2019/11/11(月) - 15:59
サイクルモードのブースレポート第5弾をお届け。ブロンプトンやナイナーの新作をお披露目したミズタニ自転車、ブランドの世界観溢れる展示を行ったダイアテック、小林製薬が手掛けるスポーツサプリメントのピクノレーサー、ノースウェーブの試着が盛況だったウインクレルをピックアップした。
ミズタニ自転車:ブロンプトンのE-BIKEモデル、ナイナーのフルサスグラベルバイクを初お披露目
ミズタニ自転車ブースでまず目に飛び込んできたのがフォールディングバイクブランドのブロンプトン。試乗車を10台近く用意し、実際に乗ってもらうことで見た目や機能性だけでなく走りの良さもアピールする。昨今はロードバイクで走り回るだけでなく、自転車を通した”体験”を重視するサイクリストも増えており、気軽に持ち運べたり輪行できたりが可能なブロンプトンも注目を集めているとのこと。
今回、イギリス本国ではすでに販売されているE-BIKEモデルが国内初披露されたことがトピック。フロントハブにモーターを搭載しており、フロントバッグを模したバッテリーを採用するなど通常モデルと変わらないスマートな見た目に仕上がる。また、旅をテーマにした特別仕様のExploreエディションも個性の出る1台となっている。
国内でもグラベルカテゴリーが少しずつ盛り上がりを見せる中、注目したいブランドがナイナーだ。グラベルロードのRLT9はカーボン、アルミ、スチールの3タイプがラインアップしており、予算やライドスタイルに合わせた選択ができる。さらには、世界的な話題を呼んだフルサスグラベルロードMCR 9 RDOも初お披露目され、機材ギークたちから熱い視線を集めていた。
DMTはニットシューズを拡充しており、トップモデルのKR1に加えSH1とKR3という2つのモデルをラインアップに追加。各モデルを試着することもでき、しなやかなニット素材によるフィット感の良さを体感できたことだろう。タンやヒール部分まで1枚のアッパーで繋がった靴下のような一体成型構造が採用されており、包み込むような履き心地を実現している。
その他、日本人にもマッチするアジアンフィットのヘルメットを展開するカーマー、ディスクロードのラインアップを増やしたグエルチョッティ、新作のグラベルタイヤを並べたコンチネンタル、フラット座面のサドルを拡充したセッレSMPなどをアピールした。
ダイアテック:各社の世界観をプッシュ グラインデューロやマックオフ、エンヴィの新型SESホイールも
ジロやエンヴィ、ローター、ムーツ、ブルックス、レザイン、アソス、ノグなど、世界のハイブランドを数多く取り扱うダイアテック。今年のサイクルモードでは取り扱うブランドごとに分かれた展示で各社の世界観を表現し、各ブースではCO2ボンベを使ったビード上げやバイク拭き上げなど、見るだけには留まらない体験型イベントが多く開催されていた。
中でも注目は、日本初開催を行なったグラインデューロ。イベントのフィニッシャーだけが撮影できる「あのフォトブース」が再現されたほか、日本人にぴったり合うようになったヘルメットやシューズの新作・新カラーの展示やフィッティングコーナーも。特にヘルメットのアジアンフィットには大きな注目が集まっており「ジロなのにぴったり被れる!」「今までよりもサイズが一回り小さくなった!」と喜びの声が多く上がっていた。
ダイアテックが新たに取り扱いをスタートさせたのがケミカルブランドのマックオフ。ポップなグラフィックとは裏腹にツール・ド・フランスを制したエガン・ベルナルなど、チームイネオスの活躍を陰ながらに支える実力派で、オイル類や洗車アイテム、撥水コート剤まで一揃え。ブースでは水入らずで拭き上げ洗浄可能な「ウォーターレスクリーナー」を使った実演も。屋外洗車が厳しい都会派サイクリストには嬉しいアイテムだ。
その他、エンヴィブースでは初公開の新型ホイール「SES3.4 AR DISC」や、マルチリンク・フロントサスペンションを手がけるTrustでは178mmという大トラベルの新型「SHOUT」の展示も行われていた。
ピクノレーサー:小林製薬が手掛けるパフォーマンス向上のためのスポーツサプリメント
小林製薬初のスポーツニュートリション製品であるピクノレーサーがサイクルモードに初出展。自転車のアルカンシェルを模したレインボーのパッケージが特徴的で、水と一緒に摂取する顆粒タイプのサプリメントとなっている。主に持久系のスポーツでのパフォーマンスアップを目指した成分が配合されており、自転車はもちろんランニングや水泳、トライアスロンなどをやる人にも効果は高いだろう。
身体の調子を整える抗酸化物質を多く含んだピクノジェノールを主成分としており、継続して摂取することでパフォーマンスアップが見込めるという。また、筋肉の合成を促す成分として知られるBCAAや身体を活性化させるアルギニンも豊富に含んでおり、運動の前後で摂取することによってその成分が効果的に働いてくれる。
現在はネットでの通信販売のみとしているが、ユーザーの反応を見て実店舗での販売も検討するという。国際的なアンチドーピング認証も得ているためプロアスリートでも安心して使用することができる。全ての含有成分を細かに公表しており、大手製薬会社が手掛ける製品として非常に信頼の置ける品質を実現している。
