2010/04/24(土) - 19:45
Bboxブイグテレコムチームのジロ・デ・イタリアの出場最終メンバーに名前を連ねた新城幸也。日本人選手のジロ出場は、1990年の市川雅俊、95年の今中大介、2002年の野寺秀徳に次ぐ4人目となる。今季最初の大きな目標に向けて、今の心境を聞いた。
― Bboxブイグテレコムでの2シーズン目、ここまで走ってみてどうですか?
「去年の同じ時期よりも走っているレース数は少ないですが、調子よく仕上がってきています。今年はシーズン始めに体調を崩したこともあって、ここまでのレース数はちょっと少なめなんですよね。ただ暖かくなってきましたし、レースでも調子よく走れるようになってきました」。
― 今季の目標は?
「まずはジロ・デ・イタリアに出て、ステージ優勝することです。ジロに向けて、まずは前哨戦ともいわれているジロ・デル・トレンティーノとジロ・デラッペニーノに出場します。この2レースではビッグ選手がたくさん出場するから、プロツアーレースのようなハイレベルなレースになると思うので、そこでレースの感覚を磨いて、コンディションをあげていきたいですね」。
― ジロ・デ・イタリアでは、どんな走りをしたいですか?
「もちろんステージ優勝を狙っていきます。調子のいい日や自分向きのコースで狙っていきたいですね! アップダウンのコースや、集団でのスプリントでもチャンスはあると思っています。
またジロで結果を残すことが、ツール・ド・フランスのセレクションにも影響するので、いい走りをしたいと思っています」。
― ツール・ド・フランス出場も大きな目標ですね?
「ツールでも”出場”だけでなくて、ステージ優勝を狙っています。昨年、自分にとって初めて走るグランツールが、ツール・ド・フランスだったことはとてもいい経験になりました。今は3週間のステージレースに対して不安はありません。1年目にしてステージ優勝をする選手がいるので、ツールでのステージ優勝は現実的な目標になっています」。
― ほかに狙っているレースはありますか?
「出場できればですけど、世界選手権、全日本選手権、ジャパンカップなども頑張りたいと思っているレースです」。
― 目標である2大ツール出場に向けて、どんな練習をしていますか?
「自分はレースを走って、調子を上げるタイプなので、レースでは優勝を狙うだけでなくて、しっかりと追い込むことが大事だと思っています。これまでのレースでは、まだツメの部分で力を充分に出せていません。だから追い込んでさらにコンディションをあげたいと思います。ふだんの練習にはタイムトライアルやスプリントの練習を取り入れています」。
― フランスでの生活はどうですか?
「今はナント郊外のチームの合宿所に住んでいますが、フランスでの生活は8年目になります。チームのメンバーともいい雰囲気です。サテライトチームから上がってきた選手や、元ブイグの選手だったマッサーやメカニックが多いので、ブイグテレコムは家族のようなチームなんですよね。大好きなチームです」。
― 新城選手の次に続く日本人選手をどう捉えていますか?
「若い日本人選手が活躍してくれることは大歓迎です!『負けないぞ?!』って自分のモチベーションが高まりますからね。そのために、いま自分がヨーロッパのレースシーンに『日本人は強い』ってイメージを与えていきたい。それが、次の選手につながっていけばといいと思っています」。
※インタビューは4月16日現在のものです。
interview&photo:Sonoko.TANAKA
― Bboxブイグテレコムでの2シーズン目、ここまで走ってみてどうですか?
「去年の同じ時期よりも走っているレース数は少ないですが、調子よく仕上がってきています。今年はシーズン始めに体調を崩したこともあって、ここまでのレース数はちょっと少なめなんですよね。ただ暖かくなってきましたし、レースでも調子よく走れるようになってきました」。
― 今季の目標は?
「まずはジロ・デ・イタリアに出て、ステージ優勝することです。ジロに向けて、まずは前哨戦ともいわれているジロ・デル・トレンティーノとジロ・デラッペニーノに出場します。この2レースではビッグ選手がたくさん出場するから、プロツアーレースのようなハイレベルなレースになると思うので、そこでレースの感覚を磨いて、コンディションをあげていきたいですね」。
― ジロ・デ・イタリアでは、どんな走りをしたいですか?
「もちろんステージ優勝を狙っていきます。調子のいい日や自分向きのコースで狙っていきたいですね! アップダウンのコースや、集団でのスプリントでもチャンスはあると思っています。
またジロで結果を残すことが、ツール・ド・フランスのセレクションにも影響するので、いい走りをしたいと思っています」。
― ツール・ド・フランス出場も大きな目標ですね?
「ツールでも”出場”だけでなくて、ステージ優勝を狙っています。昨年、自分にとって初めて走るグランツールが、ツール・ド・フランスだったことはとてもいい経験になりました。今は3週間のステージレースに対して不安はありません。1年目にしてステージ優勝をする選手がいるので、ツールでのステージ優勝は現実的な目標になっています」。
― ほかに狙っているレースはありますか?
「出場できればですけど、世界選手権、全日本選手権、ジャパンカップなども頑張りたいと思っているレースです」。
― 目標である2大ツール出場に向けて、どんな練習をしていますか?
「自分はレースを走って、調子を上げるタイプなので、レースでは優勝を狙うだけでなくて、しっかりと追い込むことが大事だと思っています。これまでのレースでは、まだツメの部分で力を充分に出せていません。だから追い込んでさらにコンディションをあげたいと思います。ふだんの練習にはタイムトライアルやスプリントの練習を取り入れています」。
― フランスでの生活はどうですか?
「今はナント郊外のチームの合宿所に住んでいますが、フランスでの生活は8年目になります。チームのメンバーともいい雰囲気です。サテライトチームから上がってきた選手や、元ブイグの選手だったマッサーやメカニックが多いので、ブイグテレコムは家族のようなチームなんですよね。大好きなチームです」。
― 新城選手の次に続く日本人選手をどう捉えていますか?
「若い日本人選手が活躍してくれることは大歓迎です!『負けないぞ?!』って自分のモチベーションが高まりますからね。そのために、いま自分がヨーロッパのレースシーンに『日本人は強い』ってイメージを与えていきたい。それが、次の選手につながっていけばといいと思っています」。
※インタビューは4月16日現在のものです。
interview&photo:Sonoko.TANAKA