2019/08/06(火) - 18:51
ツールのプロバイク特集第4弾は、中盤マイヨジョーヌ着用し、総合敢闘賞を獲得、ステージ2勝、個人総合成績5位でフランスを沸かせたジュリアン・アラフィリップ(フランス)を擁するドゥクーニンク・クイックステップが使用したスペシャライズドのS-Worksシリーズを紹介します。
スペシャライズド S-Works Tarmac、Venge、ShivTT
中盤でマイヨジョーヌを着用し総合敢闘賞を獲得、ステージ2勝、個人総合成績5位でフランスを沸かせたジュリアン・アラフィリップ(フランス)や、ステージ1勝を挙げたエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)などを擁し、今年のツールドフランスで大健闘したドゥクーニンク・クイックステップ。
チームが使うバイクはスペシャライズドの軽量オールラウンドモデルのTarmacと、エアロモデルのVenge。TTステージでは発表されたばかりのShiv TT Discを使用し、もちろん全てが最高峰モデルのS-Worksだ。
ドゥクーニンク・クイックステップの使用バイク3モデルは全てディスクブレーキで統一され、リムブレーキ版のバイクは唯一スペアのTTバイクに残るのみ。終盤までマイヨジョーヌを守り続けたアラフィリップは山岳でも平坦でもTarmac Discを愛用。ステージ1勝を挙げたスプリンターのヴィヴィアーニや、カスパー・アスグリーン(デンマーク)らはS-Works Venge Discを使用する場面が多かった。チームカーに搭載されていたスペアバイクはTarmacが大半を占めていた。
アラフィリップがマイヨジョーヌを獲得して以降、彼のバイクにはマイヨジョーヌカラーがあしらわれることに。スパカズのバーテープとK-Edgeのコンピュータマウント、そしてタックスのボトルケージがイエローに取り替えられていた。
ホイールはRovalのCLX 50 DISCが装備され、タイヤはスペシャライズドのS-WORKS TURBOシリーズ。チューブラーをメインで使用したが、休息日には転がり抵抗低減とハンドリング性能の向上を図った新作チューブレスタイヤのS-Works Turbo Rapid Airが発表され、話題を呼んだ。最終日にはエンリク・マス(スペイン)らがこのS-Works Turbo Rapid Airを使いシャンゼリゼの石畳を駆けた。
コンポーネントはR9170系DURA-ACE Di2で、ハンドルとステムはシマノのパーツブランド「プロ」の供給を受ける。アラフィリップはVIBE SUPERLIGHTハンドルとVIBEステムを組み合わせて使用し、選手によってはハンドルクランプを前側から留める供給専用のアルミステムを使っていた。Vengeには(他ブランドの製品を取り付け可能にも関わらず)PRO製品は使われず、同バイクの専用設計ステム/ハンドルが使用されていた。
チームはツール前哨戦からShiv TT Discを使用し、ホイールの組み合わせはフロントがRoval CLX 64 DISC、リアが321 DISC BRAKE REAR CARBON。TTバー先端に取り付けるシフトスイッチは新型のSW-R9160で統一されている模様。グリップ部分にはバーテープではなく滑り止めのヤスリが巻いてあった。
ほとんどのTTバイクにはPOWERサドルではなく、既に廃盤となっているスペシャライズドのTTSサドル(滑り止め加工済み)が取り付けられていたことにも注目したい。
text:Michinari.TAKAGI
photo:Makoto.AYANO
スペシャライズド S-Works Tarmac、Venge、ShivTT
中盤でマイヨジョーヌを着用し総合敢闘賞を獲得、ステージ2勝、個人総合成績5位でフランスを沸かせたジュリアン・アラフィリップ(フランス)や、ステージ1勝を挙げたエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)などを擁し、今年のツールドフランスで大健闘したドゥクーニンク・クイックステップ。
チームが使うバイクはスペシャライズドの軽量オールラウンドモデルのTarmacと、エアロモデルのVenge。TTステージでは発表されたばかりのShiv TT Discを使用し、もちろん全てが最高峰モデルのS-Worksだ。
ドゥクーニンク・クイックステップの使用バイク3モデルは全てディスクブレーキで統一され、リムブレーキ版のバイクは唯一スペアのTTバイクに残るのみ。終盤までマイヨジョーヌを守り続けたアラフィリップは山岳でも平坦でもTarmac Discを愛用。ステージ1勝を挙げたスプリンターのヴィヴィアーニや、カスパー・アスグリーン(デンマーク)らはS-Works Venge Discを使用する場面が多かった。チームカーに搭載されていたスペアバイクはTarmacが大半を占めていた。
アラフィリップがマイヨジョーヌを獲得して以降、彼のバイクにはマイヨジョーヌカラーがあしらわれることに。スパカズのバーテープとK-Edgeのコンピュータマウント、そしてタックスのボトルケージがイエローに取り替えられていた。
ホイールはRovalのCLX 50 DISCが装備され、タイヤはスペシャライズドのS-WORKS TURBOシリーズ。チューブラーをメインで使用したが、休息日には転がり抵抗低減とハンドリング性能の向上を図った新作チューブレスタイヤのS-Works Turbo Rapid Airが発表され、話題を呼んだ。最終日にはエンリク・マス(スペイン)らがこのS-Works Turbo Rapid Airを使いシャンゼリゼの石畳を駆けた。
コンポーネントはR9170系DURA-ACE Di2で、ハンドルとステムはシマノのパーツブランド「プロ」の供給を受ける。アラフィリップはVIBE SUPERLIGHTハンドルとVIBEステムを組み合わせて使用し、選手によってはハンドルクランプを前側から留める供給専用のアルミステムを使っていた。Vengeには(他ブランドの製品を取り付け可能にも関わらず)PRO製品は使われず、同バイクの専用設計ステム/ハンドルが使用されていた。
チームはツール前哨戦からShiv TT Discを使用し、ホイールの組み合わせはフロントがRoval CLX 64 DISC、リアが321 DISC BRAKE REAR CARBON。TTバー先端に取り付けるシフトスイッチは新型のSW-R9160で統一されている模様。グリップ部分にはバーテープではなく滑り止めのヤスリが巻いてあった。
ほとんどのTTバイクにはPOWERサドルではなく、既に廃盤となっているスペシャライズドのTTSサドル(滑り止め加工済み)が取り付けられていたことにも注目したい。
text:Michinari.TAKAGI
photo:Makoto.AYANO
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