2019/12/17(火) - 17:07
2015年のチーム設立からJプロツアーに参戦しているヴィクトワール広島。節目の5年目となった2019年シーズンはチーム史上初の優勝を実現し、チームランキングも5位で終えた。飛躍を期す2020年はUCIコンチネンタルチームとして登録し、Jプロツアーに加えて国際レースにも参戦予定。選手もチーム史上最多の11名に大幅増員し、戦力増強を図った。以下、チームリリースより紹介する。
初優勝、過去最高のランキング5位 来季はコンチネンタル登録しさらなる飛躍へ
チームランキング「6位必達」を目標に掲げスタートした2019シーズン。前半は思うような結果が残せず苦しみましたが、東広島サイクルロードレース、広島クリテリウムという7月のホーム2連戦で2日連続のシングルリザルトを達成し、浮上のきっかけをつかみました。2ヶ月後の9月7日、群馬CSC交流戦で谷順成が初優勝を飾り、チームにとっても設立以来5年にして初めての優勝をもたらしました。 その後も好調を維持し、最終的に目標を上回る年間ランキング5位でシーズンを終えることができました。
第2回開催となった広島クリテリウムは、昨年を上回る8,000人以上を集め、大いに盛り上がりました。前日には新設された東広島サイクルロードレースが行われ、今季は合計4レースが地元広島で開催されました。弊チームでは3度の観戦ツアーを開催し、昨年までJPTで走っていた藤川淳アンバサダーの解説付きで、観戦に不慣れな初心者にも自転車ロードレースを楽しんでもらう取り組みを行い、好評をいただきました。
来季は、UCIコンチネンタルチームとして国際レースにも積極的に参戦する予定です。2015年より中四国初のプロ自転車ロードレースチームとして活動してきましたが、2020年からは中四国唯一のコンチネンタルチームとして活動の場を広げていきます。
2020シーズンに向けて
12月7日(土)、来シーズンへ向けたチームの契約会が行われ、2020年シーズンの新体制が決定しました。2019年の所属選手6名のうち2名が退団。コンチネンタル登録に必要な10名以上という条件を満たすため、また国際レース参戦に向けて戦力を補強するため7名の選手を獲得しました。 来季は継続の4名を含む11名の選手とアンバサダー1名という布陣で臨みます。新加入7名のうち2名は来春大学卒業予定で、1名は2000年生まれの19歳。今後は若手選手の育成にも力を入れていきます。
新加入の原田裕成(26)は、チームブリヂストンサイクリングに所属していた2018年にツアー・オブ・ジャパン堺国際クリテリウムで優勝。ツール・ド・北海道2016やツール・ ド・熊野2017でも個人タイムトライアルでシングル順位を獲得するなど、実力の高さを発揮しています。ホストチームとして臨むホームレース「広島クリテリウム」での活躍が期待される選手です。
また、トラックレースでもアジア大会銀メダル、全日本選手権優勝など輝かしい成績を残しており、今季は8月のJBCFトラックチャンピオンシップで男子ポイントレース優勝、個人パーシュート3位になっています。
ロードレースはJプロツアー、UCI国際レースともヴィクトワール広島の選手として出場しますが、トラック競技に関しては来季も現在所属しているシエルブルー鹿屋から出場します。
シマノレーシングから移籍した小山貴大(23)は、ジュニア時代から全日本選手権など大舞台で上位に食い込み活躍してきました。2019年シーズンは苦しいシーズンとなりましたが、新天地で再起を目指します。
U23日本代表(ロード強化指定選手)の冨尾大地(22)も、原田同様、ロードレースのみヴィクトワール広島から出場します。今季はJAPANのユニフォームを着て出場したツアー・オブ・ ジャパンで61位、全日本選手権大会ロードレースU23 26位など健闘している若手実力派です。
原田・冨尾両選手は鹿児島を拠点に、シエルブルー鹿屋から国体を含むトラックレースへ出場し、ヴィクトワール広島ではロードレースに参戦します。どちらの競技でも存分に力を発揮できるよう、シエルブルー鹿屋と協力体制を取ってゆきます。
