2019/07/22(月) - 10:51
クォータやスラム、ジップなど多くのブランドを取り扱うインターマックスが2020モデルの展示会を開催。METの新型オールマウンテンヘルメットやスラムのeTap AXSシリーズなど新製品が並んだ。
世界初の12速無線電動変速コンポーネントであるeTap AXSの発表で話題を呼んだスラムのロードコンポーネントを取り扱うインターマックスが都内で展示会を開催した。4月に発表された同コンポーネントが変わらぬ注目を集める中、新たな製品もお披露目された。
中でも大きいのが、イタリアのヘルメットブランドであるMET。UAEチームエミレーツも使用するブランドとして、高い性能と人気を集めるブランドでもある。ハイエンドモデルであるTRENTAはもちろん、コストパフォーマンスに優れるエアロモデルのMANTAやセミエアロモデルのRIVALEなど、トレンドに即したラインアップを有している。
今回発表されたのは、ロードモデルではなくMTBモデル。それも下り寄りのオールマウンテンモデルだ。新作の「パラシュートMCR」の特徴は、既存のDH用モデル「パラシュートHES」同様のフルフェイスモデルでありながら、チンガードが取り外し可能なコンパーチブル仕様となっている点。
登りや担ぎでは呼吸がしやすいようにチンガードを外し、下りでは安全性を確保するために取り付けるという使用方法は、登りも下りも現れるエンデューロやオールマウンテンといった用途にぴったりだ。
モデル名に冠されたMCRとは「MAGNETIC CHINBAR RELEASE」システムの略。マグネットバックルなどで有名なフィドロック社との共同開発による着脱システムは、しっかりとした固定力と容易にフルフェイスとオープンスタイルを使い分けることができる利便性を兼ね備えている。
また、脳へのダメージを軽減するMipsを搭載しているほか、バイザーにも柔軟な素材を使用することで頭や首へかかる回転力を軽減する設計だ。安全面に関しては、チンバーに関する唯一の標準試験であるASTMの認証をクリアしている。コンパーチブル仕様でありながら、ASTMの定めるたわみ限界を40~50%上回る強度を有しているという。フィッティングシステムにはBOAを採用し、きめ細かく装着感を調整できる。
数少ない着脱式チンバーを採用したヘルメットに新たな選択肢が加わったことを喜ぶMTBライダーは多いのではないだろうか。さらに、METはパラシュートMCRのほかにも、新作を準備中とのこと、今後の情報にも期待したい。
イタリアのクォータは2020モデルラインアップを発表。新作の追加など大きな変更は無いが、クォータのKATCH(キャッチ)シリーズのカーボンハンドル&ステムへグレードアップできるSNSキャンペーンを開催している。詳細は最寄りの取扱店にて確認してほしい。また、今年の目玉であるスラムのeTap AXSシリーズはREDおよびFORCE両グレードともに変わらぬ注目を集めていたほか、ジップの2020ラインアップも展示されていた。
他にもデダチャイストラーダやリッチー、ルコックスポルティフ、ホルメンコールやレックマウントなど、インターマックスが取り扱うブランドがずらりと並んだ展示会の様子は下記のフォトレポートより。
text&photo:Naoki.Yasuoka
世界初の12速無線電動変速コンポーネントであるeTap AXSの発表で話題を呼んだスラムのロードコンポーネントを取り扱うインターマックスが都内で展示会を開催した。4月に発表された同コンポーネントが変わらぬ注目を集める中、新たな製品もお披露目された。
中でも大きいのが、イタリアのヘルメットブランドであるMET。UAEチームエミレーツも使用するブランドとして、高い性能と人気を集めるブランドでもある。ハイエンドモデルであるTRENTAはもちろん、コストパフォーマンスに優れるエアロモデルのMANTAやセミエアロモデルのRIVALEなど、トレンドに即したラインアップを有している。
今回発表されたのは、ロードモデルではなくMTBモデル。それも下り寄りのオールマウンテンモデルだ。新作の「パラシュートMCR」の特徴は、既存のDH用モデル「パラシュートHES」同様のフルフェイスモデルでありながら、チンガードが取り外し可能なコンパーチブル仕様となっている点。
登りや担ぎでは呼吸がしやすいようにチンガードを外し、下りでは安全性を確保するために取り付けるという使用方法は、登りも下りも現れるエンデューロやオールマウンテンといった用途にぴったりだ。
モデル名に冠されたMCRとは「MAGNETIC CHINBAR RELEASE」システムの略。マグネットバックルなどで有名なフィドロック社との共同開発による着脱システムは、しっかりとした固定力と容易にフルフェイスとオープンスタイルを使い分けることができる利便性を兼ね備えている。
また、脳へのダメージを軽減するMipsを搭載しているほか、バイザーにも柔軟な素材を使用することで頭や首へかかる回転力を軽減する設計だ。安全面に関しては、チンバーに関する唯一の標準試験であるASTMの認証をクリアしている。コンパーチブル仕様でありながら、ASTMの定めるたわみ限界を40~50%上回る強度を有しているという。フィッティングシステムにはBOAを採用し、きめ細かく装着感を調整できる。
数少ない着脱式チンバーを採用したヘルメットに新たな選択肢が加わったことを喜ぶMTBライダーは多いのではないだろうか。さらに、METはパラシュートMCRのほかにも、新作を準備中とのこと、今後の情報にも期待したい。
イタリアのクォータは2020モデルラインアップを発表。新作の追加など大きな変更は無いが、クォータのKATCH(キャッチ)シリーズのカーボンハンドル&ステムへグレードアップできるSNSキャンペーンを開催している。詳細は最寄りの取扱店にて確認してほしい。また、今年の目玉であるスラムのeTap AXSシリーズはREDおよびFORCE両グレードともに変わらぬ注目を集めていたほか、ジップの2020ラインアップも展示されていた。
他にもデダチャイストラーダやリッチー、ルコックスポルティフ、ホルメンコールやレックマウントなど、インターマックスが取り扱うブランドがずらりと並んだ展示会の様子は下記のフォトレポートより。
text&photo:Naoki.Yasuoka
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