ウインクレル:ノースウェーブのシューズ試着が盛況、サンタクルズも各モデルを展示
ウインクレルブースで多くの人を集めていたのがノースウェーブの試着コーナー。主要なロードモデルはほぼ全て試着用シューズを用意する気合の入れぶりで、サイズ合わせはもちろんモデルごとの履き心地の違いなども体感することができた。2020ラインアップは、フラッグシップモデルのラスト形状を下位グレードに落とし込んでおり多くのモデルで履き心地をアップデートさせている。
また、この時期に注目なのが防寒性能を高めたウインターシューズだろう。足首まで覆う構造とし冷たい風をシャットアウトするとともに、防風防水機能の高い裏起毛のゴアテックス素材を使用することで足先を温かく保ってくれる。シューズカバーを使用せずともつま先が寒くなく、外でのライドが億劫になる冬でも快適なトレーニングが行えるはずだ。
ノースウェーブは昨今アパレル類にも力を入れており、イタリアンブランドらしいユニークでポップなデザインのジャージも多数展開している。比較的リーズナブルな価格で販売されており、2019年モデルも国内入荷分はすでに完売したほど。店頭で見かけた際はぜひ手にとって見て欲しい。
下り系オフロードライダーから高い人気を誇るサンタクルズコーナーでは、エクストリームなマウンテンライディング動画を流しており足を止めて見入る人も。クロスカントリーからダウンヒルまで多彩なMTBをラインアップしている。また、11月16・17日に富士見高原で開催されるENSのゲストとして、世界的なDHチームであるサンタクルズシンジケートのメンバーも来日するという。
その他、シートチューブのないY字フレームが特徴的なトライアスロンバイクを手掛けるダイヤモンドバイクス、オフロードライドに最適なアパレル類を展開するION(アイオン)、世界的なトライアスロンブランドROKA(ロカ)をアピールした。
ハンドメイドバイシクル:ビルダーのこだわりが詰まった個性的なバイクが大集合
サイクルモードの中でもニッチな空間としてコアな自転車ファンを楽しませたハンドメイドバイシクルコレクション。マスプロメーカーとは一味違う個性的なバイクが多数並び、実際にブースに立つビルダーの皆さんとお話をしてそのこだわりを聞くことができた。スチールフレームを中心に、チタンやカーボンなども組み合わせ、かつ独創的な造形や手間のかかった表面処理&塗装などを施したスペシャルな1台を各々展示していた。以下、各ブランドをフォトレポートしていこう。
text&photo:CW編集部
ミズタニ自転車:ブロンプトンのE-BIKEモデル、ナイナーのフルサスグラベルバイクを初お披露目
ミズタニ自転車ブースでまず目に飛び込んできたのがフォールディングバイクブランドのブロンプトン。試乗車を10台近く用意し、実際に乗ってもらうことで見た目や機能性だけでなく走りの良さもアピールする。昨今はロードバイクで走り回るだけでなく、自転車を通した”体験”を重視するサイクリストも増えており、気軽に持ち運べたり輪行できたりが可能なブロンプトンも注目を集めているとのこと。
今回、イギリス本国ではすでに販売されているE-BIKEモデルが国内初披露されたことがトピック。フロントハブにモーターを搭載しており、フロントバッグを模したバッテリーを採用するなど通常モデルと変わらないスマートな見た目に仕上がる。また、旅をテーマにした特別仕様のExploreエディションも個性の出る1台となっている。
国内でもグラベルカテゴリーが少しずつ盛り上がりを見せる中、注目したいブランドがナイナーだ。グラベルロードのRLT9はカーボン、アルミ、スチールの3タイプがラインアップしており、予算やライドスタイルに合わせた選択ができる。さらには、世界的な話題を呼んだフルサスグラベルロードMCR 9 RDOも初お披露目され、機材ギークたちから熱い視線を集めていた。
DMTはニットシューズを拡充しており、トップモデルのKR1に加えSH1とKR3という2つのモデルをラインアップに追加。各モデルを試着することもでき、しなやかなニット素材によるフィット感の良さを体感できたことだろう。タンやヒール部分まで1枚のアッパーで繋がった靴下のような一体成型構造が採用されており、包み込むような履き心地を実現している。
その他、日本人にもマッチするアジアンフィットのヘルメットを展開するカーマー、ディスクロードのラインアップを増やしたグエルチョッティ、新作のグラベルタイヤを並べたコンチネンタル、フラット座面のサドルを拡充したセッレSMPなどをアピールした。
ダイアテック:各社の世界観をプッシュ グラインデューロやマックオフ、エンヴィの新型SESホイールも
ジロやエンヴィ、ローター、ムーツ、ブルックス、レザイン、アソス、ノグなど、世界のハイブランドを数多く取り扱うダイアテック。今年のサイクルモードでは取り扱うブランドごとに分かれた展示で各社の世界観を表現し、各ブースではCO2ボンベを使ったビード上げやバイク拭き上げなど、見るだけには留まらない体験型イベントが多く開催されていた。