今季に続きキャプテンを務めるのは藤岡克磨(28)。来季の目標について「現状より下がることはあってはいけないので、5位必達。4位を目標にしていきたい。個人的には1勝したい」と話し、「チーム練習日以外も声をかけあって、3人以上で一緒に練習できるようにしたい。特に新卒の2人は自分が面倒を見る」とチーム強化への意気込みを新たにしていました。
監督も兼任する中山卓士代表は、「Jプロツアー2020年シーズンは、愛三工業レーシングの復帰や新チーム参入もあって、より厳しい戦いになることが予想される。今季の5位より上へ食い込んでいくのは簡単なことではないが、常に先を狙いたい。広島市の市街地で行われるホームレース・広島クリテリウムでは、これまで8位がチームとしての最高位。地元の皆さんの応援にこたえるためにも、来季は必ず表彰台に立ってもらいたい」と選手に檄を飛ばしました。
また、来季からコンチネンタルチーム登録し、本格参戦する国際レースに関しても「10位以内に入ってUCIポイントを獲得し、2021年はアジアツアー参戦も視野に入れて活動していきたい」と意欲を示しました。
使用機材
2020シーズンは、新たにBOMAのフレーム・ホイールを使用して戦っていくこととなりました。ディスクブレーキを導入し、軽さと剛性を重視した「allumer-disc」を使用します。BOMAは、カーボン繊維商社を前身とし、カーボンを知り尽くした株式会社ASK TRADINGのオリジナルブランド。今後はチームとしてフレームの開発にも関わってゆくことも視野に入れて、ともに戦ってまいります。
2020年新ユニフォーム
来季は国際レースにも積極的に参戦します。これまで以上にハイレベルな厳しいレースに果敢にチャレンジする姿勢や意志を炎で表し、また日本を象徴する太陽をモチーフとすることで国際舞台でもアピールしたいとの思いから、太陽フレアのデザインを取り入れました。チームカラーであるオレンジと黒をベースに、控えめに、かつ力強い炎を表現しています。
ヴィクトワール広島 2020年チーム体制
藤岡克磨 ※キャプテン
白川幸希
中川 智
桂 慶浩
新加入 原田裕成 ※トラック競技は引き続きシエルブルー鹿屋から出場
新加入 小山貴大 ※シマノレーシングより移籍
新加入 冨尾大地 ※トラック競技は引き続きシエルブルー鹿屋から出場
新加入 真鍋諒太※マトリックスパワータグより移籍
新加入 大塚 航※マトリックスパワータグより移籍
新加入 西田優大 ※関西大学卒業
新加入 平林楓輝 ※明星大学卒業
藤川 淳※アンバサダー
初優勝、過去最高のランキング5位 来季はコンチネンタル登録しさらなる飛躍へ
チームランキング「6位必達」を目標に掲げスタートした2019シーズン。前半は思うような結果が残せず苦しみましたが、東広島サイクルロードレース、広島クリテリウムという7月のホーム2連戦で2日連続のシングルリザルトを達成し、浮上のきっかけをつかみました。2ヶ月後の9月7日、群馬CSC交流戦で谷順成が初優勝を飾り、チームにとっても設立以来5年にして初めての優勝をもたらしました。 その後も好調を維持し、最終的に目標を上回る年間ランキング5位でシーズンを終えることができました。
第2回開催となった広島クリテリウムは、昨年を上回る8,000人以上を集め、大いに盛り上がりました。前日には新設された東広島サイクルロードレースが行われ、今季は合計4レースが地元広島で開催されました。弊チームでは3度の観戦ツアーを開催し、昨年までJPTで走っていた藤川淳アンバサダーの解説付きで、観戦に不慣れな初心者にも自転車ロードレースを楽しんでもらう取り組みを行い、好評をいただきました。
来季は、UCIコンチネンタルチームとして国際レースにも積極的に参戦する予定です。2015年より中四国初のプロ自転車ロードレースチームとして活動してきましたが、2020年からは中四国唯一のコンチネンタルチームとして活動の場を広げていきます。
2020シーズンに向けて
12月7日(土)、来シーズンへ向けたチームの契約会が行われ、2020年シーズンの新体制が決定しました。2019年の所属選手6名のうち2名が退団。コンチネンタル登録に必要な10名以上という条件を満たすため、また国際レース参戦に向けて戦力を補強するため7名の選手を獲得しました。 来季は継続の4名を含む11名の選手とアンバサダー1名という布陣で臨みます。新加入7名のうち2名は来春大学卒業予定で、1名は2000年生まれの19歳。今後は若手選手の育成にも力を入れていきます。
