2019/12/17(火) - 19:22
シマノから新作のグラベルレーシングシューズ「RX8」が登場。ロード&MTBシューズのテクノロジーを活かし、ペダリング効率と歩行性を両立した高性能なモデルに仕上がる。クロスカントリーやシクロクロスレースにも最適な「XC7」、トレイルサイクリングにマッチする「ME4」と合わせて紹介しよう。
シマノ RX8
シマノ RX8(シルバー) photo:Yuto.Murata
アメリカを中心に爆発的な広がりを見せ、日本にも浸透し始めてきた「グラベル」のカテゴリー。ロードでもMTBでもない、新たな自転車の楽しみ方に合わせ新登場したシマノのSPDシューズが「RX8」である。ロードシューズの軽量性とパワー伝達性を引き継ぎながら、オフロードシューズらしい歩行性も持ち合わせており、両モデルの良い点をかけ合わせ誕生したグラベルレーシングシューズに仕上がる。
アッパーのデザインは2020モデルの新作ロードシューズ「RC5」と同様の、Boa®フィットシステム+ベルクロのスタイルを採用。ワイヤーが締め込まれる位置を足の外側にオフセットさせることで、甲に圧迫感のないよう工夫されている。また、足先を左右から包み込むシマノ特有のサラウンドラップアッパーも快適な履き心地に貢献しているポイントだ。
新作のRC5と同じフィッティングデザイン、左右から包み込むサラウンドラップアッパーが快適性を高める
多数の通気孔が設けられたアッパー、流行りのカモ柄も特徴的だ
オフロードライドで擦れやすいつま先にバンパーを設けることでアッパーを保護
Boa®ダイヤルはトップモデルにも採用される「IP1」で、締める緩めるの両方向に調整が可能なほか、上に引き上げるとリリースされるため素早い着脱にも役立つ。アッパーには随所にベンチレーションホールを空け通気性を確保、グラベル/アドベンチャー用途で泥や砂埃を被っても見栄えのするカモ柄のデザインも特徴的だ。
最大の特長はロードシューズにも負けない265gという軽量性で、その要因は新開発されたアウトソールにある。XC/CX向けのMTBシューズはグリップを重視したトレッドパターンによってどうしても重さがあるものの、このRX8は歩行性を重視した比較的小さなパッドとすることで重量増を抑えている。乾いたジープロードを何時間も走る本場のグラベルレースに最適化されたデザインという訳だ。
グラベル用途に最適化された小さめのトレッドが特徴のカーボンソール
踵に装備されたヒールカップがホールド感を高めてくれる
足型に合わせてアーチパッドを交換できるタイプのインソールが付属する
レーススペックのフルカーボンソールも軽量化に貢献。ソール剛性はオフロードシューズの中で2番目に高い”10”に設定され、優れたペダリング効率を発揮してくれるだろう。それでいて、広い範囲にスリップ/キズ防止のパッドが配されているためラフなアドベンチャーライドでも安心だ。踵に装備されたヒールスタビライザーもホールド感を高めてくれる。
シルバーとブラックの2カラー展開で、ともに限定モデルとなるため購入はお早めに。40~44サイズで販売され、価格は27,500円(税抜)だ。
シマノ RX8
ソール素材:カーボン(剛性値:10)
重量:265g(42サイズ)
サイズ:40~44
カラー:シルバー、ブラック
価格:27,500円(税抜)
シマノ XC7
シマノ XC7(レッド)
XCレーシングシューズのセカンドグレードとして継続展開される「XC7」。アウトソールにカーボンファイバー強化ナイロンを使用しレース向けの剛性感を持たせたモデルだ。剛性値はシマノのオフロードシューズで3番目に高い”9”。グリップ性能に優れたラバー素材を使用したミシュランアウトソールは、泥ハケも良いトレッドパターンでスパイクマウントも備わっている。
アッパーはフィット感を追求したしなやかなシンセティックレザーで履き心地も良く、随所にベンチレーションホールを空けることで通気性も確保している。オフロード用途での耐久性を高めるため、擦れ防止のバンパーもつま先と踵部分に配置。踵にはホールド感を高めるヒールスタビライザーも備わっている。
つま先のワイヤールーティングを変えることで好みのフィット感に調整できる
アッパーには多数のベンチレーションホールを空け通気性を高めている
カーボンファイバー強化ナイロンで剛性を確保、グリップに優れたミシュランアウトソールを採用
ホールド感を高めるヒールスタビライザーも装備
ミシュラン製のラバーソールとバンパーがつま先を保護
Boa®ダイヤルを2個搭載したフィッティングシステムで、より細かな締め付けの調整が可能。前足部にはS-PHYREモデルにも採用されているパワーゾーンワイヤーガイドが装備され、ワイヤーのルーティングを変えることで好みのフィット感に調整することもできる。ダイヤルは締める方向にのみ回せて、上に引き上げるとリリースされる”L6”としている。
あらゆる足型の人にマッチするよう日本国内ではワイドタイプの展開で、ブラックは38~48までの幅広いサイズを揃える。限定カラーのレッドは40~44のサイズ展開だ。価格は25,000円(税抜)。
シマノ XC7
ソール素材:カーボンファイバー強化ナイロン(剛性値:9)
重量:326g(42サイズ)
カラー&サイズ:ブラック38~48、レッド40~44
※ワイドタイプのみ
価格:25,000円(税抜)
シマノ ME4
シマノ ME4(ブラック/ブルー)
オフロードシューズの中でも、ソールの剛性を抑えたエンデューロ/トレイル用途にマッチするモデルが「ME4」だ。剛性値”5”のグラスファイバーコンポジットナイロンソールには、歩きやすさと路面へのグリップを確保したラバートレッドが隈なく配置され、バイクを降りるシーンでも快適な使い心地に仕上がる。
シンセティックレザーのアッパーには随所に通気孔が空けられているほか、つま先と踵を保護するTPU素材も配され耐久性を高めている。Boa®のL6ダイヤル1個とベルクロ2本のフィッティングスタイルで、細かな締めつけ感の調整も可能だ。ベルクロストラップは上下で位置をずらしており、甲にかかる圧力を分散させ快適な履き心地を追求している。
