2019/10/29(火) - 15:10
引退を決心したマルセル・キッテル。ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのレース終了後、さいたまスーパーアリーナ内にて「Thanks!KITTEL PARTY」が約70名のファンを集め開催された。ファンたちが今までの活躍に感謝の気持ちを贈る心暖まる会になった。
さいたまクリテリウムには過去5回出場しレースを盛り上げるとともに、来日の度にファンサービスでも多くのファンの期待に応えてくれたマルセル・キッテル。2019年途中での現役引退となったが、今大会はアンバサダーとして来日。大会を大いに盛り上げた。まだ活躍できる年齢での引退は惜しまれるところだが、これまでの感謝の気持ちを直接伝えようという「Thanks!KITTEL PARTY」が開催された。ツール・ド・フランス帯同レポートでおなじみ目黒誠子さんがレポートします。
会場はさいたまスーパーアリーナ内の「TOIRO」。クリテリウムが行われたアリーナの4階にあるラウンジルームで、ここが「Thanks! KITTEL PARTY」の会場となりました。レースを見終えた参加者が続々と集まり、受付ではキッテルの顔写真がプリントされたオリジナルTシャツ「Thanks!KITTEL Tシャツ」がプレゼントされました。
会場にはテーブルが用意され、それぞれグループに振り分けられます。配られたオリジナルTシャツに着替えてキッテルの到着を待つ参加者たち。キッテル本人が到着すると、キャー!ワー!と大歓声。会場は大いに盛り上がります。
パーティの最初の時間はキッテルが全テーブルをまわり、一人一人に対して写真撮影やサインに応じる交流会。キッテルに会えたことに感激し、思わず泣きだしてしまう人も少なくなく、都内から来た青木さんと中村さんは「感激して涙が出しゃいました…」と。「2014年からキッテルのファン。今日も声をかけたら沿道で立ち止まってくれて…。選手としてはもちろんのこと、人としても尊敬します。日本に来てくれるのがとても楽しみだった。引退しても、また日本に来てほしい!」
長野から来た親子は「アルゴス・シマノ時代からのファンで、キッテルに会いにさいたまに毎年来ています。」と、オリジナルTシャツにサインをもらいキッテルとの3ショットを撮れたことをとても喜んでいた。キッテルに手作りのプレゼントを渡し、キッテルもうれしそう!
キッテルファン歴5年以上のゆーみんさんがキッテルのファンになったきっかけはアニメの弱虫ペダルだった。弱虫ペダルで自転車に興味を持ち、選手名鑑を眺めていたら「なにこのイケメンは!」と衝撃を受けた選手が何を隠そうキッテル。「かっこよすぎ」。それ以降、「ツイッターを通してのファンコミュニティがどんどん増えて行ったんです」。この日もツイッター仲間との交流を楽しんでいました。
キッテルの活躍で一番印象に残っているのは「どれも~!選べない…」。「でも、スプリントシーンはすべて素敵で脳裏に焼きついているけれど、敢えて言うなら、シャンゼリゼでクリストフと勝負し、最後に競りあって勝った2014年のツール・ド・フランスは、本当に忘れられない!」と声を弾ませる。
「自転車界、特にドイツの自転車界を盛り上げた一人ですよね。引退は残念だけどこれからも活躍してくれると思います」と、この冬男の子を授かる予定のキッテルに「うちの息子とおそろいなの」とスタイ(よだれかけ)のプレゼント。「OH! アリガトウ!」と満面の笑顔になるキッテル。「家族と一緒に居たいという気持ちはわかるし、彼らしい選択ですよね」。
お母さんに連れられて親子三人で参加していたのは吉田莉望(りの)ちゃん、茉愛(まな)ちゃん姉妹。妹の茉愛ちゃんが闘病生活を送っていた頃に訪れたさいたまクリテでは、少し遠くでファンサービスに応じていたキッテルに声援を送ったが届かずがっかりしていたところ、ふと莉望ちゃんの存在に気付いたキッテルが、なんとわざわざ戻り、自身がかぶっていたアルゴスの帽子をふいに莉望ちゃんにかぶせてくれた! 闘病生活が続いて、不安と絶望だらけの生活を送っていた家族にとって『「がんばろう!」ととても勇気づけられた瞬間だった』と話してくれました。
「それ以降も私たちのことを覚えていてくれて。キッテルはさいたまに来ると必ず声をかけてくれます。本当に私たちにとって光の存在です」と涙ぐむ。会場では全員分のメッセージを書いてキッテルにプレゼントするというフラッグが用意されており、一生懸命書き込んでいました。
会場脇には29枚のキッテルの写真が並ぶ「フォトコンテスト」も。希望写真を3枚選び受付用紙を提出すると、後日現像された写真が送られてくるというサービス。過去5回参加のさいたまクリテを楽しむキッテルの写真が並んでおり、お宝写真の数々に「どれを選んだらよいか迷っちゃいます」と参加者は頭を悩ませていました。
「キッテルへの質問!Q&Aカード」も配られ、交流会のあとに質問コーナーが行われる予定でしたが、交流会に多くの時間が割かれてしまったため質問コーナーは省略。
最後に、全員のメッセージが書かれたフラッグをプレゼントする2名を抽選。キッテルが引いた番号の参加者はどちらも赤ちゃん連れで「ベイビーズ!」とキッテルも顔をほころばせていました。確かに会場は家族連れが多い。フラッグはキッテルにプレゼントされ、全員で記念写真を撮りあっという間の一時間は終了。「また日本に来てね!」「Thanks! KITTEL PARTY」参加者は皆とても満足そうに帰っていました。