中でも注目は、日本初開催を行なったグラインデューロ。イベントのフィニッシャーだけが撮影できる「あのフォトブース」が再現されたほか、日本人にぴったり合うようになったヘルメットやシューズの新作・新カラーの展示やフィッティングコーナーも。特にヘルメットのアジアンフィットには大きな注目が集まっており「ジロなのにぴったり被れる!」「今までよりもサイズが一回り小さくなった!」と喜びの声が多く上がっていた。
ダイアテックが新たに取り扱いをスタートさせたのがケミカルブランドのマックオフ。ポップなグラフィックとは裏腹にツール・ド・フランスを制したエガン・ベルナルなど、チームイネオスの活躍を陰ながらに支える実力派で、オイル類や洗車アイテム、撥水コート剤まで一揃え。ブースでは水入らずで拭き上げ洗浄可能な「ウォーターレスクリーナー」を使った実演も。屋外洗車が厳しい都会派サイクリストには嬉しいアイテムだ。
その他、エンヴィブースでは初公開の新型ホイール「SES3.4 AR DISC」や、マルチリンク・フロントサスペンションを手がけるTrustでは178mmという大トラベルの新型「SHOUT」の展示も行われていた。
ピクノレーサー:小林製薬が手掛けるパフォーマンス向上のためのスポーツサプリメント
小林製薬初のスポーツニュートリション製品であるピクノレーサーがサイクルモードに初出展。自転車のアルカンシェルを模したレインボーのパッケージが特徴的で、水と一緒に摂取する顆粒タイプのサプリメントとなっている。主に持久系のスポーツでのパフォーマンスアップを目指した成分が配合されており、自転車はもちろんランニングや水泳、トライアスロンなどをやる人にも効果は高いだろう。
身体の調子を整える抗酸化物質を多く含んだピクノジェノールを主成分としており、継続して摂取することでパフォーマンスアップが見込めるという。また、筋肉の合成を促す成分として知られるBCAAや身体を活性化させるアルギニンも豊富に含んでおり、運動の前後で摂取することによってその成分が効果的に働いてくれる。
現在はネットでの通信販売のみとしているが、ユーザーの反応を見て実店舗での販売も検討するという。国際的なアンチドーピング認証も得ているためプロアスリートでも安心して使用することができる。全ての含有成分を細かに公表しており、大手製薬会社が手掛ける製品として非常に信頼の置ける品質を実現している。
ウインクレル:ノースウェーブのシューズ試着が盛況、サンタクルズも各モデルを展示
ウインクレルブースで多くの人を集めていたのがノースウェーブの試着コーナー。主要なロードモデルはほぼ全て試着用シューズを用意する気合の入れぶりで、サイズ合わせはもちろんモデルごとの履き心地の違いなども体感することができた。2020ラインアップは、フラッグシップモデルのラスト形状を下位グレードに落とし込んでおり多くのモデルで履き心地をアップデートさせている。
また、この時期に注目なのが防寒性能を高めたウインターシューズだろう。足首まで覆う構造とし冷たい風をシャットアウトするとともに、防風防水機能の高い裏起毛のゴアテックス素材を使用することで足先を温かく保ってくれる。シューズカバーを使用せずともつま先が寒くなく、外でのライドが億劫になる冬でも快適なトレーニングが行えるはずだ。
ノースウェーブは昨今アパレル類にも力を入れており、イタリアンブランドらしいユニークでポップなデザインのジャージも多数展開している。比較的リーズナブルな価格で販売されており、2019年モデルも国内入荷分はすでに完売したほど。店頭で見かけた際はぜひ手にとって見て欲しい。
下り系オフロードライダーから高い人気を誇るサンタクルズコーナーでは、エクストリームなマウンテンライディング動画を流しており足を止めて見入る人も。クロスカントリーからダウンヒルまで多彩なMTBをラインアップしている。また、11月16・17日に富士見高原で開催されるENSのゲストとして、世界的なDHチームであるサンタクルズシンジケートのメンバーも来日するという。
その他、シートチューブのないY字フレームが特徴的なトライアスロンバイクを手掛けるダイヤモンドバイクス、オフロードライドに最適なアパレル類を展開するION(アイオン)、世界的なトライアスロンブランドROKA(ロカ)をアピールした。
ハンドメイドバイシクル:ビルダーのこだわりが詰まった個性的なバイクが大集合
サイクルモードの中でもニッチな空間としてコアな自転車ファンを楽しませたハンドメイドバイシクルコレクション。マスプロメーカーとは一味違う個性的なバイクが多数並び、実際にブースに立つビルダーの皆さんとお話をしてそのこだわりを聞くことができた。スチールフレームを中心に、チタンやカーボンなども組み合わせ、かつ独創的な造形や手間のかかった表面処理&塗装などを施したスペシャルな1台を各々展示していた。以下、各ブランドをフォトレポートしていこう。
text&photo:CW編集部
Amazon.co.jp
【小林製薬公式】ピクノレーサー
小林製薬
ピクノジェノール-PB 30日分
DHC(ディー・エイチ・シー)