新加入の原田裕成(26)は、チームブリヂストンサイクリングに所属していた2018年にツアー・オブ・ジャパン堺国際クリテリウムで優勝。ツール・ド・北海道2016やツール・ ド・熊野2017でも個人タイムトライアルでシングル順位を獲得するなど、実力の高さを発揮しています。ホストチームとして臨むホームレース「広島クリテリウム」での活躍が期待される選手です。
また、トラックレースでもアジア大会銀メダル、全日本選手権優勝など輝かしい成績を残しており、今季は8月のJBCFトラックチャンピオンシップで男子ポイントレース優勝、個人パーシュート3位になっています。
ロードレースはJプロツアー、UCI国際レースともヴィクトワール広島の選手として出場しますが、トラック競技に関しては来季も現在所属しているシエルブルー鹿屋から出場します。
シマノレーシングから移籍した小山貴大(23)は、ジュニア時代から全日本選手権など大舞台で上位に食い込み活躍してきました。2019年シーズンは苦しいシーズンとなりましたが、新天地で再起を目指します。
U23日本代表(ロード強化指定選手)の冨尾大地(22)も、原田同様、ロードレースのみヴィクトワール広島から出場します。今季はJAPANのユニフォームを着て出場したツアー・オブ・ ジャパンで61位、全日本選手権大会ロードレースU23 26位など健闘している若手実力派です。
原田・冨尾両選手は鹿児島を拠点に、シエルブルー鹿屋から国体を含むトラックレースへ出場し、ヴィクトワール広島ではロードレースに参戦します。どちらの競技でも存分に力を発揮できるよう、シエルブルー鹿屋と協力体制を取ってゆきます。
今季に続きキャプテンを務めるのは藤岡克磨(28)。来季の目標について「現状より下がることはあってはいけないので、5位必達。4位を目標にしていきたい。個人的には1勝したい」と話し、「チーム練習日以外も声をかけあって、3人以上で一緒に練習できるようにしたい。特に新卒の2人は自分が面倒を見る」とチーム強化への意気込みを新たにしていました。
監督も兼任する中山卓士代表は、「Jプロツアー2020年シーズンは、愛三工業レーシングの復帰や新チーム参入もあって、より厳しい戦いになることが予想される。今季の5位より上へ食い込んでいくのは簡単なことではないが、常に先を狙いたい。広島市の市街地で行われるホームレース・広島クリテリウムでは、これまで8位がチームとしての最高位。地元の皆さんの応援にこたえるためにも、来季は必ず表彰台に立ってもらいたい」と選手に檄を飛ばしました。
また、来季からコンチネンタルチーム登録し、本格参戦する国際レースに関しても「10位以内に入ってUCIポイントを獲得し、2021年はアジアツアー参戦も視野に入れて活動していきたい」と意欲を示しました。
使用機材
2020シーズンは、新たにBOMAのフレーム・ホイールを使用して戦っていくこととなりました。ディスクブレーキを導入し、軽さと剛性を重視した「allumer-disc」を使用します。BOMAは、カーボン繊維商社を前身とし、カーボンを知り尽くした株式会社ASK TRADINGのオリジナルブランド。今後はチームとしてフレームの開発にも関わってゆくことも視野に入れて、ともに戦ってまいります。
2020年新ユニフォーム
来季は国際レースにも積極的に参戦します。これまで以上にハイレベルな厳しいレースに果敢にチャレンジする姿勢や意志を炎で表し、また日本を象徴する太陽をモチーフとすることで国際舞台でもアピールしたいとの思いから、太陽フレアのデザインを取り入れました。チームカラーであるオレンジと黒をベースに、控えめに、かつ力強い炎を表現しています。
ヴィクトワール広島 2020年チーム体制
藤岡克磨 ※キャプテン
白川幸希
中川 智
桂 慶浩
新加入 原田裕成 ※トラック競技は引き続きシエルブルー鹿屋から出場
新加入 小山貴大 ※シマノレーシングより移籍
新加入 冨尾大地 ※トラック競技は引き続きシエルブルー鹿屋から出場
新加入 真鍋諒太※マトリックスパワータグより移籍
新加入 大塚 航※マトリックスパワータグより移籍
新加入 西田優大 ※関西大学卒業
新加入 平林楓輝 ※明星大学卒業
藤川 淳※アンバサダー