男子エリート結果
1位 | マチュー・ファンデルポール(オランダ、アルペシン・フェニックス) | 1:01:40 |
2位 | エリ・イゼルビッド(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール) | 0:23 |
3位 | トーマス・ピッドコック(イギリス、トリニティレーシング) | 0:41 |
4位 | コルヌ・ファンケッセル(オランダ、トルマンス・シクロクロスチーム) | 0:47 |
5位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール) | 0:50 |
6位 | クィンティン・ヘルマンス(ベルギー、トルマンス・シクロクロスチーム) | 1:13 |
7位 | ローレンス・スウィーク(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール) | 2:13 |
8位 | イェンス・アダムス(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール) | 2:25 |
9位 | ティム・メルリエ(ベルギー、クレアフィン・フリスタッズ) | 2:38 |
10位 | ジャンニ・フェルメールシュ(ベルギー、クレアフィン・フリスタッズ) | 2:45 |
女子レース結果
1位 | セイリン・デルカルメンアルバラード(オランダ、アルペシン・フェニックス) | 45:19 |
2位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、テレネット・バロワーズ) | 0:56 |
3位 | アンマリー・ワースト(オランダ、777) | 1:04 |
4位 | ヤラ・カステライン(オランダ、777) | 1:40 |
5位 | エヴァ・リヒナー(イタリア、クレアフィン・フリスタッズ) | 1:57 |
6位 | キャサリン・コンプトン(アメリカ、トレック・ナイトコンポジット) | 2:06 |
7位 | ブランカカータ・ヴァス(ルーマニア) | 2:23 |
8位 | エレン・ファンロイ(ベルギー、テレネット・バロワーズ) | 2:35 |
9位 | サンヌ・カント(ベルギー、IKO・クレラン) | 2:42 |
10位 | ラウラ・フェルドンショット(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール) | 2:52 |
男子U23結果
1位 | アントワン・ブノワ(フランス、アルペシン・フェニックス) | 49:01 |
2位 | ティモ・キーリッヒ(ベルギー、クレアフィン・フリスタッズ) | 0:02 |
3位 | イェンティル・ベカールト(ベルギー、テレネット・バロワーズ) | 0:07 |
46位 | 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 6:44 |
50位 | 積田連(SNEL CYCLOCROSS TEAM) | LAP |
Text:So.Isobe
Photo:CorVos,Pigmon
Photo:CorVos,Pigmon
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