photo&text:Seiko.Meguro
さいたまクリテリウムには過去5回出場しレースを盛り上げるとともに、来日の度にファンサービスでも多くのファンの期待に応えてくれたマルセル・キッテル。2019年途中での現役引退となったが、今大会はアンバサダーとして来日。大会を大いに盛り上げた。まだ活躍できる年齢での引退は惜しまれるところだが、これまでの感謝の気持ちを直接伝えようという「Thanks!KITTEL PARTY」が開催された。ツール・ド・フランス帯同レポートでおなじみ目黒誠子さんがレポートします。
会場はさいたまスーパーアリーナ内の「TOIRO」。クリテリウムが行われたアリーナの4階にあるラウンジルームで、ここが「Thanks! KITTEL PARTY」の会場となりました。レースを見終えた参加者が続々と集まり、受付ではキッテルの顔写真がプリントされたオリジナルTシャツ「Thanks!KITTEL Tシャツ」がプレゼントされました。
会場にはテーブルが用意され、それぞれグループに振り分けられます。配られたオリジナルTシャツに着替えてキッテルの到着を待つ参加者たち。キッテル本人が到着すると、キャー!ワー!と大歓声。会場は大いに盛り上がります。
パーティの最初の時間はキッテルが全テーブルをまわり、一人一人に対して写真撮影やサインに応じる交流会。キッテルに会えたことに感激し、思わず泣きだしてしまう人も少なくなく、都内から来た青木さんと中村さんは「感激して涙が出しゃいました…」と。「2014年からキッテルのファン。今日も声をかけたら沿道で立ち止まってくれて…。選手としてはもちろんのこと、人としても尊敬します。日本に来てくれるのがとても楽しみだった。引退しても、また日本に来てほしい!」
長野から来た親子は「アルゴス・シマノ時代からのファンで、キッテルに会いにさいたまに毎年来ています。」と、オリジナルTシャツにサインをもらいキッテルとの3ショットを撮れたことをとても喜んでいた。キッテルに手作りのプレゼントを渡し、キッテルもうれしそう!
キッテルファン歴5年以上のゆーみんさんがキッテルのファンになったきっかけはアニメの弱虫ペダルだった。弱虫ペダルで自転車に興味を持ち、選手名鑑を眺めていたら「なにこのイケメンは!」と衝撃を受けた選手が何を隠そうキッテル。「かっこよすぎ」。それ以降、「ツイッターを通してのファンコミュニティがどんどん増えて行ったんです」。この日もツイッター仲間との交流を楽しんでいました。
キッテルの活躍で一番印象に残っているのは「どれも~!選べない…」。「でも、スプリントシーンはすべて素敵で脳裏に焼きついているけれど、敢えて言うなら、シャンゼリゼでクリストフと勝負し、最後に競りあって勝った2014年のツール・ド・フランスは、本当に忘れられない!」と声を弾ませる。
「自転車界、特にドイツの自転車界を盛り上げた一人ですよね。引退は残念だけどこれからも活躍してくれると思います」と、この冬男の子を授かる予定のキッテルに「うちの息子とおそろいなの」とスタイ(よだれかけ)のプレゼント。「OH! アリガトウ!」と満面の笑顔になるキッテル。「家族と一緒に居たいという気持ちはわかるし、彼らしい選択ですよね」。
お母さんに連れられて親子三人で参加していたのは吉田莉望(りの)ちゃん、茉愛(まな)ちゃん姉妹。妹の茉愛ちゃんが闘病生活を送っていた頃に訪れたさいたまクリテでは、少し遠くでファンサービスに応じていたキッテルに声援を送ったが届かずがっかりしていたところ、ふと莉望ちゃんの存在に気付いたキッテルが、なんとわざわざ戻り、自身がかぶっていたアルゴスの帽子をふいに莉望ちゃんにかぶせてくれた! 闘病生活が続いて、不安と絶望だらけの生活を送っていた家族にとって『「がんばろう!」ととても勇気づけられた瞬間だった』と話してくれました。
「それ以降も私たちのことを覚えていてくれて。キッテルはさいたまに来ると必ず声をかけてくれます。本当に私たちにとって光の存在です」と涙ぐむ。会場では全員分のメッセージを書いてキッテルにプレゼントするというフラッグが用意されており、一生懸命書き込んでいました。
会場脇には29枚のキッテルの写真が並ぶ「フォトコンテスト」も。希望写真を3枚選び受付用紙を提出すると、後日現像された写真が送られてくるというサービス。過去5回参加のさいたまクリテを楽しむキッテルの写真が並んでおり、お宝写真の数々に「どれを選んだらよいか迷っちゃいます」と参加者は頭を悩ませていました。
「キッテルへの質問!Q&Aカード」も配られ、交流会のあとに質問コーナーが行われる予定でしたが、交流会に多くの時間が割かれてしまったため質問コーナーは省略。
最後に、全員のメッセージが書かれたフラッグをプレゼントする2名を抽選。キッテルが引いた番号の参加者はどちらも赤ちゃん連れで「ベイビーズ!」とキッテルも顔をほころばせていました。確かに会場は家族連れが多い。フラッグはキッテルにプレゼントされ、全員で記念写真を撮りあっという間の一時間は終了。「また日本に来てね!」「Thanks! KITTEL PARTY」参加者は皆とても満足そうに帰っていました。
photo&text:Seiko.Meguro
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