上下のストラップ位置をずらすことで甲にかかる圧力を分散させている
アッパーに大きく入れられた”ME4”のモデル名
ラバーのアウトソールと摩耗性に優れたTPU素材がつま先を保護
アッパー随所にベンチレーションホールが空けられ通気性を確保する
グラスファイバーコンポジットナイロンにラバートレッドを設けたソール
踵部分を始めアッパー内側はクッション性に優れた作りになっており、長時間の着用でもストレスは少ないはず。つま先に余裕を持たせた”ボリューム+”のラスト形状を採用することで歩行時の快適性も高めている。ブラック/ブルーとブラックの2カラー展開で、ともに限定発売モデル。40~44サイズで販売され、価格は16,000円(税抜)だ。
シマノ ME4
ソール素材:グラスファイバーコンポジットナイロン(剛性値:5)
重量:339g(42サイズ)
サイズ:40~44
カラー:ブラック/ブルー、ブラック
価格:16,000円(税抜)
シマノ RX8
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アメリカを中心に爆発的な広がりを見せ、日本にも浸透し始めてきた「グラベル」のカテゴリー。ロードでもMTBでもない、新たな自転車の楽しみ方に合わせ新登場したシマノのSPDシューズが「RX8」である。ロードシューズの軽量性とパワー伝達性を引き継ぎながら、オフロードシューズらしい歩行性も持ち合わせており、両モデルの良い点をかけ合わせ誕生したグラベルレーシングシューズに仕上がる。
アッパーのデザインは2020モデルの新作ロードシューズ「RC5」と同様の、Boa®フィットシステム+ベルクロのスタイルを採用。ワイヤーが締め込まれる位置を足の外側にオフセットさせることで、甲に圧迫感のないよう工夫されている。また、足先を左右から包み込むシマノ特有のサラウンドラップアッパーも快適な履き心地に貢献しているポイントだ。
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Boa®ダイヤルはトップモデルにも採用される「IP1」で、締める緩めるの両方向に調整が可能なほか、上に引き上げるとリリースされるため素早い着脱にも役立つ。アッパーには随所にベンチレーションホールを空け通気性を確保、グラベル/アドベンチャー用途で泥や砂埃を被っても見栄えのするカモ柄のデザインも特徴的だ。
最大の特長はロードシューズにも負けない265gという軽量性で、その要因は新開発されたアウトソールにある。XC/CX向けのMTBシューズはグリップを重視したトレッドパターンによってどうしても重さがあるものの、このRX8は歩行性を重視した比較的小さなパッドとすることで重量増を抑えている。乾いたジープロードを何時間も走る本場のグラベルレースに最適化されたデザインという訳だ。
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シルバーとブラックの2カラー展開で、ともに限定モデルとなるため購入はお早めに。40~44サイズで販売され、価格は27,500円(税抜)だ。
シマノ RX8
ソール素材:カーボン(剛性値:10)
重量:265g(42サイズ)
サイズ:40~44
カラー:シルバー、ブラック
価格:27,500円(税抜)
シマノ XC7
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XCレーシングシューズのセカンドグレードとして継続展開される「XC7」。アウトソールにカーボンファイバー強化ナイロンを使用しレース向けの剛性感を持たせたモデルだ。剛性値はシマノのオフロードシューズで3番目に高い”9”。グリップ性能に優れたラバー素材を使用したミシュランアウトソールは、泥ハケも良いトレッドパターンでスパイクマウントも備わっている。
アッパーはフィット感を追求したしなやかなシンセティックレザーで履き心地も良く、随所にベンチレーションホールを空けることで通気性も確保している。オフロード用途での耐久性を高めるため、擦れ防止のバンパーもつま先と踵部分に配置。踵にはホールド感を高めるヒールスタビライザーも備わっている。
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あらゆる足型の人にマッチするよう日本国内ではワイドタイプの展開で、ブラックは38~48までの幅広いサイズを揃える。限定カラーのレッドは40~44のサイズ展開だ。価格は25,000円(税抜)。
シマノ XC7
ソール素材:カーボンファイバー強化ナイロン(剛性値:9)
重量:326g(42サイズ)
カラー&サイズ:ブラック38~48、レッド40~44
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シマノ ME4
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シンセティックレザーのアッパーには随所に通気孔が空けられているほか、つま先と踵を保護するTPU素材も配され耐久性を高めている。Boa®のL6ダイヤル1個とベルクロ2本のフィッティングスタイルで、細かな締めつけ感の調整も可能だ。ベルクロストラップは上下で位置をずらしており、甲にかかる圧力を分散させ快適な履き心地を追求している。
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シマノ ME4
ソール素材:グラスファイバーコンポジットナイロン(剛性値:5)
重量:339g(42サイズ)
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カラー:ブラック/ブルー、ブラック
価格:16,000円(税抜)
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